41.夢にまで見た寝具
「それでは長めの物はこちらとあちら
半袖はこちらと短めの物はそちらで
羽織りはあちら、下着はこちらで履物はあちら。
あと色違いの物をご用意するという事で
よろしいでしょうか?」
「は、はい。ありがとうございます。」
「では私共はすぐに取り掛かりますので
失礼させていただきます。」
「えぇ、頼みますよ。明朝には立つので
早めにお願いします。」
「かしこまりました。」
「あ、あの凄いですね。
あーやって服を作るんですね。」
「おやタクミ殿は服の作り方は
ご存知なかったですか?」
「えぇ、作ってもらうの初めてで。」
「そうでしたか。
まず、採寸の魔法でタクミ殿のお姿を
擬似的に作り出しそこに反物を合わせ
色を選びその姿に合わせて
魔法で糸を使い縫い合わせ仕立てていきます。
この魔法は女性の方が得意で
スキルを磨くのも中々時間がかかる物なので
子供の頃に母から娘へと糸紡ぎから始めて
成長の過程で繕い物を教えてスキルを磨きます。
そしてスキルが伸びたものは
仕立て屋などに見習いとして住み込みで
働き始めさらにスキルを磨いていきます。
ある程度のスキルを持つとやはり伸び悩みが
出てきますのでそこからさらにスキルを伸ばし
その道のプロとして貴婦人のドレスを作るような
職人となるもの。
又は先ほどの者のように、このような屋敷で
仕える者たちの洋服を縫ったり直したりする
仕事に就くものがおります。
本来なら店の者を呼び寄せ支度を
したかったのですが明日の朝までに衣服を
間に合わせるにはどうしても難しく
それであれば旅用の物だけ用意できればと
ヘンリー様に言われまして、こうして
失礼ながらあの者たちに作らせております。
最終目的地に着きましたらまた、お洋服を
仕立てますのでどうぞご容赦ください。」
「えっ!アーロンさん。
大丈夫です!全然あの方々の洋服で
俺はなーーーんの問題もありません。
下着から熱帯地用と寒冷地用、それから
その着替えを各ワンセットとさらに羽織りや
靴まで用意してもらったので十分ですよ!」
「今のところはそうしておきましょう。
洋服は随時必要な時に作れば良いですね。」
「そ、そうですか。
はい、わ、わかりました。」
「では次へ参りましょう。
まず贈り物の1つはこの部屋に
準備させていただきます。」
チリーン
アーロンさんが何だか不思議な音色の
鈴を鳴らした。
少し光っている。
すると
「およびでしょうか?」
「あぁ、頼んでおいた物をこちらへ
持ってきてくれますか?」
「かしこまりました。」
召使いの男性が部屋を出て者の数秒で
ノックがなる。
「どうぞ。」
「失礼致します。」
男性が小柄な男性を後ろに連れて戻ってきた。
「こちらへお出ししてください。」
「へい、承知しやした。」
するとアイテムボックスを開き
中の物を取り出した。
俺は自分の目を疑った。
そうそこには夢にまで見た
特大のベッドと特大の掛け布団に
シーツ、カバーとそれに枕が置かれていた!
「アーロンさん!これって?!」
「はい、3人でも寝られるよう
特大サイズでご用意致しました。
お気に召していただけましたか?」
「気にいるも何も!
嬉しくて飛び跳ねそうですよ!
ありがとうございます!
触ってもいいですか?」
「もちろんですとも。
タクミ殿の寝具ですから。
ぜひさわり心地など
確かめてください。」
「は、はいぃぃぃー。」
俺は柔らかそうなリネンの生地でできた
掛け布団をぎゅーっと抱きしめる。
これだよこれ!
俺が毎晩求めていた感触!
なんで柔らかくてあったかくて・・・
今すぐ寝たいくらいだ!
「いかがでしょう?」
「はい!最高に柔らかいし温かいです!
