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無欠外道の学園ライフ  作者: AZAZEL
体育祭編
17/24

17話

個人事ですがパンドリにてGod knowsでフルコン取れました

マジで感動しました

さてと、二日目に突入しましたこの大戦

開始は8時からなのだが一時間前に作戦会議の為全員が起こされた


教室で男女共に寝ていたが、変な事は起きなかったし起こす気力もないし何より起こす度胸を持ってる奴がいない

そんな事をしたらソフィアさんに何されるか分からねぇ


………まあ、隣のバカップル共はウザかったけど


委員長(カルロス)が教壇に立つ


「さて、作戦会議を始めるぞ…まず我々が勝つには来るもの達を迎え撃つだけでは足りない…今日は攻勢に出る事にする」


全会一致で賛成した、委員長は作戦の内容を話し始めた


「先ずは攻撃隊と防衛隊に分ける、そして攻撃隊は敷地の端を通り魔法科の旗を破壊してほしい」


「おや、それはまた何故ですか?」


「昨日の様に奴等は建造物を意図も簡単に破壊する事が出来る、騎士科も勿論脅威だ…しかし持久力のある彼等の旗を破壊したところで効果は薄いだろう」


「ほうほう、タフな奴等は面倒だと」


「まあそういう事だ、なら魔法科の旗を破壊した方が彼等の行動抑制にもなるし点稼ぎにもなるだろう…それに幾らかは騎士科より奇襲が掛けやすいだろう」


「成程」


「それでメンバーは…オリヴァー、レヴィ、ルーク、ウェイブ、フェルトの5人とする…旗を破壊した後でも点を稼げる構成にしておいた」


「俺は?」


「君には防衛隊の方に入って貰いたい、制限付きとはいえ貴重な戦力だからな」


「あらそうですか、ちょっと残念」


何でい、俺も敵陣に突っ込んで暴れたかったなぁ

あ、でも俺1回でもアウトしたらもう戻れないんだよな


「それで防衛隊だが、攻撃隊に戦力を裂くので防衛ラインを下げる必要がある…具体的には旗の立っている建物…詰まりは教室のサイドについて貰う」


「敵が押し寄せてくるんじゃ?そうなると昨日よりハードになるような気がしますけど」


「確かにそうなる、しかしこの場所は幸いにも二つの校舎に挟まれている…入ってくる道は自ずと狭まる、そうなれば二科の争いを引き起こせるかもしれん」


「ほうほう成程」


「偵察隊は昨日同様だ…では各自持ち場へ急げ!!」


大戦開始と同時に攻撃隊は南側の実技棟、魔法科校舎の間を抜けて寮の方へ出る

そのして東に位置する魔法科が陣地を置く森へと向かって行く


それとほぼ同時に北側…湖の方で騎士科と魔法科の軍勢が出現

しかし一直線に異能科校舎へは向かって来ず、騎士科生と魔法科生は半分づつに分かれる


騎士が前衛、魔法が後衛という形に陣を組む


「カ、カノナさん!講堂付近にて騎士科と魔法科が部隊を組んでいます!」


「何ですって?どう言う風の吹き回しかしら…」


「ひ、一先ずは皆さんに連絡を!」


「分かってるわ」


『全員に連絡、講堂付近にて騎士科と魔法科が合同の舞台を編成…支持をお願いします』


『ソフィアだ、面倒な事になったな…今の攻撃隊を数人戻すか…』


『あーいっスよ別に、攻撃隊は攻撃隊で攻めさせてください』


『いいのディラン君?今ならまだ私の異能で引き戻せるわよ?』


『お気になさらず、この方が楽しめる』


『信じてるわよディラン…カノナ、作戦はこのまま実行します』


『了解しました』

















クハハこりゃ一杯食わされたな、騎士科と魔法科…手を組みやがった

ふーむ…しかしこうなってくると面倒だ


防御の高い騎士科を前衛、遠距離や支援が出来る魔法科を後衛とするとこちらの死亡率が上がっちまう

更に言うと同士討が狙えなくなった今、実質的な戦力の差は十倍近い

元より差があったのだから更に開いたな


ま、こうなっちゃ仕方が無いでしょう…こちとらも頑張っていくしかないっしょ


「はぁ、そらお出ましだ」


俺は西側を担当している、反対側にはソフィアさんに委員長も居るから大丈夫だろ


「お前ら、5回負けたら俺が個人的にレッスンしてやる…感謝しろ」


「「「「「死ぬなよ俺!!!!!」」」」」


「よしその意気だ、行くぞ」


「「「「「うおぉぉぉ!!!!!」」」」」


やはり騎士科が前衛で魔法科が後衛か…取り敢えず前から崩す


「吹っ飛べ」


「「「ぎゃあああ!!!?!?」」」


殴りと風圧で数人を吹き飛ばす、崩した隙に待機していた奴らが動き出し魔法科へと攻撃を仕掛ける


「お前らは建物守ってろ、俺は突っ込む」


「分かった、死ぬなよディラン」


「誰に言ってんだか」


飛び上がり騎士科生達の真上へ


「『無闘気技・鉄槌脚』」


踵落としを叩き込み吹き飛ばす、そのまま周りにいた奴らを殴る蹴る撃ち砕く!!


