8/74
ぺぽちょんと公園
公園はいい。のどかな休日は緑を傍に始まるものだ、とぺぽちょんの父はよくいっていた。
「燦燦と照り付ける日差しも木々に阻まれて心地よい」
ぺぽちょんは黄昏た。
「風が気持ちいい」
ぺぽちょんは犬のフンを踏んだ。
「気分が悪くなった」
ぺぽちょんは靴を地面に擦り付けた。
「とれない」
ぺぽちょんは噴水の水を借りた。
「きれいさっぱり気持ちよし」
ぺぽちょんは背伸びをした。
「ほわわ」
ぺぽちょんは欠伸をした。
「プラマイゼロでもプラで終われば気分がいいな」
ぺぽちょんは名言を残した。