内乱後編
連休の場合、最終日投稿になりそうです。
「しかもただの洗脳ではありません。都市に仕掛けられた魔法で常に同じ人数の洗脳を保つことになっています」
私の言葉にも天幕の中の将官の反応は鈍い。言っていることが理解されていないのだろうか。
「洗脳された者が倒れたなら、範囲内にいる洗脳されていない者をとりこんで数を取り戻そうとするのです。つまり、一定数以上の市民が倒れた後には、市民を倒した兵士が洗脳されることになります」
ここまで言ってやっと理解してもらえたのか、ざわざわとどよめいた。反乱を鎮圧しているつもりが気付いたら隣の仲間が銃を向けてくるとか士気が崩壊してもおかしくない。
これだけを伝えるだけに天幕に突入した訳ではない。一応の対処法も見つけることができたからそれを伝えることのほうがメインだ。
「その魔法にはいくつかの基点があります。都市中心に設けられた教会と、中継器の役割を果たす何人かの人間。そのうち教会にあるだろう核を無効化すれば都市に仕掛けられた洗脳陣地は力を失って、ヨムラを解放できるはずです。中継器である人間を無力化すれば効果範囲を狭められます」
「無効化すればいいということが分かったのは僥倖だ。だが、人間の無力化というのは、殺害ということなのかね?」
天幕の向こう、一番上位の人間が座る場所にいた将官が私に質問してきた。こういう場合に私の言葉を疑ってかかるのではなく、受け入れた上で対応を質問してもらえるとこちらもやりやすい。
今回派遣されたのがジョンジーの軍団で助かった。前線指揮官の中で私が一番仲が良いのがジョンジーだ。呼び捨てにしているのも、ジョンジーの要望だ。
ぶっちゃけ、ジョンジーはロリコンの気があって私にとても優しくしてくれたけれど、ノータッチを貫いた紳士なのだ。だから私もある程度親しくしている。さすがにこんな場面で砕けた言葉遣いで話すことはできないけど。
「意識を奪うなりして魔法の使用できない状態にすることです。……当然、抵抗の程度によっては殺傷ということになるのでしょうが」
「操られているだけの市民を傷付けたくはないが、やむを得ぬか」
「おそらく中継役になっているのは洗脳をされていない、自分の意思で参加している人間です。自分の意思で参加している以上、覚悟しているはずです」
守るべき相手に力を向けるストレスを減らすために予想を口にした。洗脳と中継器を同一人物が付与された形跡は見られなかった。私の観察も完全ではないので言い切れないけれど、少人数の首謀者が中継役になっていると考えるのが妥当だろう。
「そうか。だが、どうやって魔法の核を潰せばいい?」
「私が潜入して術式を破壊します」
私の言葉にジョンジーだけでなく、その場の将官全員が反対を表明した。しかし、それでも私は意見を変えない。
「それを認めることはできない。我々は軍人だ。そして、我々は国民を守るための存在である。士官学校に入学も終わっていない子供を行かせることを許す訳にはいかん」
「魔法使いでなければこの役割は果たせません。魔法使いはいらっしゃいますか?」
私の言葉に誰もが無言になった。編成を見て分かっていたけれど、今回派遣された部隊は市街地戦を想定した歩兵部隊だ。魔法使いの部隊は派遣されていない。医療班には治癒魔法を使う人がいるかもしれないけれど、戦闘にでることは拒否するだろう。
つまり、魔法使いで、戦闘ができて、かつ潜入作戦ができるという条件を満たすのは私しかいないのだ。
「それしか、選択肢はないか……」
ジョンジーが苦渋の表情を浮かべた。まだ軍人とはいえない私を危険な場所に送ることを止めたいが、止めるための代案が思い浮かばないのだろう。
私だって本当ならこんなことを正規軍の前で言いたくはない。従軍年齢の幅を広げるというのは軍事的に末期の国がやることだ。それでも言うのは私がやるかやらないかで誰かの悪意に踊らされる内乱で傷付き、命を失う人を減らすことができるからだ。
