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天空の使者  作者: サルザムライ(占空)
第4章 MONSTERS
44/50

MISSION4 奪還 〜PAiNT it BLACK 〜

リンリンが撃ったバズーカがイエティの後頭部に命中した

傷を負っているのはイエティも同じで当たった衝撃で前のめにり倒れた

どぉおおん!!

地面の氷が割れてしぶきを上げると

バズーカ片手に持ったリンリンの背中が勇ましく映えた

皆がリンリンを見る

"リンリンが喋った!!"

そっちの方が驚きだった


施設内ではズロウとへヴァンが壁をはさんで揉めている

元政府とマフィアの腹黒い争い

ズロウは倒した幹部の銃を奪い玉を使い切らない様にフェイクを混じえて威嚇する


ー発射2分前ー

へヴァンは苛立ち 専用の通信機を出した

しかしスイッチを入れても中々繋がらない

聞こえるのは電子音で聞こえるノイズのピーガラガラ ザッという音


「なんでだ!」

基本政治家は野心の為に頭を働かすのはうまい

しかしそれ以外は頭の弱い人間が目立つ職種

へヴァンもその1人

政府基地を造った時コチラの行動がバレぬ様に電波を遮断する大きな白い壁を造ったことを覚えてなかった


本来ならば専用無線機はイエティの耳に着いてるヘッドホンへ繋がりボタン1つでマスクに催眠ガスが出る筈だった

「クソッ!!」

奥歯を噛むように言葉を吐き捨てるとへヴァンは表へ出る階段を登る

幹部は困ったままズロウと撃ち合っていた


ロケットを降りる4人 危険を考慮してCKスーツのMAX状態へと変身する

ロケットをつたって降りる姿は忍者


コッコはトクヘロケットの情報を流す

クリビーが分析したのと見たままを伝えて核燃料のカセット差し込み場所を調べてもらう

ロケットエンジンが作動して下から突き上げるような振動がへばりついてる4人の手足を滑らせる

コッコは少し焦る、足下は底が見えない闇になっていた


「隊長!下に踊り場が見えます」

反対側を降りるキーンから通信が入る

床みたいな突き出した場所を見つけたのだ


同時にトクからミサイル連結部分の上5メートルの場所に燃料カセットのセット場所があると情報が入った

「ナイス!」

コッコは大きく息を吐くと安堵した


上では

見えにくい穴を心配そうに皆で見ている


すると後ろから

「誰だお前らっ!」


四つん這いになっているクリビー達をへヴァンが見つけて驚いてる

政治家等の公務員の殆どは"私が公務員"のオーラを出してる人が多い

マフィアでは無い事がわかる

「どうします?」

冷静に聞くリンゴ

「ほっといて良いわよ、TEAM BiSHのお仕事の人でしょ」

冷静に答えるYUI


タマはロングイのコートの中へ隠れた

二人のやり取りを見たロングイがこいつ等おもしれぇなと口元を緩める

銃を出し構えたたままYUI達の後を走り抜けていく

一応脅している様だが誰も相手にしない

足下が滑るのでカクンカクンしながら進むのは中々滑稽な姿になっていた

クリビーは一応警戒したがへヴァンは急いでる様で悔しい顔はしていても何もせずに走って行った


壁の外ではイエティが起き上がろうとしている、ウォッ、ウォッ!と短い呼吸がする

アツコは急いでイエティを分析して指示を出す

「アユニ顎っ!モモコ腹!」

相手の体力が少しでも回復すれば勝機が薄れる

チッチの念を聞いたメンバーは力がみなぎっていた

強烈な一撃が顎へ入ると顔がグルン!と周り氷下からモモコのドリルパンチが腹へ入るイエティの体がくの字に浮く

「チッチ!トドメッ!!」

チッチが超瞬発で飛ぶ

アイナが口から血を吐きながらボイスを出してチッチに勢いをつける


皆が限界突破した!


チッチはまた一つ皆と成長したと感じた

言葉では伝えづらいが強いて言葉にするならば 

     輝きを増した

 ハグミィに届けたい輝きが強さになる

その想いを拳に載せてイエティのテンプルへと届かせる


      ゴキン!!


鈍い音がするとイエティの目がブレる

チッチは殴った衝撃を散らす体力はもう無くそのまま下へ転がる

アツコとアイナとリンリンが3人の元へ走る

「今の連携技、名前何にする?」

モモコがチッチに手を差し伸べる

「皆の愛の連携だからね!かっこいいので」

アユニが肩を貸しチッチを連れてモモコとイエティの下から出て行く

「モンスター相手に愛が有る攻撃…」

ボロボロの顔で上を向き考える

「ラブ デラックスだな」

「モンスターは?」

笑いあって6人が揃うとイエティの目が白目を剥き頭がゆっくりと地に落ちた

ドッゴーン!!

