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04 親バカ両親とヤンチャ坊主

どうですかこの親バカっぷり、アイルが羨ましいです(笑)


親と対面してから一ヶ月の月日が経った。



俺は記憶を残して生まれ変わりをした様だ。誰もが一度は夢見る事だ。

俺だって妄想した事はあるさ。

だが現実になるとは思っても無かったけどね。あの少年を助けたかいが合ったってもんだよ。


目が覚め、直ぐメイドのアイナに連れられ大きい部屋にいたイケメンと美女の男女がこの世界の俺の両親の様だ。


親が男爵と言う爵位の貴族で、その息子となる俺も貴族らしい。


俺にはヴェンと言う兄が居るので、その兄がこの家を継ぐのだと思う。


だが、俺の方が年上なのでどうも弟の様に感じでしまう。


ちなみに、両親の名前はというと。

父親が、エルド・ドラベイン・グラムらしい。

母親が、アリーナ・グラムと言う様だ。

ついでに兄の名前だがヴェン・グラムだ。

これからはヴェンと呼ぼう。


両親の二人共識字が完璧な訳では無いらしい。


この世界の明かりといったらLEDライトでは無くロウソク、またはカンテラが主に使われている様だ。


どうやら俺がシャンデリアだと思った物はカンテラが天井から吊り下げられているだけの物だった。

どうやらこの世界には家電製品は無いらしい。

両親と会ったあの部屋は確かにシャンデリアだったが、どうやってあの様に光らせてあるんだろう。気になる。


食器や家具についてだが、食器は粗末な木製で出来ており、今俺が使っているベットは硬い布を羊毛の様な物の周りに付けた様で寝心地は最悪だ。ムシムシする。


だがこんな世界でもやはり至福の時間はある。それは……。


母乳を吸うときだ! 無料で美人の母乳が吸える程幸せな時間は無い。

日本ならお金を払ってでもやる人がいるんじゃないか?


時々、兄のヴェンが来て羨ましそうにこちらを見つめて来るので、仲間になりたいのかとい思っていたらどうも違うようだ。


どうやら俺が母親の母乳を吸ってるのが羨ましいそうだ。


ヴェンは4歳で卒乳して二年目だ。羨ましいのは分からなくもない。


だからといって見えないところで攻撃してくるのはやめて欲しい。




一年の月日が流れた。


この歳になると一人歩きも出来る様になる。

移動出来るのは素晴らしい事だ。

前なんてベットにずっと座りっぱなしで暇でしょうが無かったしね。


「あら凄いわ! 歩いてる! アイルが歩いてるわよ!」


「ふむ、元気が一番。

やはりアイルは天才なのかもね。」


「えぇ天才よ!」


一歳で歩くのは別に珍しい物でも無いと思うが……。

俺の両親は親バカなのかも知れない。


歩く事が出来る様になって、家を探検していると分かった事が沢山ある。


この家は木造の二階建てで、使用人は8人雇っている。


日本に居た時はそんなセレブな生活をしていなかったので使用人が8人というのは多いのか少ないのか分からない。

だがきっと多いと思う。


部屋数は多く、10部屋ある。


立地は都市では無く田舎だ。

毎日外を見ていると、畑を耕す人がチラホラと見える。

だが空気が美味く、景色はのどかで非常に落ち着く。


だが落ち着かない事がある。


それは……ヴェンからの攻撃が日に日に激しくなっている事だ。


両親がいない所で両耳を引っ張って来たりするので、たちが悪い。


だから俺は抵抗として、泣き叫ぶ。

最初、俺は直ぐ泣かないので一回泣いた時なんて両親やメイドさんが走って来て、状況を理解した両親がメイドを仕事に戻らせ、ヴェンを連れてどっか行った。


その、すぐ後に鳴き声と怒る声が聞こえたがきっと空耳だろう。俺は関係ない。


歯も少しだが前歯が生えてきた。

まだ完璧とまではいかないが話せるようになって来たのでこの前両親が来たときに、目を見て、パアパとマアマと言いニコッとしたら、

「てっ……てっ……天才だ!」

と小刻みに震えだす。


「もう一度、もう一度言ってみて!」

と言われたので次はちょっと崩して言ってみる。 


「ぱうあ! まあぁ!」


ヴェンも呼んで欲しそうだったが、ヤンチャ坊主には呼んでやらない。


来年にでも呼んでやろう。


だが両親は、鳥肌もたっており何でそんなに驚くのかと不思議になった。


過剰反応かも知れないが家の親は親バカであるのでしょうがない。


その翌日から両親に呼ぶようにせがまれる日々が続くのであった。

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