島根県××村立B中学校
第2話・第3話では東京都の公立中学を舞台にし、メスを使った割礼を描きました。第4話は過疎が進む島根県農村部の公立中学が舞台です。日常の教室で繰り広げられるとても簡易な割礼の様子です。
モラトリアムの拡大により若者が堕落しているという指摘を受け、通過儀礼の復活が掲げられた。その内容とは、中学を卒業する前に割礼、すなわち男児の包皮を切除するというものだった。中学卒業の前に包皮が完全に剥けていれば切除されることもないのだが、包茎でいいという教育がまかり通っている今日、中学生でズルムケという生徒は2割にも満たなかった。
来年度からの全国必須化を目標に、まずは全国から数校が選ばれて実験的に導入されることになった。都会の学校だけではなく、地方の学校も実験対象に、ということで選ばれたのが過疎地域にある○○中学だった。各学年1クラスで生徒は20名強、全校でも50名程度の小規模校だ。過疎地域の中でもこの学校が選ばれたのは、中3男子が12人と比較的多いからだった。
小さな村、保護者に対する説明は大分前に済ませてあった。本人たちに伝えるのは当日でよい、という方針が固まった。塾通いをしている子もいるが、それとて全員が村でただ1つの塾であり、その教師も村民であるから事前に打ち合わせをしておけば何の問題もなかった。かくしてその朝を迎えた。男子は放課後に用事があるから授業終わっても残るようにとだけ伝えられた。この時点で自分のペニスに刃物が入ると知るものは誰一人いなかった。
授業が終わり、女子生徒や1・2年生は全員帰宅した。3年生の教室に生活指導教諭と白衣の医師1名が入ってきた。机は全部、教室の後ろに下げてあった。前にはいすが1つあり、その横には机が一つだけおいてあった。医師たちはいすに座ると、かばんからステンレス製の器具を取り出した。何が始まるのか心配そうに見ていた男子中学生に対し、生活指導教諭はずぼんとパンツを脱いで後ろの机に置くよう命じた。男子たちは顔を見合わせ、なかなか脱ごうとしなかった。「早くしろ」という生活指導教諭の一喝により、生徒たちは恐る恐る下半身裸になった。小さい頃から一緒に遊んでいるクラスメイトだ、誰も恥ずかしいとは思わない。しかしだからといって学校の教室で、陰毛も生えそろった性器をあらわにすることは抵抗あった。
ここではじめて今日の目的が告げられた。一人前の男となるために、君たちはこれから割礼という通過儀礼を受けるのだと。一瞬痛みがあるかもしれないが、騒ぐことないようにと命じられた。まずは医師が全員のペニスを見渡した。そして皮の余り具合が多い順に並べ替えさせた。
最初の一人が医師の前に直立不動で立たされた。7cm足らずの小ぶりなペニスであるが、2センチは皮だけが余ってたれていた。医師は無言のまま皮をつまんで左手で思い切り引っ張った。生徒の後ろには生活指導教諭が立ち、ベルトをつかんで固定した。かなりの力でつかまれているから、ペニスの先の皮を引っ張られていたくても逃げられない。皮を思い切り引っ張ると、医師は右手に医療用のハサミを持った。そして生徒の包皮をそのハサミで容赦なく切り落とした。恐怖から目を背けていたその生徒は急に襲ってきた激痛に思わず叫び声をあげた。一部始終を見ていたクラスメイトも動揺して騒ぎだしたが、生活指導教諭の一喝で静まった。医師は左手に持った包皮の先を机に置くと、なれた手つきで化膿止めを亀頭に塗った。それがしみてまた叫び声をあげそうになる生徒だった。皮の長さに長短はあれど12人中6人までが皮余りのある状態で、同じように次々処置された。
残りの6人中、2人は先端が閉じているものの余りはなかった。医師は出来るだけ包皮を引っ張って、亀頭を傷つけないよう留意しながらハサミを入れた。更に2人は途中まで剥けていた。医師は包皮の横にハサミをいれ、切込みを入れていった。それも片方ではなく両方。完全に剥けていたのは2人。医師はまず皮を引っ張って戻してみた。1人は皮を戻すことが出来たので、同じようにハサミを入れられてしまった。皮を戻すことすら出来なかったただ1人の生徒のみ、根元にたまっている包皮に切り込みを入れて終わった。
結局、剥けている子も剥けていない子も何らかの形でハサミを入れられた。痛みを与えるということが通過儀礼では何より重視された。それが大人の痛みだと教えられた。ベッドもメスもつかわず、看護師さえいない簡易的な割礼だった。机の上には前半、皮余りが多くて切り落とされた学生の包皮が無造作に置かれていた。そして床には血がにじんでいた。
血がとまったらパンツとズボンをはき、全員で掃除をして机を戻し、帰宅することが命じられた。卒業を間近に控えた12人の生徒たちにとって、夢なら覚めて欲しいと思う悪夢の1日、いや1時間が終了したのだった。
過疎が進む田舎らしい光景が繰り広げられました。とても神経が敏感な包皮をハサミで容赦なく次々切り落とされていく男の子たちの様子が目に浮かびましたでしょうか。