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テーマ詩集:昆虫採集

トノサマバッタ

作者: 歌川 詩季

 とのさま、って。

 ちょっと可愛いというか、ゆる〜いかんじ、しませんか?

 あたりをみまわしても 働きバッタはいない

 余がみずから足をはこぶ

 大声はりあげても 働きバッタはいない

 余がみずから手をよごす


 巣の深く深く おいでになられる

 女王アリさまにはおそれおおくも

 あくせくと汗をたらした行列したがえ

 それと比べてしまったら


 余は裸の殿様だ



 おなかがぺこぺこでも 働きバッタはいない

 余がみずから狩りにでる

 いくさが始まっても 働きバッタはいない

 余がみずから首をとる


 巣の奥の奥に すましておられる

 女王バチさまにはご機嫌うかがい

 ぎんぎらの毒針かまえた兵隊ならべて

 それと比べてしまったら

 

 余は張子の殿様だ

 トノサマガエルも登場させようか、一考しました(笑)

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― 新着の感想 ―
[一言] 確かにトノサマというのに家来がいない! 大名バッタとも言うらしいですね。 脱皮中の身動きできない同種を 食べちゃうこともあるそうで 意外と殺伐とした生態は 国盗りの大名らしさもちょっと感じ…
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