「化物かよコイツ!?」


「甘く見てもらっちゃあ困るぜ」


「クソッ!魔法科!!」


「合図だ、放て!」


後ろの待機組だった魔法科生達が一斉に様々な魔法を放つ

どうやらうちのヤツらが数人巻き込まれて死に戻りしたらしいな、まあまだ行けるな


「情ねえなお前ら、また死にたいのか?」


「勘弁してくれよディラン!アレはもうトラウマレベルだよ!!」


「なら死に物狂いで耐えてみせろ」


「んなこたわーてるよ!!」


いい根性きてきたな、と言うか拠点がめっちゃ近いから死んでも速攻で前線に舞い戻ってくるな

こりゃあいい、俺とソフィアさん以外は何回死んでもOKだからな


「クソが!拠点が近い所為で復活が速すぎる!」


「ゾンビかよコイツら!」


「俺を一緒にしないでくれ、こちとら一発アウトなんだよ」


そう言いながら喧嘩キックで一人を吹き飛ばし回し蹴りでもう一人を吹き飛ばす


「いいこと思いついた、ちょっと失礼」


「なっ!?何しやがるテメェ!!」


一人の騎士科生の足を掴む、そのままそいつを鞭のように扱い周りのヤツらを薙ぎ払っていく


「クハハハ!!いいなこれ!使えるぞ!」


「ひ、酷でぇ…味方ながら外道だぞアイツ」


「そらそらそら!もっと楽しませろ!」


最後はブーメランのように回転を付けて魔法科の連中目掛けて投げ飛ばす


「お、おい!人が飛んでくるぞ!」


「はぁ?何言って……うわあああ!?!!?」


魔法科生も何人か巻き込めたな

よし…名付けて『荒ぶる騎士の鞭(ナイトウィップ)』とでもしようか、安直すぎかな?まあいいや


「さて、次は誰にしようかな…オマエニスルカ」


「ヒィィ!止めてくれ!!」


「鬼、邪神…いや、そんな甘っちょろい言葉じゃ表せねぇな」


「あれで楽しんでるからなディラン、本当に俺ら良く生きてるな」


「この命…無駄にはせんぞぉぉぉ!!!」


「「「「「おおおおお!!!!」」」」」


何か知らんが士気が上がってるようだな、感心関心

取り敢えずこの様子だと耐え切れそうかな…被害は最小限にしたいが多分無理だろうな


数の不利は大きいからなぁ、まあ頑張りますか…若干押され気味だけど






















「なあソフィア」


「どうしたのカルロス?」


「どうもさっきからディランが外道をやってる気がして仕方が無いのだが」


「奇遇ね、私もよ…それよりは前の敵に集中した方が良さそうよ」


「それもそうだな……行くぞお前ら!!」


「「「「「「はい!!!!」」」」」」


「『力の壁(パワードウォール)』!」


前衛の騎士科に向けてカルロスが力の壁を放つ

壁を盾にしながら突っ込んでいく、騎士科の連中を数人斬り飛ばす


「はぁぁ!!」


「ぐっ!?」


「ぐあぁぁぁ!!」


「アレで全力じゃねえとか…何者だよ畜生が!!」


ムキになって突っ込んで来る様じゃまだまだ甘いわね、これだから脳筋の騎士科は


「甘いわよ」


「なっ!?…ぐはっ!!」


突っ込んで来た者を飛び越し、後ろから蹴りを決める

後ろで剣を振りかぶっていた奴には飛び膝蹴りを入れる


「『剣戟・翔破斬』」


水平に剣を振るう、その形に斬撃が飛んでいき騎士科生達を薙ぎ払っていく


「ソフィアさんに続け!」


「「「「おおおお!!!」」」」


