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無欠外道の学園ライフ  作者: AZAZEL
入学編
2/24

2話

言い忘れましたが『悪が下す鉄槌』は休載させていただきます、申し訳ない

ハッ……朝か、眠い…よし寝よう


「いや起きろよ!遅刻するぞ!」


「何だよ、来たのかオリヴァー」


「放っておくと絶対起きてこないだろお前、早く支度しろ」


「へいへい」


仕方ねえな、準備して学園行きますか





教室到着


「眠い……」


「授業中は起きてなさいよディラン」


「分かってるよ、そういやお前ら教室でも隣かよ」


「ああそうだぜ、何たって運命の人だからなマイハニー」


「あら嬉しいわマイダーリン」


「…はいはい」


「寝たら私が叩き起してやろう」


……何でソフィアさんがいるんだ?


「あれ?何でソフィアさんが?」


「貴方本当に何も聞いてないのね…異能科は人数が極端に少ないから学年も組も一つに纏まってるのよ」


「あれえ?そうでしたっけ?」


「そうよ、それにこの学園は学園長が許可を出さないと卒業出来ないからそこに関してはあまり問題無いわよ」


へえそうだったのか、てかあの人が許可出すって…何かスグに決まりそうだな


暫くして教師が入っ……教師?

教室に入ってきたの背の低い幼女である、白地に色鮮やかな蓮の花が描かれた着物を着ていた


あれが教師?


「静かにしろお前ら、儂が今年からお前らの担任になったツツジだ…以後よろしく、こんな格好だが一応三十路は過ぎているからな」


アレで30超えてるのかよ…嘘だろ

教室全体を見ると全員、ソフィアさんですら嘘だろ…って顔してるからこの人は初めてなんだろうな


「さて、これから全ての授業は儂が行うからな…まずは歴史だ」


歴史ぃ?あんなもん覚えても意味無くね?


「まずはこの大陸の歴史からだ」


概要をまとめると

大陸の三国は仲が悪く100年近くずっと戦争をしていたらしいんだが突然現れた学園長…つまりはオーヴェンさんによって終戦を迎えたそうだ

オーヴェンさんは三国相手に全く怯むことなく順番に潰していったそうだ

その後は三国とも仲良くやっているようだ

備考:学園長TUEEEEE


「つまり今平和なのは学園長のお陰という事だ…まあ、彼奴はかなり変わった奴だがな」


そこには同感するが俺も人の事言えねぇ

と、ここでチャイムが鳴る…お、終わったぁ


「む、今日はここまでか…午後は実技だから実技室に時間までに来ておけ」


そう言って教室を出ていった先生

昼飯食いに行こ…そう思って教室を出るとソフィアさんに止められた


「ああディラン、今日はクラスで自己紹介をするから少し待っていなさい」


「自己紹介?またそう言う面倒臭そうなものを…」


「そう言わないの、すぐに終わるから席に座ってて」


俺の昼飯時間…まあいいか

席に座っていると教壇に少し厳つい背の高い男が立つ…委員長が何かですかね?

そんな事を思っているとその男が話し始める


「では自己紹介を始めるとしよう…俺はカルロス、ここには5年程いる…異能は『衝撃砲(パワーショック)』と言うんだが簡単に言えば掌から衝撃波を出せるって事だ、因みに序列は38位だ」


という事は力の波って事か

そしたら狭い空間で反射させまくって最終的に標的に集まるようにすればいい感じに、まあ超音波と同じようなことになるかそれより酷いか……


「ディラン、貴方又変な事考えてるでしょ」


「さあ何の事やら…と言うか何で俺の隣に居るんですかソフィアさん」


「どうせ貴方の事だから寝るんだと思ってね、寝たら学園長に食らわした土の鉄拳をあげるから覚悟しときなさい」


「おぉくわばらくわばら…次ソフィアさんじゃないんですか?」


「そんな事分かってるわよ」


そう言いながら壇上へと向かっていくソフィアさん


「私はソフィア、ここには2年程世話になっている…知っているやつも多いが『魔術』と『異能』の二つを使える、魔術は基本的に全て使える…異能は『復讐者(アヴェンジャー)』、受けた攻撃の40%程度を軽減・己の力に変換…勿論時間が経てば効果は消える、因みに序列は1位だ」