「私は軍人としてこの役割を行うのではありません。一人の市民として、自分のできる貢献をするために行くのです」
私の言葉に天幕の中にいた誰もが敬礼を返してくれた。その意味を理解できないほど私は子供ではない。
「いってきます」
「我々は攻撃をせずに包囲を続ける。しかし、他の都市へ移動を企てられたりした場合には応戦せざるを得ない。もし無理ならば早く帰還してくれ。魔法使いを応援として呼んで最悪都市ごと魔法陣を破壊する」
「そんなことしなくて済むようにがんばります」
私の答えに苦笑したジョンジーだったが、それ以上言葉を返してくることはなかった。私も何も言うつもりはない。
ただ、ゆっくりとリリィの背に乗って陣地を離れることを選んだ。
ヨムラに潜入するために不可視化を行う。魔力の残りが心もとないが、見つからないようにするにはやむを得ない。外周から潜入し、裏通りに入り込んだところでやっと一息ついた。
「リリィ、気配は?」
「通りの向こうを巡回している。この通りには居ないようだ」
声に出さず、魔力での意思疎通によってリリィと状況を確認する。近くに人が居ないのであれば一度不可視化を解除して休憩を挟もうと思って、自分とリリィの術式を解除した。
「っ! 近くに急に気配が現れた!」
リリィの慌てた声が私の頭に届くのとほぼ同時に目の前の家の扉が開いた。中から扉を開けたのはあくびをかみ殺している男だった。
私と男の視線が交差し、ほんの数秒だけ互いの状況を確認するように固まった。
「こ……」
次に動き出したのはほぼ同時だった。状況を把握した男が口を開ききる前に私の一撃が男の腹に突き刺さる。悲鳴や叫び声で人が集まってくるようなことは避けなければならないため、追撃で一気に意識を刈り取った。
「ちっ、眠っていた奴が起きたのか? 交代だったらまずい。少しでも時間を稼がなきゃ」
昏倒した男を抱えると、男が出てきた家の中に引きずり込む。室内にベッドがあることを確認すると、寝過ごしたように寝かせておく。そして、暫く起きないように魔法で深い眠りへたたき込んだ。
「これで少しは時間が稼げるはず。急がなきゃ」
外に出て数歩進んだ時、立ちくらみのようなめまいとだるさに襲われた。この感覚は修練の途中で何回も経験した、魔力を消耗した時の感覚だ。
基地を出る時に不可視化を使い、都市にかけられた魔法を解析するのにも魔力を消費してしまった。そこに今回の潜入のために不可視化をもう一度使った上で想定外の遭遇戦だ。いくら私の魔力が人類としては多いとは言っても消耗が激しい。このペースだと中心核の破壊まで魔力が持つか怪しいのだ。
『ユリアちゃん、聞こえている?』
「ブランですか? 私の事情は見て分かっていると思いますが、手短にお願いします」
頭の中に聞こえてきたブランの声に答えながら、近くの壁に背を預けて息を整える。
『魔力が枯渇寸前なんでしょう? この間、私の加護を強化したけれど、それで魔力を回復できるわ』
ブランの加護が酒を飲めばいいということを伝えてくれる。こんな少女の体で酒を口にするのもどうかと思わなくはないけれど、背に腹は代えられない。
「あれは商店かな? お酒があるといいけど」
視界の端に映った商店に重い体を引きずるようにしてたどり着いた。入ってみると商店というより酒屋っぽい感じだ。壁にこの体になってなくなったアレを象徴する絵が描いてあったりするのがとってもローマっぽいかな。ただの酔っ払いの落書きかもしれないけど。
色とりどりの酒瓶が並んだ棚に置かれていた一本を手に取って、中身を一気に口に流し込んだ。
「甘露? お酒じゃないみたい」