本当にありがとうございます!」
「いえいえ、こちらはグランド王国の特産品の
羊の毛を使った物になっております。
布もリネンを使った上等な物です。
こちらはとても温かく
この辺りでは最高品質です。」
「そんな素晴らしい物を
ありがとうございますぅー」
「ベッドもご用意しようと思っておりましたが
タクミ殿でしたらご自身で作られるかと
思いましてそれで布が作れないと言うことで
こちらにさせていただきました。」
「ありがたいです!
ベッドはグリの体重とかを考えると
かなり頑丈でしっかりした作りじゃないと
壊れてしまうと思いますので」
「はい、国元に戻りましたら
寝具の取り扱い商人を
ご紹介致しますので
その者にベッドパッドを
発注頂ければと思います。」
「ありがとうございます!」
「さて次をお願いします。」
「へい。」
次に出てきたのはツボだ。
開けてみると綺麗な真っ白の粉とチーズや牛乳、
それにヨーグルトだ!
しかもこれにも種類があって
硬さが違うようだ。
「これは・・・」
「その白い粉は小麦の粉です。
それからこちらはユーグルト。
羊の乳で作った物が少し硬めに
牛の乳で作ったものは少し柔らかく
作られています。
ミルクも羊と牛の物をご用意しました。
羊の方は濃厚な味で
バター作りには欠かせません。」
「おぉ!これも嬉しいです!
ありがとうございます。」
「チーズも美味しそうですね。」
「はい、これも国元の特産品の一つです。
削って使う事もスライスして使う事も
加熱してとろけさせて食べる事もできます。」
「うわぁーーーーーー!美味しそう。」
「では次を。」
「へぇーい。」
「ま、まだあるんですか?」
「はい。こちらです。」
アーロンさんは細長い四角い木箱を
手に持っていた。結構大きいが深さはない。
何だろう?
「開けてみてください。」
「こ、これは!包丁!」
そこには長めの魚を捌く時に便利そうな
牛刀に似ている包丁。
チーズとかを切るような包丁
パンを切る刃先がギザギザの包丁
牛刀風な包丁よりワンサイズ小さく
刃の幅が広めな三徳包丁のような包丁と
さらに小さな細かな作業ができそうな
ペティーナイフ風の包丁の五本セットだ。
「はい。お料理がお得意のタクミ殿への
贈り物にはやはり実用的なものが良いかと」
「あとは魔石なども考えましたが
あまり必要ないのではと悩みまして
あって困るものではないと言う
物にする事に致しました。
身分証を出していただけますか?」
「はい?」
俺は左腕を出す。
「私の物と重ねますのでその際少し
魔力を注いでください。」
「は、はぁ。」
アーロンさんはネックレスのタイプか。
なんかドッグタグみたいだな。
かっこいいな。
【チロリーーーーン】
ん?
[1500ペニー アーロンより受け取る]
なんだ?これ?
「アーロンさんなんか1500ペニー受け取るって
出ましたけど、これってなんですか?」
「おや、ご存知ないですか。
こちらはこの世界共通で商品や日用品などを
購入する際に支払いに必要になる
ペニーと言うものです。
これがなくては何も買えませんので、
せっかく観光するんです。
ジャックからは欲しそうな顔をしていたが
遠慮するから買ってやれなかった。
と言われましたので。
観光中に使い方も含めて
何か商品購入していただく予定です。
さらにいらないと言われても困りますので
どうぞお受け取りくださいね。
本来ならもっとお渡ししたかったのですが
タクミ殿に気を遣わせない程度にしてあげなさい
とのヘンリー様のお言葉ですので
もし足りなければ補充しますよ。」
アーロンさんが黒い笑顔でニッコリしてる。
あぁ、返すなんて言ったら
また何を言われるやら。
ここは素直に受け取っておこう。
補充なんてとんでもない話だ。
ただでさえ、あの服と布団だ。
これは相当なお金を使わせてるんじゃないか?