随分と物騒な名前の異能ですなぁ、と言うかチートだな…てか2年で1位まで登り詰めたって凄いな

その後の人達の自己紹介?知らん、全然聞いてなかった

そんな訳で俺の番


「えー…ディランです、異能は『重力支配(グラヴィティドミネート)』…まあ重力を操れるものですね…まあ後は特に無いですね、宜しくお願いします」


「あいつ、確か序列2位のルーズさん倒したって奴じゃないか?」


「でもそれって本当なの?目立ちたくて言っただけとか…」


「いや、俺の友達が現場を見たって言ってたし」


何か煩い…ま、いっか

俺で自己紹介終わりっぽいしさっさと飯食いに行こ








午後


実技室なる所へ来ました、かなり広い場所だな

するとツツジ先生が一体の人形を持ってきた


「コイツは『ダミー』といって異能力や魔法を試したくなった時に的にする人形だ。コイツ含めてここにあるものは基本自由貸し出しだから好きに使って構わん」


まあ簡単に言ったらサンドバッグか、面白そう


「取り敢えず儂が実演してやろう」


そう言って短剣を取り出すと腕に突き立てた

うわぁ、痛そう…

すると一人の生徒が


「ちょ、先生何やってるですか!?」


「む?ああ、儂の異能『彼岸花』はこうしないと使えないからな…よう見とけ」


血の滴る腕を横に振ると垂れていた血が針のような形状になりダミーに飛んでいき突き刺さる

次に縦に振ると斬波のように飛んでいき腕を斬り落とした


「うっわ、エグいなぁ」


恐らく全員が思ったのだろうがオリヴァーだけが口にした


「そうか?あれ使い方によってはもっとエグいだろ」


「ディラン、それどういう事?」


ソフィアさんが不思議そうにそう聞いてきた、だってアレ…


「そもそもあの能力は血を固めるものじゃなくて血を操るものですよね?」


「よく分かったなディラン生徒、これは儂の血自体を操るものだ…それに血は無尽蔵に作られるから何の問題もない」


「だったら飛ばした血の刃達を相手の体内に侵入させて……後は分かりますよねぇ?ですよねツツジ先生」


「まさかとは思うけど……」


「まあこういう事だな」


ツツジ先生が指をパチンッと鳴らすと人形の内部から血の針が針千本の様に飛び出してくる


「まあそもそも儂の『彼岸花』の由来はここから来てるんだがな」


「て言うか彼岸花って…ブフッ」


「何を笑ってるのディラン?」


「いやだってよく考えてくださいよソフィアさん、確か躑躅色ってピンクでしたよね?それに白地の着物に蓮の花なのにいきなり彼岸花、別名・曼珠沙華は真っ赤ですよ?」


「それがどうかしたの?」


「どう考えてもギャップあり過ぎですよ、いきなり鮮血の真っ赤て…まるで先生の年齢と身ちょ危なっ!」


俺の横をスレスレに血の斬波が飛んでいく

おいおい当たってたらどうするんだよ、何か容赦なく彼岸花にされそうなんだけど


「ディラン生徒?言いたい事があるなら直接言ったらどうだ?」


「いえいえ何でもありません、寧ろ俺はその戦い方好きですよ?一回やってみたいんですよね、内側からじわじわ苦しめていく戦法」


「ほう、なかなかいい性格…いやかなり危ないなディラン生徒」


「それはどうも」


「本当に最低ね貴方」


「そんな事言わないで下さいよソフィアさん」


するとツツジ先生がパンッと手を叩き静かにさせる


「無駄話もこれくらいにして次は『仮想空間転送施設』についてだ…彼処に一つドアがあるだろ、あそこの中がそうなっている」


ツツジ先生が指さす方向に目を向けると確かに鉄で出来たドアが一つあった

仮想空……なんだっけ?まあいいや


ドアの中には大量のベッドが並ぶ部屋と二つだけ並んでいる部屋があった


「こっちのベッドが多い方部屋が授業用、そっちの二つだけの部屋は一対一が出来る」


へぇ、一対一が出来るのか…いいね


「さてと…『仮想空間』について説明しよう、この空間は学園長が独自に開発した魔法によって意識だけを別の空間へと飛ばすものだ…因みにあの空間では痛みは無い…それに気絶、もしくは絶命するとこちらへ意識が戻ってくるから安心しておけ」


スゲェなオーヴェンさん、マジで何者だよ

てか今絶命しても大丈夫って言ったよな?てことはやり過ぎて大丈夫って事だよな?