『私への奉納という形にして、お酒で魔力を回復できるようになっているの。本当はお酒が飲める年齢になったら説明しようと思っていたのだけれど、今こそ必要でしょ?』
ブランの説明に納得した。口に入った段階で奉納物として召し上げられるから、口の中で感じるのは魔力だけか。甘いのはブランの趣味か、今の体の味覚に合わせてだろう。
「ありがとう。これでまた戦える」
棚から小瓶に入った酒を探して何本かをポケットに押し込んだ。影に入れないのは影からの出し入れも魔力を使うので、それもできないほど枯渇した場合に備えてのことだ。
「非常事態なので、ごめんなさい」
代金を払うべきなのだろうけれど、酒代を払うだけの持ち合わせがない。緊急避難ということで、後から払うから許してもらいたい。そう思いながら謝ってから店を出た。
「あそこに子供がいるぞ」
「洗脳はされていないみたいだけど、大丈夫かな」
リリィが匂いで見つけた場所にはうずくまる少女がいた。多分、私より二、三歳くらい年下くらいだろう。元はしっかりとしていただろう服は薄汚れ、満足に生活できていないことが見て取れた。
「あなた、大丈夫?」
「……軍人さん?」
思わず声をかけてしまった私に対して顔を上げた時には曇っていた瞳が、服装を理解すると明るい表情になった。洗脳されていないだろう子供がどのように扱われるかは偵察した時の光景からいくらでも想像できる。
「うん。皆を助けにきた。だから、もう少し待っていて」
安心させるように頭を撫でる振りをして、少女に洗脳がかかっていないことを確認した。発動中の魔法の痕跡は無かった。埋没して読めない術式があるけれど、これが人数が足りなくなった時に発動する部分なのだろう。
「まって、私も連れて行って! よそから来た人より町の事は知っているし、何でも手伝うから!」
立ち上がろうとした時に袖をつかまれた。まあ、確かに安心できる相手に会ったら一緒にいたいと思うのも当然か。裏道を知っているなら教会まで大通りを避けられるし、今の都市内の巡回路を知っているなら余計な戦闘は避けられる。連れて行ってもいいかな。
連れていく理由を作ったような気もするが、深くは考えないようにしよう。
「分かった。私たちは町の真ん中の教会まで行きたいのだけれど、見つからないように行ける?」
「うん。多分大丈夫」
こうして道案内として少女を連れていくことになった。出発までにリリィを見て大声を上げかけた少女の口を塞ぐというあまり良くない絵面もあったが、誰にも見つからずに行動を開始できた。
私のポケットに酒瓶が押し込んであるのを見た彼女が持ってくれるというので、入れていた酒瓶はすべて任せた。道案内だけでないお手伝いもしたいというなら微笑ましいものだ。
「こっち。今の時間はこっちには誰もいない」
少女に先導されながら教会を目指す。時々酒瓶のぶつかる音がして気付かれるのではないかと心配になったけれど、一度も見つかることなく教会へとたどり着けた。
「予想していたより早く着いた」
この分なら完全な武力衝突が起きる前に魔法を解除することができるかもしれない。少女が教会の扉に手をかけそうになったので、急いで静止して背後に回らせた。
「危ないかもしれないから、後ろにいてね。リリィは後ろを警戒して」
扉を少し開くと、身だしなみ用に持ち歩いている鏡を差し込んで内部の様子を窺う。鏡を動かして見てみるものの内部に人の居る気配がない。奥側、内陣にあたる部分に魔法のコアとなる術式の刻まれた大きなガラス板のようなものが鎮座しているのが見えた。
「……入ろう。あれを壊せばすべて終わる」
教会内部に進入して身廊を進む。先頭が私で、少女、リリィの順番だ。
全体の半分を過ぎたあたりで、少女が私にぶつかってきた。何か怖いことでもあったのかと楽観的に思った次の瞬間、腰に何か冷たい物が当たり痛みが走る感覚と、何かが叩きつけられて割れる音がした。