「と、とんでもない。
どのくらいかわかりませんが
じゅ、十分です!で、では遠慮なく頂きます。
ありがとうございます。」
「あなたは本当に倹約家ですね。
もっと請求していただいても
かまいませんのに。まぁ良いでしょう。
使用方法は街にて説明いたしますので
ご安心ください。」
いったい、どの位の価値なんだ?
俺には見当がつかない。
でもきっとこうやって言うくらいだから
そんなに大それた金額ではないのだろう。
「さて贈り物はこのくらいです。
では、ランチにしましょうか。
こちらへ。」
「はい。」
俺はアーロンさんについて食堂らしき部屋に
行き皆でテーブルを囲んだ。
料理はハーブやスパイスを使った料理や
チーズを使ったグラタンのような物。
それからふかふかの白いパンと
色んなお肉が出てきた。
オークにコカトリス、ジャイアントトード
それからキラーグースにデボンルビーに
サフォークと・・・アーロンさんの説明が
色々続くがとにかく肉!肉!肉!肉!と
肉の博覧会だ。
テーブルの上はとにかくお肉ばかり。
なんでこんなに肉しか食ってないんだ?
ちらっとグリを見ると説明そっちのけで
ガツガツ肉を平らげている。
しかも生肉だよ。
とにかく食べてみるか。
まずオークだよな。
前にグリが持ってきたんだよなコレ。
俺のアイテムボックスの中に封印されている
あの豚の顔した到底美味そうには見えない
あの脂肪の塊なのか筋肉の塊なのかわからない
人間の特に女の人を襲う魔物。
「い、いただきます」
パクっ
「う、うまい・・・。」
嘘だろ?あの見た目からして
この舌の上でとろけるような食感と
噛むと旨味が口の中にじゅわーーーっと
広がるこの味!なんだこれ?
美味い!俺は信じられなくてもう一口食べたが
やはり美味い!日本の家畜の豚さんより
はるかに美味しいぞ!なんでだ?魔物だからか?
という事はコカトリスって言ったよな?
これも食べてみるか。
「うまーーーーーーーーっ!」
うまい!なんだこれ?魔物ってこんなに
美味かったのかよ?!
そりゃグリが調理しろって言うはずだよな。
コカトリス恐るべし!
なんだこのコクのある旨味としまった歯ごたえ
この奥深い味わいは・・・
そうだ!学生時代に食べた
名古屋コーチンみたいな味がするぞ!
あれ、美味くて感動したんだよな。
俺は手羽先が大好きだ。
これをあの味付けで食いたい・・・。
肉が捌けたならなぁ〜はぁ。
次はジャイアントトード
これは3メートルもあるカエルの魔物らしい。
カエル・・・俺、ワニやダチョウは
食べたことあるけどカエルって初なんだよな。
どれ、
パクっ
うん、淡白でうまいな。鳥のささみって感じだな。
でもちょっとパサつくな。
片栗粉をつけて焼いたらもっと
ジューシーかもしれないな。
俺の個人的な意見で
パッと見、爬虫類と両生類ってなんとなく外見が
似てる気がしてたから・・・
例えば蛇とカエルのヌメヌメ感?とか。
見た目的に同じような味かと想像したけど
全然違うわ。
ワニはもっと歯ごたえがあって
どっしりしてる感じだ。
次はキラーグース
パクッ
ん?!これもうまいぞ。
ローストしてあってローズマリーとか
ハーブが使われてて美味しい!
肉質は柔らかくて赤身の肉の味が濃厚だ!
塩茹でしただけのものもあるが
これもプリプリしててうまい!