砕けた氷が飛び上がりキラキラと光を反射させ大きな虹を作った

綺麗な虹に笑顔を見せる6人は飾る事のない素敵な顔をしていた


施設内ー

踊り場の周りに出来ている氷壁に4人が確信を持った

  "ここに王子が居る!"

スノウが造り出した氷が目印になった


発射30秒分前ー

間に合ったと一息ついて扉を開けると 寒さなのか怯えなのか解らないが王子は膝を抱えて震えていた

手を差し伸べるコッコから怯えながら端へと逃げる王子

「顔怖いから」

イガラシがからかう様に指をさして笑う

「イガさんに言われたくないわー」

からかい返すコッコ

「早く助けましょ、ココには人相の良いやつ居ないんですから」

キーンが突っ込む

ミヤビが言うねーと背中を叩いた

「王子!俺達は王妃から頼まれて助けに来ました!早く出て逃げましょう」

王子は正直半信半疑だったがスノウの言った

「もうすぐ助けが来る」

と言う言葉を思い出しコッコの手を握った


ドン!ゴゴ!

ー発射10秒前ー

ロケットが発射の為に火を出したのが音でわかる

「ここに居たらロケットの火力で王子がやられちまう!」

ミヤビが氷を叩きながら割れなさそうと焦る

「イガさんやりますか」

「隊長やりますか」

顔を見合わせ拳を構えて氷壁へ撃ち込む

ドンッ

ロケットのエンジン音にも負けない音がした

氷壁はそのままズレて拳のある場所から一気に割れる

通路で撃ち合っていた元政府軍の幹部がそれを見て驚く

バキバキバキバキ!!

氷の中から出てくる4人は真ん中に王子を置き包み護る形で出てくる

ゴォォオォオ

ロケットミサイルが発射された

「ロングイ頼むぞ」

コッコがそう呟くとロケットの火圧で割れた氷が散弾する

溶けるより早く飛ぶ氷に撃たれる元政府の幹部達

叫び声と共に体中から血が飛び出す

それを"今だ"と言わんばかりにズロウが操作室から飛び出し逃げて行った

「追いかけますか?」

「ゆっくりとね」

キーンの言葉にのほほんと返す、それを見ていた王子は余裕なのかやる気が無いのか理解できなかった

「来た!来ましたよミサイル!」

キーンが大きな声でロングイへ伝える

ロングイはコートの中からタマを出して自分の後ろへ移動させた

タマの顔色が悪くなっている

口数も昨日から減っていたのにロングイは気付いていた

優しくタマの頭へ自分の帽子をかぶせる


「皆下がってろ!」

ロングイは手から光を出して出てくるミサイルへ当てる

YUI達は目を見開いて驚く

当たった光はミサイルの尖端からアイスキャンディーが溶ける様に消えて行く

穴からミサイルが出る事なく溶けていくのだ

「これって…」

YUIがロングイを見た

ロングイは力を消耗し始めて汗を沢山かきながら光を放つ、YUIの視線には気付いている

「姉ちゃんの想像通りだよ、俺は神獣だ」

ニヒルな笑みを浮かべる


「ロングイ…お前っ!」

外へ出て来たズロウが光を放つ姿に驚く

クリビーとリンゴが構える

ズロウとロングイはマフィア通し面識はあるがズロウはロングイが人間だと思っていたのでこの光景は目を疑う

「お前 王子どうした?」

ロングイは睨みをきかせて質問するとズロウは黙った

クリビーが空気を読むとピストルを抜いた瞬間ズロウの手に蹴りが入り ピストルが宙へと飛ぶ

そのままボディへ一発

「かっはっ!」

呼吸が出来なくなったズロウはお腹を押さえて膝をつき倒れた


壁の外に出たへヴァンは愕然とする


イエティが倒れその上に女たちが乗っかている

「今日は何なんだ…」

アングリと口を開けるへヴァンを見つけるとチッチはニヤリと笑う

「獲物が向こうから来た」

イエティを降りて6人が足取りを揃えてへヴァンへ歩みよると、威圧から腰を抜かし後ろへ倒れた


ドッドーン


地面が揺れる

「こいつの尻もちで揺れた?」

アユニが不思議そうに見た

ドン!ドン!ドン!

揺れは更に大きくなり音が近づいてくる

差していた光が塞がれ辺りが黒く染まる

黒く染まる景色から白い長い毛が浮き出る様に見える

山から山と同じ位大きなイエティが現れた

「ひぇっヒィィ!」

腰を抜かしたまま足をクイクイッとバタつかせるへヴァン


「ヤベェ…」

6人が冷や汗をかく

「こいつはイエティの王…ビッグフットだ…」

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