「な、何が……」
振り向けば、表情の消えた少女が血に濡れたナイフを持って立っていた。私の腰からはだらだらと流れた血が服を染めながら床へ落ちている。
「あ、あ、あ、あ……」
少女の瞳に光が戻ると、自分がナイフを手にしていて、その刃が血に染まっているのを見て震え声を漏らした。声どころか両手まで震えると、ナイフが床に落ちて甲高い音を響かせる。
その様子から自分の意思でこんなことをしたのではないと一目で分かってしまう。
「確かにこれ以上ないくらい有効だよ。子供ということで庇護対象として警戒されずに近づけて、スキをみて必殺の一撃を食らわせる。そういうことを考える悪党がいるなんて知っていたはずなのにね」
残り少なくなった魔力で応急処置だけを済ませると、ナイフを取り落としても震えている少女をできるだけ優しく抱きしめた。
「ご、ごめんなさい。わ、私……」
「大丈夫。何も怖いことはないからゆっくり眠りなさい。目が覚めたら悪夢は全部終わっているから」
「あ……」
魔法を使って眠らせると、私に向かって倒れるように意識を失った少女を抱きかかえる。
「さて、これでいい。この子が気に病む必要なんてないんだ」
魔力補給剤として持ってきていた酒瓶はすべて割れていて、ブランの加護による魔力の回復はできない状態だった。
「どうする? 一度戻って立て直すか?」
「決まっている。燃やせるところまで、魂を燃やす」
遠くから銃声が聞こえてくる。ということは、酒を探してきて魔力を回復してからなどという猶予はない。無駄な犠牲を出さないためにも一刻も早くこの魔法を破壊しなければならない。
「無理だ! その体と残っている魔力では相打ちになるぞ!」
「無茶でもなんでもやらなきゃならない! 私がやらなきゃもっと多くの人が悲しむ!」
自分の行動目的を正義と名乗る気はない。けれど、これ以上ヨムラに涙を流させるわけにはいかない。今、行動できるのは私だけなのだ。
「やらずに多くの人を悲しませたら、私はずっと罪を感じる。……この子をお願い」
「……分かった。帰ったらステーキを食わせろ。それを待っているからな」
背中に少女を乗せると、魔法を破壊する余波を受けないように遠くまで走り去った。影にリリィと少女を入れることすらできないほど魔力が減っていることを自嘲するように笑うと、まだ頬の筋肉が動いてくれた。
「とっておきのサラダも作ってやると言っておけば良かったかな」
なんとなく自分がフラグを積み重ねているような気がして呟いても誰からも反応がない。思えばリリィが家族になってから本当の意味で一人ぼっちになったことは無かった。リリィが居てくれたことが心の支えになっていた部分も大きかったんだなと理解できた。
「私は孤独ではない。守るべきものがあり、そのために力を震えるのだから」
失血と魔力の枯渇で震える自分を鼓舞するように口にだして右手を抱きしめた。
なけなしの魔力を右のこぶしに集める。足りないと感じる分を補うために命を燃やして魔力に変換しながら、一歩一歩コアへ向かって進む。
「誰の悪意かは知らないけれど、私はそんな悪意を認めない!」
右手がコアを打ち抜いたと確信した瞬間、私は意識を失った。
どこまでも深い闇の中に沈んでいくような感覚。真夜中の雨のような何も見えない空間で上下の間隔が曖昧になりながらも沈んでいるという感覚だけは鮮明だった。
「私は死んだの?」
問いかけても誰からの答えもない。死なら誰かしら女神が答えてくれると思うので、おそらくはまだ死んではいない。
そう思わないと心が持ちそうにない。
「光?」
沈んでいく先にあたたかな光が見えた。自分は動いていないのに引き寄せられるように近づいていくと、そこに一人の人が居るのが分かった。
