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天空の使者  作者: サルザムライ(占空)
第4章 MONSTERS
39/50

MISSION4 奪還〜Help‼〜

西の国境から国道へ向かうチームBiSHはコッコ達より10数キロ先へ出た

夜もふけ 川沿いの山道を走る


各チーム運転手を替え仮眠を取りながら走る


北の街 ズロウはビールカップへもうすぐ着く

この先の計画に ロングイや謎の集団が絡むと危険と考え ファミリー総出で殺す様に命令をくだす

臆病者が勝者となるの念らしい

勿論 本部等を攻撃されたメンツもあった

Nシステムからハッキングした車のナンバーは所有者不明の偽ナンバー


珍しい車なので車種を見つけただけで潰すように指示していた


雪が氷になる場所

北の街 ビールカップ


人の住めないこの街の地下に施設がある

元政府軍の隠れ家兼研究所


そこの1室に監禁されている男がいる

サラッとしたブロンズの髪は所々血で赤くなっていて

顔も傷と腫れが痛々しい

椅子に縛られて項垂れている

この男が シスアの王子トキである


部屋の中にはトキ以外いない

監視カメラで見張られているのだ

動くことができない為、監視も肩の力を抜いている

1つ憂鬱だとすれば もうすぐズロウが着くということだ

監視ルームには数人の黒服がいる

タバコを吸いながら世間話をしながら束の間のお気楽を楽しむ


空がグラデーションで朝を教える

寒いと星が綺麗に輝いてプラネタリウム要らずのロマンチックな朝焼けの景色


ミヤビの運転で走る

休んでるロングイの電話が鳴った

ポケットから眠気眼で電話に出るとロングイはちょっと姿勢を正した


ロングイのボス グラニーテルファミリー 

ファーザー ロンである

旅の説明?言い訳?をしてる途中で話を変えられたぽく、ロングイはロンの話を聞いては質問をしていた

姿勢は正すものの口調は馴れ馴れしい


「どうした?」

ミヤビがタバコを咥え聞くと

「ズロウのファミリー1万人が俺等を狙って向かってるらしい」

ニコリと笑い答えた

「まじか!」

驚くミヤビ

ズロウファミリーにもグラニーテルファミリーと仲の良い者が沢山いる


大体のマフィアはファミリーに入る時

マフィアになりたい一心で入る為 ファミリーを選ばない事が多い

その為後から違うファミリーを見て後悔する事がある


特にズロウファミリーは人数を増やしたいが為に最初は贅沢させ優しくしてファミリーへ入れる

入れば独裁的な恐怖支配

勿論抜ける事は許されない


グラニーテルファミリーは筋を通す絆の強いファミリー

同じマフィアとして憧れる者が多いのだ


ミヤビはコッコへ通信する

チームJAMは戦闘準備に入った


朝日が山の隙間から顔を出すと

チームBiSHは目を覚まし、窓から陽を覗く

気持ち良い朝日を感じ笑顔が出る


バリバリバリバリバリバリバリバリ

爽快な朝を消すように空を叩く音がする

朝日を背にして数機のヘリコプター

アツコが手で影を作りメガネを上げる

「戦闘ヘリ!」

運転手のチッチがブレーキを踏む


車は減速してヘリコプターは1度前へと飛ぶ

「なんだ?こいつ等、軍隊か?」

バリバリバリバリバリバリ

3機のヘリコプターが体制を整えチームBiSHの乗る車の前後と横につく


「近ぇな!」

チッチの目つきが変わる


アツコがコクピットを見て身なりからマフィアと分析した

「リンリン!アイナ!頼む!」

横についているヘリコプターの照準が車に合った時

スライドドアが開く

同時にリンリンの銃が高圧に玉を撃つ

二丁の銃から出た玉は構えたリンリンを隠す様にヘリコプターのコクピットへ飛ぶ

「ウオッ!!」

まさかの勢いにヘリコプターのスナイパーは叫んだ

パン!バリバリバリバリ!ゴォー!

ヘリコプターのガラスを破り冷たい空気が一気に流れ込み、コクピットに嵐を作る

コントロールが効かなくヘリコプターは川の方へ落ちていく

その間に車の屋根に移ったアイナは祈る様に手を握り目を閉じる

前後のヘリの位置が平行になりミサイルを車へ撃ち込んだ

ピシューピシュー

目を開き両手を空へ向けヴォイスを放つ

ー ヴォイス パール ー

「MAAAAAAaaaaaaaa !!!!」

ボン!ボン!

発射されたばかりのミサイルはヘリコプターの前で爆発してそのままヘリコプターも巻き込む

先に落ちたヘリコプターの爆発音がドォーンとすると山側に当たった2機もドドドーン!!と音を立てて火を吹いた

アイナは違う所から来るミサイルに気付き更にヴォイスを飛ばす

車の後方で爆発してアイナに爆風がくると

手をクロスしてしのいだ

爆炎がはけて行くと煙の先に戦闘機を見つけた

朝日を浴びて機体が光る

「冗談じゃねぇ」

そう言って車の中へ戻る

チッチがデレデレで通信をしていた

アイナは身体張ってたぶんイラっとした

「今、コッコ隊長に連絡してみたんだけど、あれマフィアで間違えない!」

なんで狙われてる?と言う顔でチッチを見ると

「多分、同じ車だから間違われてるかと」

人差し指を立てて笑った

レインボーカラーのツインテールが揺れる

リンリンが挙動不審に動き出した

アユニが「後方、戦闘機ミサイル」と読み説く

「口で言えーっ」

イライラのアイナが叫んだ


ドゴーン!!

黒煙を上げてチームBiSHの車が大破した


後ろ走るコッコ達も銃撃戦になっていた

追いつき追い越せと車を操作して玉を避ける

ロングイのマグナムが火を吹けばズロウファミリーの車が火を上げる

イガラシは銃でタイヤを狙って撃つ

潰れたタイヤはハンドルを捕る

操作不能の車はスピンして壁やガードレールへぶつかり後続の車が玉突き始めた

激しいぶつかり音が山に響く



バリバリバリバリバリバリバリバリ

戦闘ヘリコプターが川側から顔を出して来た

クリビーは待ってましたとキーンが使ってたヌンチャクをプロペラへ投げて絡ました

プロペラは軸との連携が取れずにそのまま川岸へ落ちていく


前方で戦闘機が旋回してコッコ達の方へ向く

車の上にハットを抑えたロングイが立った

風に靡く黒いスーツ 長ツバの影から鋭い眼光が覗く

「LOVEもMoneyもねぇな!」

手を戦闘機へ向けると光の玉が放たれた

ウィーン!

ボン!

あっと言う間に戦闘機が爆発した

驚くクリビーとキーンとリンゴ

「何者!」


キーンが光輝く目で見つめる、ロングイは車へ戻る


「きりがねぇな、1万人だろ」

ミヤビがボヤく

「大丈夫だ、手は打ってあるから、もぅ少しだけ我慢してくれ」

ロングイはそう言ってハットを深く被りそっとタマを見た

まだ寝ている

寝顔を見て安心したロングイは外を眺めた


ビールカップへズロウが着いた

降りる前にメールを確認

    車爆破成功

画像が添付されていた

煙が立ち込め道路上は壊滅していた

山道には監視カメラが無く映像を確認出来ない

画像を見てニヤリと笑った


項垂れているトキ王子が母の名を呟いた

「そろそろ限界です、助けて…ください…」

トキ王子は死を予感していた



それがわかるかの様にズロウは悪魔の様なオーラを出して

わざと足音を立てて施設内へと入ってきた

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