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市舞目

あたしは、いつになったら

この夢から離れられるんだろう――――

手を伸ばせばいつだって

いつだって掴んでくれる人がいた。


でも今は もういない。

夏休みの少し前。

6月の終わり、いつもと同じように

あたしは屋上でサボっていた。


いつもと同じように建物に隠れるようにして

誰にも見つかりたくないとか、そんなんじゃないけど

運よく誰にも見つからないって場所だから結構お気に入り。


シャツの襟が風で揺れた。

今日は少し暑い。

この屋上で、いつも夢を見る。

一生懸命に手を伸ばしてるあたしを、

置いていっちゃう、影。


「・・・また」

あの夢か、

と呟くのさえ、億劫なあたし。


何度思ってもあの頃に戻ることなんて

言いたいことは山ほどあったはずなのに


「そんなこと無理だってわかってるはずなのに」


腕を目に当て、泣きたいのを我慢した。

作者のゆチャンです、初めまして。

初めてですが連載です。


読んでくださってありがとございました。

次回をお楽しみにしてくださいませ。

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