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25.俺とお茶会とスライム

今日はココナッツミルクと

アーモンドミルクを使って

アイスクリームを作ろうと思う。

材料はそれぞれのミルクに生クリームと

蜂蜜を加えたシンプルなものと

その材料にバナナを加えたもの、

ラズベリーを加えたもの

チョコを加えたものを作る。


ココナッツミルクはさっぱり仕上げ

アーモンドミルクは濃厚に仕上げるつもりだ。

どちらも植物性のアイスになる。

こんな健康そうなおやつ、食べたことないよ。

しかも味も沢山あるから出来上がりが楽しみだ。

アイスクリームを作るのはもちろん神の錬金釜

そうだ。ソフトクリームも作ろう。

できたアイスは全て食料庫へ。

ソフトクリームは食べる時に作って

デコレーションするかな。


あとは野菜のサンドイッチと

ロックやロックトラウトをバターソテーを挟んだサンドイッチ。

本当は燻製を作りたいが材料が足りないので

脂の乗っている魚を滅菌処理して

刺身をオリーブオイルとリスボンの果汁、

ラベンダーやローズマリーパセリの

粉末調味料であえたカルパッチョを挟んだ

サンドイッチ。


それからレインボーキャビア。

これはパンを小さく切って

それにのせて食べる。


あとはパスタをトマトソースと

クリームソースで仕上げて


鳥もも肉はトマトソースでコンソメと

サラダ豆玉ねぎと煮込む。


あとケチャップも作ろう。

ローリエはないが近いものは作れるはずだ。


材料はトマト缶に塩、砂糖、ニンニク

リスボンの果汁、玉ねぎだ。

これを神の錬金釜に入れてっと。


フライドポテトにはケチャップ欲しいもんな。

フライドポテトとポテトチップスも

沢山作ろう。あとウィンナーもボイルして・・・

おぉ、肝心のアレを忘れてた。

ローズヒップは大丈夫だしオレンジは

そうそうグレープフルーツジュースが

切れてたな。




今日こんなに山盛り料理を作っている理由。


それは初めてのお茶会をするためだ。


リスボンとロカイ、グリと俺。

この不思議な組み合わせで顔合わせを

しようと思う。

俺としては仲良くしてくれる友達だと

思ってるのでそれぞれも仲良くしてくれたら

嬉しい。その為のお茶会だ。


せっかく招待するならおもてなしを

しないといけない。

そこで俺の出来ることと言ったら

料理するくらいしかないので

こうして色々とあるもので作っている。


さて、まもなく約束の時間だ。

二人は来てくれるだろうか?


そんな不安をよそに

まずリスボンからやってきた。


『おーーい。小僧ややってきたぞ〜。』


『おっ、いらっしゃーい。』


『なかなか良い家じゃの。暖炉があるとは

こりゃ居心地がいいわい。

わしは寒いのが苦手じゃから。ほっほっほっ』


『気に入ってくれてよかったよ。』


『ほう精霊ではないか。珍しい。』


『そういうお前こそ、グリフィンではないか。

そちこそ珍しいのお。人に懐くとは。』


『ふんっ。懐いたのではない。

こいつは危なっかしいので放っておけないだけだ。』


『ほっほっほ。そうかい、珍しいものを見れたわい。』


『あらぁ〜。なんだか楽しそうねぇ。

私も混ぜてくれるかしらぁん?』


『いらっしゃい。ロカイ』


『お招きありがとうタクミ。

なかなか良いお住まいね。うちの子も

元気にすくすく育ってるし安心したわん。』


『あぁ。ロカイのおかげで

日焼けしてガサガサだった肌も潤ったよ』


『それはよかったわ。

リスボンお久しぶりねぇ、50年ぶりかしら?』


『ロカイ久しいのぉ。相変わらずお前は

歳をとらんのぉ。』


『あなたは初めから歳をとったままね。』


『それと初めましてかしらね。ロカイよ。』


『うむ、我は誇り高き崇高なるグリフィンの中の王グリフィスだ。』


『二人とも、こいつの事はグリって呼んでくれ』


『さて、挨拶はこのくらいにして

お茶やお菓子を運んでくるな。』


『『『楽しみだ』』』


おっ息ぴったりだな。

俺は準備した物をアイテムボックスから出し

それにすぐお供えと付け加えた。


そしてグリの分ももちろん出す。

食料庫に入れているものもあるので

そっちも取りに行く。


早速みんな食べ始めた。


『おお、これは珍しい。

生の魚だな。しかもリスボンが使ってある

脂っこい魚がリスボンの酸味で爽やかに仕上がっとる。それだけじゃない。

他のあえてある物で味がうまく調和されとる。』


『これも美味しいわ。魚を焼いたのかしら?

