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ぺぽちょんとスリッパ

 ぺたぺたと床に張り付くスリッパの音。足跡が残るように歩幅が濡れている。

 ぺぽちょんどうやら、洗濯した履物を干さないで履いているらしい。おかげさまで部屋がじめったい。

「ま、いっか」

 諦めたぺぽちょんは座ってドーナツを食べ始めた。ホワイトチョココーティングだ。

「もらいっ」

「な、お前はまさか」

「むしゃむしゃおいしい!」

「あさぎのぞむ!」

「ぺろりだぜ、がはは、ドーナツは美味いな!」

「くそ、やられた。私としたことが大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大」

「ええ」

「大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大」

「ちょ、あ、え」

「大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大好物のドーナツを盗まれるなんて!」

「ごめんなぺぽちょん。これで許してくれよ」

 あさぎのぞむが渡したロング箱には様々な種類のドーナツが敷きつめられていた。隅っこにどんぐりがひとつ。

「やったね」

 ありがとうぺぽちょん!

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