第1話どんな人でも、裏切られたら直ぐに死んでしまう
今日学校に"アイツ"が現れた。
"アイツ"がいる時は大体あの組織が関わっている。
学校に何かあるのか?
答えはわからない
前、"アイツ"の仲間は私の事を"部外者"と言った。
そして「知る必要はない」とも言った
教えてはくれないだろう
自分で考え抜いても間違った答えを出しそうだ…
彼女は思い出した、実験に使われていたと思われる水槽に少年の微笑が写っていた事を
まさか彼は何か知って…
俺は上陰 影一、一応日本人で学生をしている。一応高校三年生だ。
学校では全く目立たない人畜無害なモブ
実はそんなやつにも裏がある!
そう!副業で情報屋もやってるのだ!
「情報屋?地味ィ」って言《思》った君!実に見所がある、今度ぶちのめすからまた会おう
どんなやられ方が良い?
俺だってやりたくてやってんじゃないんだよ
師匠がやっていたから継いだだけ…
おぉっと少し話が逸れたな、実は僕はただの情報屋じゃないんだ。
どんな情報屋かと言うとまだ誰も知らない未発表の論文や楽譜などを持っていたりするからそれを売ったり、革命や国家転覆のお手伝いをするような情報屋だ。
一応言っておくが、変装とか潜入はお手のもの、まあ殺しも一応出来るかな?
表世界にある。剣道とか柔道などは全て網羅しているから多分ヤレる
さらに状況に適した殺し屋を紹介も出来る。
何でも屋じゃねぇかよと思う人もいると思うが…師匠が情報屋って言ってたからこれは情報屋…
裏世界の皇帝とも呼ばれている。
前起きた革命も俺が起こした。
やり方はこうだ。殺し屋や何でも屋に金を掴ませて、酒場とかに、行ってデマ情報を流したり、関係しているやつのうち殺すべき者がいたら、地獄を見せたり
そんな感じで、留め具になってたヤツを全て殺すか動けなくして、
更に扇動した市民たちを使って革命を見事成功させた。
因みに依頼主が代金を半分しか持って来なかったから、二十分の拷問で許してやったが…
アレは最高だった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「革命が出来たならこの命、どうなっても良い良い…ふっ良い人生だったぜ、せめて革命が終わった頃を…」
「何言ってんだ。お前は死ぬんじゃなくて拷問を受けるんだよ”緩めのな“」
「へ?」
「二十分な」
「え?」
「あのなぁお前、俺のこと勘違い…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アレはカッコよかった。『自分の命は良い、目的は成し遂げれたからな…』的な、俺もやりたぁい‼︎
あの革命のおかげで、俺の資金は大分増えた。
投資しておいて良かった〜
世界中の経済は全てどうなるか大体わかる。
それを乱用しただけだ。
この仕事にはやりがいを感じている。
だって受ける依頼によっては、世界の治安が少し良くなったり、なんかスカッとしたりする。
ああ勿論良い人は殺さない、依頼をされる時に依頼される側を世界録と言う博士(人生の師匠)率いる組織たちが作った。情報収集機で受けた方が良いのかを調べ依頼を受けるかどうかを決める。
ちょっと厨二病を拗らせた僕にとっては、嫌な事じゃない、むしろ最高だ。
そう!毎晩思い出すんだ。殺された(もしくは騙された)ヤツが、「貴様!裏切ったなぁ!」とか「まさかお前があの世界の全てを知る情報屋か…」みたいな事を言うから興奮して寝れない、「今度はどんなシナリオでいこうかな?」とか考え出してキリもない
そんな時は筋トレを疲れて何も出来なくなるまでやったり、格闘技の練習をしたり新しい技名を考えたり、チンピラ狩りに行ったり、いろいろ教えてくださった師匠が書いた未発表の論文を記憶したり、していた。
コレが、青春か…
クラスメイトの会話を聞いてると恋愛=青春とかそういう固定概念が出来てしまうがそんな事は無視!
コレが俺の青春だっ!
全員無視!俺はコレを貫き通すぜ!
俺の日課である。瞑想や筋トレ、勉強は終わった。
さて、次はどんな依頼が来るかな?
◆/◇/◆/◇/◆/
ーマズイ!ハメられた。
裏路地で座りこみ、左足に包帯を巻く、撃たれたのだ。
ー自業自得なのかも知れんがな。どうしてこうなった。ワールドレコーダーを見て未来予知をしたと言うのに…やはり、何かがワールドレコーダーの外から干渉しているのか…
「血痕だこっちにいるぞ!」
ークッ奴らが来た。
アイツ沢山殺し屋を雇ってやがる。
狙いは、世界録か?
アレはワールドレコーダー本体を見つけないと扱えない様に設定されているはずだが…まあそういう情報は一ミリも外に出ていないはずだから仕方ないのか…
博士《師匠》が率いるマッドサイエンス達は、殺し屋達に殺され、その後一人ぼっちになった博士が一人で、世界録を改良し続けたから、その時、世界録が、どんな使い方かはわからない
だが、だいぶ前の設定から何《何も》も変わっていないと思って俺を殺しに来たのか?…
まあそんな事はどうでも良い、それより
ーここじゃダメだ。逃げないと…
来た!
小型レールガンを撃つ…
ーよし2枚抜き
あと、七十二人ちと多いな、
ーしまった誘導されたようだ、道路に出るしかない…
チッ横からダンプカーが、どうやら一般市民の様だ。
あっダメだコレ無理…避けられない
せめて俺の武器とかを全て処分…
「うぁあ〜」
ダンプカーに乗っている人間がハンドルを回しながら叫ぶ
ドゴォン
思いっきりダンプカーに跳ねられた。
ーせめて、あと、もう少し力が有れば…
武器等の処分が完了した。という通知が来た。
「I need more power 」
ー最悪な終わり方だな…まあ悪魔に魂を売ったから仕方はないか…
高校三年生、ゴールデンウィークの時だった
「/◆/」/「/◇/」/「/◆/」/
ー何処だここは…
知らない天井…いや、コレ何処かで見た事があるな何処の家だったっけ?
ー何だ?ここには、何かがある
ー体があまり動かない…筋肉がとてつもなく少ないのか?
だとしたらここは病院かな?いや、あの状況だったら確実に殺されているだろがっ
ー誰だコイツ…デカいな、いや、俺が小さいのか?
ーん?目に何かを集めると、あの男に何かがある様な気が…
まさかコレが四次元?いや五次元なのか?よく分からん
ーアレ?あの男(?)何か言って…聞こえない耳が潰れたのか?
ーえ?
ー何で?
ー体が小さい?
「おぎゃぁ〜」
ー声が聞こえない⁈
ーどうなっているんだ?
「おぎゃぁあ〜」
ーマズイ持ち上げられて…食われる!
「おぎゃぁぁぁあ」
ーあれ?これっておんぶされてる?
ーまさか、俺…赤ちゃんになってる〜
コレが、俗に言う[転生]なのか?
だとしたらコレの力は魔力なのか?
という事は俺が昔山に籠って修行してきた事が生きたのか?
|「おぎゃぁぁあぁぁあ」《ええ〜?!》(驚きと喜び[大]が混ざり合った謎の感情)