「これもうまい!」
よしどんどん食べよう。
次はデボンルビー。
この肉はヘンリーさん達が持ってきた肉らしい。
なんでも額にルビーを持った牛なんだとか。
パクっ
おお、これ牛だな。
アメリカ産の肉っぽい感じで大味だけど
なかなかイケるぞ。
うちは、ばあちゃんが和牛派というか
近くにあか牛を育ててる畜産農家産がいたから
作った野菜を持っていくと物物交換で
肉をよく頂いたんだよな。
だから少し牛さんについては
舌が贅沢になってるのかもしれない。
あそこのハンバーグ美味かったな。
ばーちゃんも好きでよく買ってたんだよな。
よぉーし。次だ。
サフォークって言ってたよな。
これも牛かな?
パクっ
この香り!
羊だよーーーーー!
しかも普通のよりうめーーーーーー!
ばあちゃんとじいちゃんで焼肉っつったら
ジンギスカンだったんだよな。
でもそんなに独特な匂いはしなくて
控えめって感じだな。
しかも肉もうまいなぁ!
塩胡椒だけなのに口の中で甘い肉汁が
じゅわーーーーーっと溢れ出してくる!
うまい!
ソーセージもあるぞ。
うん!噛むほどに口中に肉の旨みと
香辛料の香りが広がって見事な
ハーモニーを奏でてる!
魔物!激ウマ!やばいなこれ。
これって育ててるのかな?
「お気に召しましたか?」
「あっ!すみません。
美味しくてつい夢中で食べてました。」
「いえ、そう言って頂けたなら
我々も嬉しいですよ。
ヘンリー様から同席できない分
美味しいものを出して欲しいと
言付かっておりますし、
タクミ殿はお料理がお上手ゆえ
どうしたものかと悩みながら
食材を選んでお出ししたんですよ。」
「お気遣いありがとうございます!
とんでもなく美味しいです!
なっ!グリ?」
ゲプッ
「うむ、味は単調だがまぁまぁだな。」
「とか言ってお前腹一杯食ってるじゃないか?」
「お主こそ、夢中でくっておったな。
どうだ?肉を調理したくなったか?」
「おや?タクミ殿は魔物の肉は
調理されないのですか?
たしか、魚も鳥も料理にありましたが」
「はい。道具がなくてできなかったのも
あるんですけど
僕の力が解体するのに足りないらしくて
切り開けないというか。
以前、グリがとってきてくれたオーク肉を
実はアイテムボックスの中で保管したままに
なっていまして。」
「そうでしたか。
肉屋や商業ギルド、冒険者ギルドに持っていけば
解体費は取られますが解体を
請け負ってくれますよ。」
「そうなんですか?
3箇所で請け負うんですね。
何か違いでもあるんでしょうか?」
「そうですね。
肉屋は肉の部位を取り分けるのは得意ですが
食肉以外となる部位の扱いにはあまり
長けていないように感じます。
商業ギルドは腕は素晴らしいのですが
買取価格をかなり渋られますね。
やはり安く買って高く売るというのが
商人の基本ですから
売る側が知識がないと騙されたような
金額しかもらえない場合も中にはあるようで
交渉が必要になるため少し面倒かもしれません。
冒険者ギルドは怪我などをしたり年齢を考えて
引退した腕の良いもの達が解体要員として
働いているため武具などになる素材や
食肉として高く売れるお肉など熟知しており
商業ギルドの専門スタッフと比べれば
腕は落ちるかもしれませんが
適正価格で買取してくれるので
冒険者ギルドの方が良いかもしれませんね。
昔は商人ギルドでしか買取は
していませんでしたが、冒険者からのクレームが
あまりにも多く、かといって商人ギルドも
商売ですのでそこで解決策で冒険者ギルドが
買取を始めたようです。」
「商業ギルドから反発はなかったんですか?」
「もちろんあったそうですが
結局商人ギルド側が冒険者ギルドと
連携する事でさらなる利益に繋がると
思ったようですぐに話は進められたとか。」
「そうなんですか。
商人ギルドの取り分が減りそうな
気がしますけど」
「まぁ、多少なりともそういう
見方もできるかもしれませんが
冒険者から個別で買い取るのと
ギルドからまとめて買い取ると言うことが
変わっただけで商人ギルドとしては
鑑定したりする人件費の削減など
もろもろ旨味があると考えた様です。
あと粗悪品でも、もっと高く買え!