あ、でも痛みが無いのか…ちょっと残念


「…ディラン、今貴方痛みが無くて少し残念って思ったわね」


「さあ?ソフィアさんが何を言っているか俺には理解出来ません」


「はぁ、全く貴方って人は……」


額に手を当てながら溜息をつくソフィアさん

人には止められないものが一つはあるものなんですよ


ツツジ先生また話し始める


「そうそう、あとこの魔法は横になって数秒後に発動するようになっている…それと最初のうちは転移に慣れないかもしれんが我慢しろ、では皆ベッドに横になれ」


指示通り全員がベッドに横になった

慣れないって何かあるのかな?これ思いの外フカフカだな…普通に眠くなる


「皆横になったな、ではまた向こう側で会おう」


その言葉を最後に俺の視界は真っ白になった





うぅん……何処だここ…てか気持ち悪いりぃ、なんか酔った感覚

隣には幼馴染みのバカップルがいた


「うぇ、気持ち悪」


「大丈夫かディラン」


「た、確かにこれは結構くるわね」


「大丈夫かハニー、斯く言う俺も結構きてるけど」


船酔いしたかの様な感覚に襲われたがすぐに良くなった

こう言う事か、確かにこりゃ慣れが必要だな


目を覚ました場所はだだっ広い正方形の空間、壁一面に方眼紙のように規律正しく正方形が並び真っ青な色をしている


「全員起きたな、では実技の授業を始める…特に説明は無い、好きにやって構わん」


よっしゃキタコレ


「まあ敢えて言うなら全力で取り組め、全てを自分のモノにしろ…更に高みを目指せ、以上だ」


おお、カッコいいねツツジ先生…思ってた以上にこの人の性格好きだな俺


「何かあれば儂は彼処に居るから声をかけろ……ああそうだ…武器が使いたければ頭に思い浮かべろ、そうすれば手元にその武器が現れる」


皆各々動き出し実技を始めている

さてさて、俺はどうしようかね


「なあディラン、久々に一戦やろうぜ」


「いいぞ、お前とレヴィはコンビでやって構わんぞ」


「お!マジかでいいのか!よしマイハニー、俺達の共同作業と行こじゃないか」


「ええマイダーリン、久しぶりにディランに私達の強さを見せてあげようじゃない」


「まあお前ら一人だと本当に何も出来ないからな…あー、俺は異能だけでいくか」


騎士使ったらすぐに終わりそうだし


「だからこそ俺達は運命の相手なんだよ、互いに互いを補い合う…まさに運命!」


「さっさと始めていいか、もう聞き飽きたその話」


「何だよもう少し語らせろよ」


「それ以上語るなら俺は騎士の力も使うぞ?」


「よしやるか」


軽くジャンプして体を動かす

久しぶりこいつらとやるな、何気に二人だと強いんだなぁコイツら


「じゃあいくよ…『防護壁(バリア)』」


「いくぜディラン…『瞬間加速(アクセラレーション)』、んで武器は頭に思い浮かべる……おお!スゲェ本当に出た」


オリヴァーの右手に短剣が出現する

スゲェ、本当に出てくるんだな…ビックリだわ


瞬間、とてつもないスピードでオリヴァーが俺には飛んでくる


「そぉい!」


短剣で斬りつけてくる、それを横へ飛び躱す


単純な動きだが今はアレが張られてるからなあ

アレってのは『防護壁(バリア)』と言うんだがレヴィの異能だ

分散させて大勢に付けることも凝縮させたものを一人に付けることも可能…因みに一人に付けるとかなり強力なのだが分散させると飛び道具を弾く程度まで落ちる


使い方だよな本当に


そして『瞬間加速(アクセラレーション)』はその名の通り瞬発的な超加速

その代わり方向転換出来ない、だからこそレヴィの『防護壁(バリア)』と完璧な相性なんだよね


本当、相変わらず速い…面倒臭い


「ほらほら次いくぜ!」


「速っ」


飛んでくるオリヴァーをスレスレで躱す

あっぶねえ、流石にあれに当たると不味いんだよね


確かに速いし硬い…最強の矛と盾だろう、バリアという盾は全体にかかるから後ろからの攻撃も無意味

速さという矛も強いだろう


だがさっき言っただろ?二人だと(・・・・)強いって

つまり……盾を剥ぎ取ってしまえば諸刃の剣になっちゃうんだよ


「そろそろ行きますか」


「ほれもういっちょ!」


再び飛んでくるオリヴァー、俺も『異能』使いますか

オリヴァーのスピードが僅かに落ちる

俺がオリヴァーにかかる重力を増やしたって事さ


「うぐ!流石ディラン」


「まだまだ」


ローリングソバットを『防護壁(バリア)』に向かって思いっ切り放つ、するとパリンっと何かが割る音がする

よっし、やってやった


「え!?ちょっ!」


「ほれいくぞ、歯ァ食いしばれ」


「うわぁぁぁぁぁ!!」


ローリングソバットからの回し蹴り、綺麗にオリヴァーにヒット

そのまま飛んでいき気絶&強制送還


「……で、レヴィはどうする?」


「降参よ、私一人じゃどう足掻いてもディランには勝てないわよ」


デスヨネー


さっき何をしたかって?簡単な話『防護壁(バリア)』を割ったまでだよ…だから言ったろ?アレが無きゃ唯の諸刃の剣だって

何で凝縮型のヤツを割れたか…そこら辺の説明はまた今度


「何だあいつら…二人共かなり凄くないか」


「あ!あの序列2位倒したってやつ、2対1に勝ったのか!?」


周り煩い…もう終わりでいいかな、不思議と疲れはないけど


「ディラン、貴方なかなかやるのね」


「おや、見てたんですかソフィアさん」


「ええ、私の相手はすぐにダウンしてしまったからね」


でしょうね、一分もてばいい方じゃないか?


「まあ私もまだ動き足りないのよ…そんな訳で私と戦りましょうディラン?」

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