銀色という印象の女性。女性というのは分かるけれど、顔立ちも体型も認識できない。老嬢のようでも少女のようでもあったけれど、その印象すら確定できない。
「久しぶりに人間と会いました。ここまで来るとは余程のことがあったのですね」
彼女が私を見て薄くほほ笑んだのが分かった。顔立ちが分からないけれど、理解できたのだ。
そのことに困惑していると、相手にもその感情が伝わったのが分かった。困ったように微笑みを弱めてから、何かを思いついたように表情が明るくなる。
「それでは姿を借りましょう」
次の瞬間には死んだはずの母の姿があった。言葉通りなら目の前にいた相手が母の姿をとったのだろう。
「そうですか。これはあなたのこちらでの母の姿ですか。……大丈夫。貴女の話を聞かせてください」
声までが母のものに変わっていた。優しく抱きしめられ、幼子相手にするように背中をぽんぽんと叩かれる。初めて会った相手が母の姿をとっているだけのはずなのに、私は安堵して堰を切ったようにヨムラでの出来事を話していた。
魔法で洗脳された人々を解放するために潜入した先で操られた子供に刺されたことや、魔法を破壊するのに足りない魔力を生み出すために命を使ったこと。その全てを母の姿をした人は優しく聞いてくれた。
「よく頑張りましたね。前を向き、理不尽な行いに怒ることができるのは善き人の証です。ですが、自分を犠牲にすればいいという物でもありません。そのことに気をつけなさい」
私の頭を撫でる相手が本当に母のようで頬に涙が伝っているのが分かった。
「私はここで朽ちるのを待とうと思っていました。ですが、あなたのような人がいるならもう一度夢の続きを見てみたい。あなたが頑張ってもどうにもならないなら、最後の最後に力を貸しましょう」
母の体から現れた銀色の光の球が私の胸に吸い込まれるように入っていった。暖かい力が体を駆け巡るとともに、目の前の母の姿が消えかかる。
「あなたを誇りに思うわ」
最後にほほ笑みながら言われたその言葉は間違いなく母の言葉だった。
私が何かを言うより早く母の姿は掻き消え、私の意識も浮かび上がっていた。
気付くと教会の中でコアを打ち砕いた状態だった。私が最後に覚えていることと違う点といえば、頬を涙が伝っている点と胸の奥にあたたかいものがあることだ。
最後に会えたのが本当に母なのか、私の思う母の姿を真似ただけの行動なのかはわからないけれど、本当に母と会えたのだと思いたかった。そして、きっとあの銀色の女性はアンジュ達と同じような存在なのだろうと納得した。
しかし、次の瞬間にはっとして気が付いた。
「どれだけの時間が経ったの? 衝突は?」
耳をすましても銃声は聞こえない。日の傾きが大きく動いているようにも思えないのであまり時間は経っていないのかもしれないけれど、銃声が聞こえていた以上負傷者が出ている可能性がある。傷の具合によっては早急な処置が必要だ。
「魔力さえ残っていれば……」
数日意識を失ってもおかしくはなかったのだけれど、動けるのは私の胸に入った銀の球体のお陰だろう。感謝するべきなのだろうが、意識があるから助けに行けない無力さに苛まれる。
「え? これは……」
無念を感じて目を閉じると体の奥が熱を帯びたように熱くなった。炎を抱いているような熱量とともに体から魔力があふれ出してくる。体内に収まりきらない膨大な魔力は体の外へ向かって固形化し銀色の翼となった。風になびく髪を見れば、毛先も銀色に輝いている。
「これなら思い描いた通りに魔法を使える」
背中の翼が思い通りに動くことを確認すると、まるで昔から知っていたかのように飛ぶことができた。一人でも多くの人々を救うため、私はヨムラの空へ飛び立った。
今回で内乱完結のはずだったのになぜ続いているのか自分でもよくわかりません。筆が勝手に進むのが悪いのでしょうか。次回こそ内乱を終わらせて幼少期編を終わらせたいです。
 