などとゴネてくるタチの悪い冒険者の対応も
しなくて良くなり安堵している職員もいるとか。
それに商人ギルドも上級冒険者を雇い入れて
一部の高価な品物は独自ルートで
手に入れている様子ですよ。
冒険者ギルドからは定期的に仕入れを行い
さらに冒険者ギルドが売り先に困った商品なども
買い取りはせずに仲介をして貴族などの販売先を
見つけ紹介して仲介手数料をとったりとしている
様です。
冒険者ギルドも横のつながりはありますが
商人ギルドと比べたらやはりその人脈や販売先は
それでご飯を食べてる人の集まりですので
天と地ほどの差がありますからね。
簡単に言うと商人は旨味を見つけるのが
得意ですからなんの問題もないようですよ。」
「さすが商人、転んでもただでは起きませんね。
たくましい。」
「そうですね。
皆、生活がありますから。
さて、お食事はこの辺でよろしいですか?」
「はい。すみません。
こんなに残してしまって
流石に食べきれなくて。」
「いえ、これが通常なんですよ。
お気になさらず。」
「ではお茶をお持ちしますね。」
チリーーーーン
男性の使用人さんがワゴンに紅茶の
ポットとティーカップを乗せて
部屋に入ってきた。
あのベルどうなってるんだ?
「アーロンさん、そのベルって
マジックアイテムですか?」
「これですか?そうです。
これは遠くにいる念じた相手の耳にも
聞こえるように鳴ってくれる便利なものです。」
「それはすごいですね。
どのくらい届くんですか?」
「そうですね?この城の範囲くらいは
響いてくれると思いますよ。」
「マジックアイテムって色んな便利な物が
あるんですね。」
「はい多種多様ですが
タクミ殿の作られた物も素晴らしいですよ。
あのシャワーなるお湯の出る物に
泡の出る風呂、それからトイレも
素晴らしかった。
部屋や浄化槽だってそうです。
小屋をマジックボックスとつなげる発想など
誰も持ち得ておりませんし
実現も難しい為あんなお宅にお邪魔したのは
初めてです。」
「そうなんですか?
てっきり冒険者用のテントとか
あるのかと思ってました。」
「それは実現できれば素晴らしい物ですが
付与魔法職人でも、かなりの
技術者でないと難しいかと思われます。」
「そうなんですね。
あのぉ、相談ですがもし、それを
商品にしようと思えば可能なんでしょうか?
売れないですかね?」
「かなり高額商品となりますが
買い手はいると思います。
上級ランクの冒険者や旅人を運ぶ
それから富裕層の者でも購入するかと。」
「なるほど、ちょっと面白そうですね。
考えてみようかと思うんですが
商品化するにはどのような手続きが
必要になりますか?」
「まずは商業ギルドに登録しなければ
販売はできませんので、
そこで登録してそれから商売となりますが
商品開発の助けになるような人物も
必要になるかと思いますので
国元に着きましたらその件も合わせて
適任者をご紹介いたします。」
「ありがとうございます。
お世話になります。
多少人里で暮らすならお金も
必要になってくるので助かります。
どこかに働きに出てもいいんですが
グリ達もいるので商品を売った方が
良いかと思いまして色々売れそうな物を
考えていたんですよ。」
「そうでしたか。
かしこまりました。
お任せください。
それであればヘンリー様にも
お伝えせねば!
ヘンリー様がシャワーやトイレを
いたくお気に召されていたので
商品化となればいち早く手にされたいと
思いますので。」
アーロンさんが珍しく興奮している。
だが俺はこの後ここのトイレや
風呂のない事を知り
あの人達が俺の家でいかに快適に過ごせたのかを
理解する事となる。
読んで頂きありがとうございます。
 




