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エレベーターの怪  作者: 瀬田川 廡輪
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第三章〜情報

宜しく御読みになって頂けましたら幸いです!

『落ち着いて。必ず助ける』

俺は何故か、なんの根拠も自信もないのにそんなコメントを送信していた。

暗闇に閉ざされているのだからわかりはしないが、おそらくはまったくの見ず知らずの人物のために俺は動き出そうとしていた。

それもこれも、彼女?のサムネイルの顔画像に魅せられてしまったからに他ならないのでおったが。

モテない俺のただの下心なのかもしれなかったが。

停電がいつまで続くのか、その原因は何だったのか、それも今のところまだたかわかりはしなかった。

()に角、情報収集に努めるしか今はなさそうであった。

彼女が、

『わかりました。十分後にまた配信開始します。有り難う御座います。宜しくお願いします』

と配信者コメントを送ってきてから、放送は終了しました、といえ画面に切り替わった。

俺はスマホを持ち直し、再び検索を開始した。

━━停電 東京 いつ?

検索。

検索結果はいくつも表示された。

『ただいま、東京、〇〇区△地区において停電が発生しております。□□電力によりますと、原因は現時点では不明、とのこと。全力で復旧に努めておりますが、電力供給再開時期は未定、不明とのこと』

『停電の原因はおそらく、何らかの原因による地下送電設備のショート、変電設備の不具合だと思われます。原因究明に尽力(じんりょく)致します』

『停電を致しておりまさ範囲は〇〇区全域と・・・』

少なくとも、彼女が停電の()き目に遭っているのは、〇〇区内であら可能性が高いことだけはわかった。が、それ以外は大して重要な情報てまはなさそうであった。

続いて、

━━エレベーター停止。

検索。

検索結果。

『停電時にはエレベーターには決して載らないでかださい。()まる、あるいは停まっているおそれがあります』

『〇〇区内各所でエレベーター停止の連絡。中に人がいらかどうかは殆どの箇所で不明』

『東京消防庁が、エレベーター停止についての情報収集を始めました』

などなど。

当然のように彼女の居場所について手掛かりになるようなものはひとつもなかった。

━━そういえば、彼女のハンドル・ネームは何だったろう? 

思う。ハンドル・ネームとは、インターネット上で自らにつけて使用する渾名(あだな)、ニックネームのよえなもので、本名とは無関係な場合が多いのだが。

今のところ大した情報は得られなかった。だが、彼女がエレベーターの中から配信を再び開始するのを待った。

何故か、彼女と話をしたくて、彼女を助け出したくて仕方なかったのだ。

有り難う御座いました。

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