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09 王都に行くってよ

何故か短くなってしまいますが、簡単に読めるからライトなノベルでライトノベルと自己解釈し、開き直ってます(笑)


短いですが、精一杯書きますので許して下さい。

次回は王都編です。

「ァ━━━ィ━・アイ━ア━ル!アイル!」


誰かが俺を呼んでいる……。


だが今はこのまま眠っていたい。







っいやまて!ここは何処だ!?


「ガイル!」


俺は横になった体を起こし辺りを見回す。


見慣れた風景だ。


どうやら俺は自宅の私室にいるらしい。


「アイル!おい!アイルが起きたぞ!」


どうやら俺を呼んでいたのは父さんだった様だ。


だがこんなに口調が荒い父さんは見た事が無い。

それだけ心配してくれていたのだろう。


ドアの向こうから勢いの良い足音が聞こえ、ガチャリとドアが開かれる。


「アイ……ル!アイルなのね!生きててよかった……。凄く心配したよの!」


ギュッと抱きしめる母親のアリーナの頬に、涙目がこぼれる。


心配してた様だ。ごめんよママン。


だが今重要なのは家族との触れ合いでは無い。


「ガイルは!?」


重要なのはガイルが生きているかどうかだ。


アリーナが離れると同時に父さんは喋りだす。


「あぁ、ガイル君ならアイルと一緒に気絶していたよ。だけど、もう大丈夫。今はガイル君の家で休んでるよ。」


穏やかな口調に戻る。


でも良かった……ちゃんと生きている様だ。



「起きた直後で悪いんだけど、黒狂鬼将軍オーガジェネラルを討伐……嫌、行動不能状態にしたのは、もしかしてアイルかい?」


一見穏やかに言っているが目が笑っていない。


真剣その者だ。


だがどうして……嫌分かるか。

予想だが、俺とガイルが気絶している時に黒狂鬼将軍オーガジェネラルと言う奴が一緒に寝っ転がっていたのだろう。


だが困った。

返答の仕方に困る。


普通に考えて、七歳の子供が森へ行き、魔物と一緒に倒れている何て有り得ないだろう。


日本で言ったら、七歳の子供が森へ行き、熊と一緒に倒れている様な物だ。


そんな、光景には恐怖しか無いだろう。


子供的発言で熊と友達になりたかった等でも良いが、俺が黒狂鬼将軍オーガジェネラルとやらと戦った跡がある今現状、その発言は効果0だろう。


逆にもっと怪しまれる可能性だってあるだろう。



つまり本当の事を言ったほうが良いと言う事だ。


気を使っているのか。

それとも親が命令しているのか分からないが、使用人は入ってこない。


刻々と時間だけが過ぎていく。




覚悟を決める。


「そうだよ……。」


これで嫌われたとしてもしょうがない。


自業自得って訳だ。






「凄いわアイル!流石家の子ね!」


え?


「あぁ、前々から思っていたがアイルは本当に天才なのかもしれないね!いやぁ流石家の子だ。」


え?


「そうだ!ちょっと早いけど家庭教師付けてみない?学園に入るまで何年かあるし、絶対早めに学習させた方が良いと思うの。」


家庭教師?え?え?


「あぁ、そうだな。この年で魔法も使えるし魔物と戦って生き残れる幸運も実力もある。アイルは絶対に大物になるぞ!」


魔法?いつバレたんだ!?確か家で親が見てない所でしか魔法は使ってない筈……。


「あの……父上。どうして僕が魔法を使えるとご存知なのですか?」


「あぁ、それはね。僕が冒険者ギルドから報告を受けた時に身体強化で急いで黒狂鬼将軍が出現している場所に行ったんだね。

そこで見たんだよ。アイルが中級攻撃魔法。土槍サンドスピアを放っている所をね。」


どうやら見られていたらしい。


無我夢中で放った魔法だから中級とか気にして無かったけど、結構俺ってすごい?


「話を戻すけど、今回の相手って相手が相手で、いわゆる災害級って呼ばれる部類に入るんだ。だから、ハウール王国の王都に報告しなくてはいけないんだよ。」


災害級?ちょっとイマイチ分からない。

後なんで報告する事を俺に報告しているんだ?


「災害級とはどの様な物なのですか?それと、何で王都に報告するのを僕に言うのですか?」


「それなんだけど、まず災害級というのはAプラス以上に認定されている魔物の事を言って、一匹だけで街を破壊してしまう程の力をもっているんだ。」


それは分かった。

しかし、何故王都に報告するのかが分からない。


「で次だ。父さんが報告したらその……アイルも一緒に王都へ行く事になるんだけど……良いかな?」


なるほど。俺に迷惑がかかると思って遠回しに言っていたのか。

たがまぁ、無理とも言えないしね。


というか首都ってどういう所なんだ?


「父様、王都とはどういった所なのですか?」


「王都はハウール王国の王様が住んでいる城がある所でもあり、一番栄えている場所だよ。後、異種族も居るね。代表的なのがエルフとか獣人とかかな。」


いっ異種族!?エルフ!?獣人……だとっ。


エルフって長寿で美容姿で名高いあのエルフさんですか!?

 

あと獣人って愛嬌溢れるケモ耳があるあの?

是非とも耳をおさわりしたい。


「話を戻すけど、行く気になってくれたかな?」


どうやら俺が行く気では無いと思っていたらしい。


俺の答えは1つに決まっている。


そう。答えは……「YES」だ。


「はい!行きます!行かせてください!」


俺、王都さ行って彼女さ一杯つくんるだべ。


実際、一夫多妻制が認められているこの国ではこの発言は別におかしい物では無い。


至って普通な発言なのだ。


あれ?でも俺がナンパしても変な子供って思われるだけじゃぁ……。


というか、そもそも俺にはナンパという技量を持ち合わせていないのだが……。


「そんなに行く気になってくれて嬉しいよ。でも王都に行く馬車が来るのは最低でも一週間はかかるよ?」


ファ?あれ?家に馬車って無かったっけ?


「父様、家に馬車ってありませんでしたっけ?」


「いや、あるよ。でも王都から迎えの馬車が来るんだ。それを乗ってる行くんだよ。」


なるほど。

流石貴族。自分から行かないって事か。


日本で言うあれか。

cmとかに出演する有名人とかは自分の車とかで行かないで、会社が出す車で現場まで行く感じか。


一気にスケールが小さくなったな。


「まぁでも、アイルが無事で良かったよ。外に行くなとは言わないけど、もう魔物の森には近づかない事。いいね?」


え?あそこ魔物の森って言うの?

ガイル、そんなとこに俺を誘ってたの?


まっまぁ、もう終わった話だ。

許してやろう。


「はい。分かりました。」


「よし、いい子だ。」


父さんは俺の頭を撫でて、アリーナと一緒に俺の部屋から出る。


外を見ると綺麗な星がいくつもある。


LEDの様な明るい物はこの村には無いので、星が綺麗に見える。


さっきまで寝ていた筈だが疲れが残っていて、眠気もあるので、寝る事にする。


「ハア……とんだ一日だったな。」




アイルは知らない。

あれから三日・・経っている事を。

モモナ「フッフッフ……これは私の出番だな。

鬼は私が退治しよう!」


「あの……黒狂鬼将軍は何者かによって討伐されましたよ?」


モモナ「なん……だと。」

━━━━


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