カリカリしてるのに中はふっくらしていて

なにかの甘みで口の中がしっとりするの。』


『おい、タクミ、この芋を揚げたやつに

付けてる赤いやつ。これはなんだ?

今まで無かったであろう。

これは旨いぞ。』


みんなそれぞれ喜んでくれているようだ。

サンドイッチやパスタを食べみな、

こんなもの食べたことがないや、

旨いと言った嬉しい感想をもらい

デザートにアイスを出した。


すると熱帯地域組が感動し始めた。

冷たくて甘くて、でもしつこくなく

さっぱりしていて口の中でとろける柔らかさ。

どれ一つとっても食べたことのない味で

食感で冷たさだったようだ。


やはり熱帯でしか生きられないタイプの

植物の精霊であっても暑いものは暑いんだな。


俺はコーヒー リスボンはリスボン蜂蜜

ロカイはロカイティー。

グリはローズヒップとオレンジのジュースを

飲んで一息ついていた。


そこでロカイから面白い話を聞いた。


『浄化槽ねぇ。

あんた面白いもの考えるわね。

魔物にもそういう働きをする者がいるわよ。』


『えっどんなやつだよ?』


『スカベンジャースライムよ』


『ほっほっほ。たしかにあやつらは汚い物を食し

その土地を綺麗に浄化してくれるのぉ。』


『そうよ。

あの子達には結構お世話になってるのよ。

腐りきった屍から私たちの体に悪い物が

出てきたりすることがあるの。

そういう時あの子達が食べてくれたりするから

枯れないですんだ子が沢山いるのよ。』


『ほう?大地にかえらない事もあるのか。

魔力と共に吸収するはずだが。』


『そうなんだけど、土地によっては

全部吸収しきらない所とかもあるのよ。

そうするとね嫌な臭いを放つのよ。』


『そうじゃな。たまにあるの。』


『そういう時、助かるのよね。』


『あなた、従魔にしたらどう?

スカベンジャーならよく川にいるわよ。

あの子達、すごく助かるんだけど

弱いからすぐ食べられちゃうのよ。』


『へぇーそうなのか。

ゴミを食べてくれるなら

焼却炉作らなくてもすむなぁ。』


『よし、1匹捕獲しに行くか。グリ。』


『うむ、しかたない。付き合ってやろう。』


『ありがとうグリ。

ロカイもリスボンもありがとうな。』


『ほっほっほ。こういう旨い物がたんまり

食べられる茶会ならいつでも呼んでおくれ。

こちらこそ、ありがとうのう。』


『そうね、ぜひまた招待してちょうだい。

次回を楽しみにしているわ〜ん。』


そうして二人はスーーーッと消えていった。


さてと、後片付けして川に行ってみるか。




◇ ◇ ◇ ◇ ◇





「なかなか見つからないなぁ。」


「うむ、通常種はよく流れてくるがおらぬのぉ。」


「なぁ、ここすごく綺麗だから

いないんじゃないか?」


「そうかもしれぬなぁ。

ヘドロの溜まっている所なら知っておるが

行ってみるか?あそこならおるやもしれぬ」


「本当か?んじゃ、行ってみるか?」


俺はグリに乗せてもらい沼地にやってきた。


「うん。なんか臭うな。ここ。

魚の腐った匂いがする。

ここならいるかもしれないな。」


「そうだろう。我もここにはあまり来ぬ。

臭いが強烈だからな。」


辺りを見回していると


「ん?あそこに黄色い動くものがあるぞ。」


「どこだ?」

俺にはいまいちよくわからない。

そこで感知とサーチで判別すると


「いた!でもあのヘドロになんか

溶け込んでる感じで捕まえるのは

無理なんじゃないか?」


待てよ。

シャボンボールならいけるかもしれない。


「やってみる。」


「うむ、他から襲われないよう

我が監視しておこう。」


『シャボンボール』


俺はいつもの魚を捕るイメージをした。


包み込むようにしてそーっとぉー・・・。



その瞬間、デカイ魚が



ザップーーーーーン!




