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天空の使者  作者: サルザムライ(占空)
第4章 MONSTERS
41/50

MISSION4 奪還〜生きてて良かったと言うのなら〜

銃声が響く時 トキ王子は腰を抜かした状態のまま手をクロスした


勿論ガードした所で避けれる物では無い

ガガガガガガガガガガガガガガガ

機関銃の銃口はイナズマの如く光る


ズロウは異変に気付く

ガードしてる王子に玉が届いていない

そして王子の横に手を広げてしゃがんでいる者がいた

「こ…これは…」

流石のズロウも驚いた

王子と核ミサイルを丸く囲むように氷の壁が出来ていた


それは王子が彷徨いこの部屋へ辿り着きそうなとき、中には ウェザーアサシン スノウが核燃料カセットを外しに来ていた


核燃料を勢いで凍らしそのままにして帰ったのがウェザー博士にバレて怒られたのである


ブツブツと愚痴りながら外しにかかると人が来る気配を感じた

手から出す冷気でロケットミサイルに磁石の様にくっつきロケットミサイルの陰へと身を潜めていた

既に氷を外しに入っているため氷で固めた核の保護は余り効果なかった

そこに機関銃が登場

スノウは核爆発の危険を感じ氷壁を張った


機関銃の玉は全て氷壁で食い止められた

「普通、核ミサイルの前で撃たないだろ 馬鹿かこいつ等!」

舌を打つようにスノウが苛つく


「あ、あれ?イキテル!!」

生きている事を喜ぶトキ王子が目の前の人影を見つけた

「あ…あなたは?」

傷だらけの王子が捨て犬の様な目でスノウを見た

世界の王族の顔がインプットされているスノウはすぐにトキ王子だと解った

未来のお客様候補

先日のお客様のご子息なのだ


「ウェザーアサシンだ、核燃料の回収に来た」

コンピューター声門を低くして話しかける

「た…助けてください!」

泣きつく様にすがる


強い気配を感じるスノウは気配のある上を見た

「生きてて良かったと思うなら、もう少し生きてみろ、そこのカセットを抜いた所へ入っていろよここよりは暖かい」

指をロケットミサイルへ向けると"そんな!!"という顔をする

「大丈夫、もうすぐ助けが来るよ、それまではこの氷壁がお前を守るから安心しろ」

言われるままにミサイルロケットへ入る王子

氷の向こうではズロウが氷壁を蹴飛ばして何かを叫んでいるが

氷の壁はそんな声を遮断していた


前からズロウを見ると滑稽な姿だとスノウは思った



核カセットをケースに入れてスノウはロケットミサイルを普通に歩き登って消えていった

ズロウはスノウを見て怒り奮闘する


外の白い壁の前にチームJAM BiSH ロングイ達が着いた

コートに耳あてを着けたロングイとタマ王女

ワイパーも凍るこの寒さにチームJAM達は黒いスーツのまま

チームBiSHは白のパーカースタイルのセットアップ姿を見て

「寒くねぇの?」

ロングイがコッコへ何とも言えない眼差しを送る

「サンタの友達だからな」

笑って答えるコッコに

「お前はトナカイなのか!」と突っ込んだ


前から軍服を着た男達が機関銃を構えてやってきた

「やるか!」

コッコが構えると

「ここは私達のMISSIONだから、隊長達は中へ」

チッチがコッコの前へ出て軍服を見て答えた

「解った!」

コッコ達は走って白い壁を目指す

アツコがトレーラーを確認して通信で伝達

「探していたトレーラーに間違いないわ」

その言葉でチッチが答える

「狩るぞ!!」

全員が軍服へと走り出す

走り出したコッコへ銃を向けていた旧政府軍メンバーがチッチ達が来るのを確認して慌てて機関銃を撃ちはじめる


トレーラーを調べているアツコの後から機関銃で首を締めようよ大男が襲った

ググっと首を締めるがアツコには全く効いていない

リアクションも手応えも無い事に大男は困るがとりあえず締め続けた


いささか面倒くさいと言う顔をしてアツコは後にいる大男の襟元を掴み、背負投の様に下へ打ち付けた

「NO!!」

地面は凍っているので大男はかなり痛がった


機関銃を撃った旧政府軍メンバーはアユニの拳をくらい地面を滑り飛ぶ

シュー

それを見たアツコが大男を蹴飛ばして滑る男へぶつけた