前衛を崩すと他の異能科生達が一気に前へと進み始める

すると魔法科生達が一斉に魔法を放つ


「『力の壁(パワードウォール)』!巻き込まれるなよお前ら!」


「下手に前に出ないようにしなさい!」


「了解!」


「『剛力の弾丸(ネオパワーバレット)』!」


以前より明らかに威力が格段に上がった力の弾丸を魔法科生達に向けとばすカルロス

地面に当たり弾ける衝撃で何人か吹き飛ばしたな


「でも、押され気味なのは変わらないわね」


「そうだな…だがまだまだこんな程度で折れる俺達ではない」


「そうね、貴方達…負けたらディランが何するか分からないわよ」


「「「「「イエスマム!!!!」」」」」


何故だかディランも同じ方法で士気を上げた気がするわね…何だか腹立つわね


「『剣戟・骨嵬(くがい)』」


「ぎゃあああ!!」


「あ、有り得ねぇだろおおお!!?!?」


3人程騎士科生が飛び掛ってきたので自分を中心に半径1.5m程の円を作るように隙間なく剣を高速で振るう


「流石だなソフィアさん、化物みてぇだ」


「序列1位って半端ねぇな」


「いやそういう問題じゃないと思うんだがな、なんか当たり前みたいな事になってるけど実際化物だから」


「ディランで慣れてきたんじゃね俺ら?」


「それはそれで問題だろ…」


「そこ、口じゃなくて手を動かしなさい」


「「「イエスマム!!!」」」



















「ぶえっきし!!」


「おいおいどうしたディラン、風邪とか勘弁してくれよ」


「いや大丈夫」


何だろうか、誰か噂でもしてたのか?まあいいや


「ヒャハハハ!意外と楽しいなこれ」


「外道だ、外道が居るぞ」


「鬼畜以外の何者でもないなこれ」


俺は相変わらず騎士科生を振り回していた、フィニッシュは魔法科生の方へぶん投げるのも変わらず


「コイツが敵じゃなくて本当によかった」


「それは俺もヒシヒシと思う」


「おら立てよ屑共、まだまだこんなもんじゃねぇぞ」


顔面へ膝蹴りを入れた相手の頭を鷲掴みにする、そのまま騎士科の奴等目掛けて投げつける

突っ込んできた騎士科生には正拳突きを鳩尾に、後ろから来る奴には回し蹴りを入れてやる


「はぁ…疲れた、流石に闘気無しはやっぱキツイわ」


「今だ!畳み掛けろぉぉ!!」


「「「「「「おおおおおお!!!」」」」」」


「喧しいわ、『無闘気技・羅刹衝撃破』」




















ほ、本当にどうなってやがる!?コイツ人間かよ!?!?


幾ら剣で斬ろうとしても避けられるし、周りの奴らも吹き飛ばされていくし…これが本気じゃねえだと?


巫山戯てるだろ、何のイジメだよ畜生


「クッ!第一部隊が壊滅したか…魔法科が後ろにいるにも関わらず異能科のゴミ共を全滅させられねぇのか」


「攻めろ!数で押せ!」


数10人で序列2位にかかっていくが意図も簡単に吹き飛ばされて行く、まるで羽虫を払うかの如く行ってゆく


しかもさっきまで聞きとした表情で騎士科生を振り回していたし、悪魔かよ


「喧しいわ、『無闘気技・羅刹衝破』」


あ、俺終わったわ……目の前にはアイツの蹴りが迫っており次の瞬間には視界が真っ暗になっていた

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