「あ、のまれた・・・。」



「グリ、すまん。せっかく見つけてくれたのに」


「仕方がないだろう。あれじゃあなぁ。」


その魚はなんというか、見た目が

深海魚のように目が飛び出ていて

いびつな形をしており恐ろしく醜かった。


こういう沼にはああ行った生物が

いるんだな。

美味くなさそうだし鑑定をかける気にも

慣れない感じだ。


ちなみに俺のシャボンボールは

捕獲用のためはっきり言って

攻撃力などない。

だからシャボンボールごと飲まれたが

魚は気にせずスイスイ泳いでいる。

もしかすると陸にいる俺のこと

食おうとか思ってらっしゃるのでしょうか。

怖すぎる。

それから他のやつを探したが

もう日も暮れそうなので諦めて

帰ろうとした所だった。


「なぁグリ。今日はもう帰ろうか。

なかなか見つからないし日も暮れる。

暗くなったら、さらに見つからないと思うんだよ。」


「うむ、そうだな。おや?

お主足元に何かおるぞ」


「?足元?」


「うわぁーーっ!!!なんだこいつ?!

なんでこんな所にいるんだ?

全然気がつかなかったぞ。

しかも感知だって反応してないし。」


「そやつ、今さっき産まれたのではないか?」


「そうなのかよ?そんな事ってあるのか?」


「さぁなぁ。スライムは謎が多いからな。

どういう原理のものか我にも分からん」


「そうなのか。

しかし普通のやつかぁ。

俺はスカベンジャーが欲しいんだよな。」


「うむ、試しにそやつにゴミを渡してみたらどうだ?そやつがゴミを処理できるなら

問題なかろう。」


「まぁ、それもそうだな。」

俺はアイテムボックスから

生ゴミを取り出して、渡してみる。


「ほら、餌だよ。」

すると、俺の手を包んだ。


「おい、俺の手は食うなよ。」


その言葉に反応してかはわからないが

ゴミを綺麗に取りなぜか俺の手も

ツンツンしている。

痛くはなく、少しくすぐったいくらいだ。

そして少しすると俺の手から離れ

分解なのか消化を始めた。

そして俺は手を見るとなんだか、

白くなっている。

なんだ?


すぐさま鑑定をかけると


スライムにより綺麗にされた手。

古い角質を除去しスライムにより

潤いを塗布された手とでた。

なんだこいつは?


「なぁグリ、なんかこいつ変だよ」


グリに鑑定で出た内容を話す。

すると


「変異種かもしれんな。この島には

そういう草や魔物が多い。

スライムもありうるかもしれぬ。

しかも生まれたてゆえ、教えれば

色々覚えるかもしれぬぞ。」


そうか。

とりあえずゴミは食べてくれるようだし

契約してみるか。


『スライム、俺の従魔にならないか?

毎日ゴミの餌をやるぞ。

しかも敵からもあのグリが守ってくれるはずだ

どうだ?うちに来ないか?ここにいたら

魚に食われちゃうぞ。』


返事はなかったが

気がつくと結界の中に入ってきて

俺の肩に乗ったので従魔契約が

成立したことがわかった。


「タクミよ。どうやら、契約できたようだな。」


「そうみたいだね。

俺には全くわからなかったけど

結界に入れたのはそういう意味だよな。」


「あぁ。お主の結界は案外頑丈だ。

もし契約できていなければ

そやつは入れんだろう。

おい、そやつにも名をつけてやれ。」


「うーーーーーん。ポヨンポヨンしてるから

ポヨでどうだ?」


「また、安直な名を・・・。」


「だって見た目ポヨだもん。

ポヨしかないだろ?」


「まぁ、決めるのはお主だ。

好きにしろ。」


「よし、ポヨ。これからよろしくな。」


ポヨンポヨン


ポヨが跳ねている。


返事なんだろうか?


「じゃ、帰るか。グリ頼むわ。」


「あぁ。あいわかった。」

読んで頂きありがとうございます

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