「ストライク」

よしっとポーズをとる

「なんか、ボーリングしたくなった」

アイナが呟くとモモコが

「終わったらラウワン行こっか」

「いーねー」

と盛り上がる

リンリンのツインテールも縦に揺れた


旧政府軍メンバーの残党の1人がヘヴァンへ連絡をするが通信が繋がらず、雑音に叫んでいた

「至急!援護願います!」

電子音だけが聞こえる

「くそっ!」

「クソがくそっていってたらクソまみれだな」

旧政府軍メンバーの耳元でチッチが囁く

まるでホラー映画の様に振り返ると悪い顔をしている笑顔が映った


また1人氷を滑り消えていった


残りの1人が隠れながらトレーラーのコクピットへ行き荷台のロックを外した

気付いたアツコがコクピットの中のメンバーを蹴散らすがロックは外れていてトレーラーの荷台からは金属音がした


ガダン!!カラン!

トレーラーの異変にBiSHが反応した

「‼!」


一瞬、静まり吹雪く風の音だけがした


ドン!! ドンドン!!

トレーラー荷台の天井と横が曲がる

「ウオォぉーッ!!!』

獣の様で低い遠吠えがした

グァン!!バキバキ!! ゴォーン!!

けたたましい音を立ててトレーラーの荷台がバラバラに吹っ飛んだ!!

吹雪く雪にクリーム色の大きな陰が現れた


「ウオォォオオォォォォォォッ!!」

そしてもう一度雄叫びを上げた


白い壁の中へ入るコッコ達

「これで王子居なかったらへこみますね」

イガラシが走りながらいうと

「そんときゃマフィア潰してまた探しゃぁいい」

ニコリとしてコッコが答える


前から鋭い殺気の物影が見えた

コッコ達が一度立ち止まり構える


そこにはケースを持ったスノウがいた

「あれ?ゴウじゃん?」

イガラシがイタズラ顔で話しかける

「ゴウって言うな!」

スノウがムスっとした

「何やってんのぉ?」

明るく肩を叩くとケースで手を払う

「多分お前らの探してる奴、下のロケット中に居るぞ」

からかうイガラシを他所にコッコへ言う

「王子?」

「あぁそうだ」

その言葉に全員が顔を見合せ喜んだ

「ありがとな!ゴウ」

コッコが手を上げて感謝するとスノウも手を上げて答えた

「…ん?」

我に帰る

「ゴウって言うなぁ!」

走り出すとロングイとタマ以外みんな笑っていた

「知り合いか?」

ロングイがコッコへ聞くと

「友達だ」

と明るく答えが帰ってきた


氷の中のロケットへ逃げ込んだ王子に手を出せないズロウは心底怒っていた


ズロウは幹部達を残し操作室へと向かう

「ロケットごと飛ばしてくれるわっ!」

ズロウは核が抜かれ、人質には手を出せない状況で全てを壊す事を思いついた


ロケットミサイルの発射スイッチの保護を外す

暗証番号を入れ、指紋認証が出てきて操作がとまる


ここは元々旧政府軍の施設

マフィアのズロウの指紋など登録されている訳がなかった

バン!

コントロールパネルにやつ当たる

「何をしている!」

ヘヴァンが旧政府軍メンバーを連れて入ってきた

核が盗まれた事がバレればズロウの失態

旧政府軍とのバランスが崩れる


ズロウは胸元から銃を出し撃ちはじめる

2人程撃たれ倒れる

ヘヴァンはすぐに自分のメンバーを盾にして通路へと避難した


操作室の扉を閉めてロックすると倒れている旧政府軍メンバーの手を認証パネルに乗せようとするが、ぐったりしている身体は重く動かない

「チッ!」

舌打ちすると銃を人差し指の付け根にあてて撃つ

パン!!

もげた指をパネルへ乗せる


ー指紋認証完了ー


文字が出た

倒れている男はヘヴァンと行動を共にするくらいだから幹部と考えて間違いない

それが的中した

出て来たロケットミサイルのボタンを押した

ピッ

発射5分前


音声が流れた

「長ぇな!」

カウンターの時間に文句をつける


ミサイルロケットの中では

色々勝手に作動開始する機械達に王子が戸惑う

「何?なに?ナニ?」


地響きがし始める

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

発射準備に入る

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