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天空の使者  作者: サルザムライ(占空)
第4章 MONSTERS
35/50

MISSION4 奪還〜My landscape〜

 今から10数年前 雪の大地と言われるタウリング政府連盟国という国があった


政府連盟とは名ばかりで時の独裁者が国を支配していた

国民を権力で抑え刃向かう者はには容赦無く命を奪う 軍事力に力は注がれていた


王政を奪われた王族が国を取り返すため逆革命を起こした

剣を振り上げ国民と国をを取り戻し名を変える

シックススーワン 通称 シスア 


愛戦家と呼ばれる政治家達は世界の中心になろうと この世の3大兵器 を用意している所で王族に討伐された


それから時は経ち現在

王は病に倒れ寝たきり

王妃は倒れた王の仕事もこなしながら右往左往で手一杯になっていた


シスアは政治家を持たず王族と国政軍と呼ばれる兵士達で国を維持しているが人手が足りず各街の治安は悪化して行く一方である


街ではマフィアが幅をきかしている、

ドラッグや拳銃などの密売を盛んにしている組織も目立つ


元政府の役人は未だ3大兵器で国を奪い戦争の火種を作ろうとしている


首都は国の南 雪の少ない街 モッカバ

そのモッカバの中心部に有るのが

国際色豊かな大宮殿 モグワイ


モッカバ川は首都を流れる水脈で寒い国ならではの木々が美しく彩りと癒やしをくれる、そして川沿いにある色鮮やかなオレンジベースの宮殿

玉ねぎ屋根の愛称で形は可愛らしく見る者の眼を奪う

首都は世界の景観10選になる程美しいのだ


宮殿内も明るく鮮やか

今回は立て続けにミッションをこなす

コッコは依頼の詳細を聞く為訪れた


見事な建築物に目を奪われている

大きな柱には細工で花々が刻まれ、保温性有るカーペットとカーテンは茜色と金色で高級感を出す

壁には王と王妃、王子と王女が描かれた家族絵が大きく飾られていた

窓から光が注ぐ先にある、大きな扉から長いドレススカート姿で切れ長のキリっとした眼の女性が現れた


王が病により寝たきりになって 実権を握るこの綺麗な女性は 王妃 ナナ

片膝をつき両手を足の前で床に着けて挨拶をするコッコ


この姿勢は敵意はありません と言うこの国の昔ながらのスタイルである


ナナ王妃が椅子に腰を掛けるとその後にコッコも向い側の椅子に座った


高そうなティカップに高い位置から紅茶が注がれた

側近が部屋を出ると依頼内容が伝えられた


   MISSION4 王子トキの奪還


紅茶をすするナナ王妃はやつれている

綺麗な眼が少し悲しく映った


この国のマフィアは大きく分けると4つあるそうだ

その中の1つに極悪の組織と呼ばれるのが

ズロウ 

王子はそのズロウファミリーに誘拐されたのだ

身代金は金では無く国だった

マフィア本拠地は首都にある物の

ボスや幹部 人質の王子はそこにはいないらしい


連絡も2日無く、トキ王子の命すら解らない状況であった

コッコは王子の写真と普段の行動や誘拐された時の状況を聴いた

 街では事前の依頼内容から察したユニバーサルメンバーが王の評判や国の現状を聞き回っていた


今回ユニバーサルメンバーは黒スーツにYシャツ


治安が悪いだけあって聞き込み等で目立つユニバーサルはチンピラ達のうってつけだった


ツインテールで可愛らしいリンゴと長い髪と力強い眼のYUIは綺麗で可愛い2人なので雪国のオス狼が獲物を狩るような気配で近寄って来ていた

ツンツン頭で目つきの悪いキーンはイケメンヤンキー顔のミヤビと行動してるが、人相の悪い2人は強そうな筋肉質の男達が観光者狩りとして後をつけてる


おとなし目に見えるクリビーはドレッドファンキーおじさんイガラシと歩く

どんな関係か解らない2人に金目当てのチンピラが寄っていっている


雑貨屋で聞き込みをしていたリンゴが店を出るとナイフでスーツのボタン部分を切られた


見るからに頭の悪そうな青年がサバイバルナイフをチラつかせリンゴの服を引っ張り自分の所へ寄せた


後から出てきたYUIも2人の男に両腕を掴まれる

「強引な男は嫌いじゃ無いけど、乱暴な男はは嫌いなの」

YUIがため息と一緒に言い放つ

男達はYUIの腹と顔に拳を入れる

「ンモォア!」殴った男の手が曲がった

「暴力振るう男はサイテーよ!」

YUIはそう言うと男達の顔を左右の拳で殴る

男達は鼻血を吹き出す

顔を抑えると

空いたボディへ大の字ジャンプをして蹴りを入れた

勢いよく吹き飛び壁に打ち付けられた男達は頭を打って失神する

驚いた男がリンゴから手が離れた瞬間

足を下から上に蹴り上げた

高く舞、強烈に地面へ落ちた

「サイテーな奴等だな」

リンゴが倒れている男を踏み潰して罵倒した


同じ頃、他のメンバーも襲われていた

ナイフや拳銃等が当たり前に出てくる

躊躇も戸惑いも無く撃つは切るはの攻撃を仕掛けてくる


コッコからメンバーに連絡が入る

=あと10分くらいで王宮を出る、各自この国のマフィア ズロウについて聞いてまわってくれ=


全員が頷く


全員の足下にチンピラが倒れていた


マフィアの話ならチンピラに話を聞くのが1番早いので倒した相手を起こし、脅迫して聞く事にした

やられたチンピラ達はよく喋るのだ


首都の外れに少し立派な屋敷がある

国の景観とは少しズレている赤と金色の木造の屋敷

東の大陸ナカバナ共和王国特有の造り

門も柵では無く背の高い木造りで観音開きで開くスタイル

門の入り口には白服と呼ばれるスタンドカラーのスーツを着た男達が立っている

門には木の大きな看板の様な表札が付いている

    グラニーテル

ナカバナ系マフィアの建物

中の廊下には華々しく彩られた壁や屏風があり 仏像等が飾られている

奥から2番目の部屋 若頭の個人ルーム

白服の1人がドアをノックする

コンコン

上質の木の扉はノック音も低く響く上質さだった

「おう、入れ!」

中から声がした

「失礼します」

背筋を伸ばし、綺麗に頭を下げて入る白服

「どうした?」

細見で少しウェーブある髪をした男が答える

この男 グラニーテルの№2

  "ロングイ"

「門の前で少女が若頭<カシラ>を呼んで欲しいと言っているのですが」

「少女?」

「はい、多分まだ中学生位の…」

少し気まずい感で報告をする

「俺は若いの好きだがそんなガキは知らんぞ」

性癖を疑われた事に気付く

白服は少しホッとして顔が和らいだ

「追い返しますか?」

「ん〜」

ロングイは少し悩むも ご指名なのが気になり会う事にした

門まで歩くと門の外から子供の怒鳴り声がする

早く逢わせろとわめいていた

子供相手にムキに慣れない白服が困った顔をしている

「何の用だ?」

耳をかきながら現れるロングイを少女は笑顔で呼ぶ

「ロングイ!」

少女に名を呼ばれてロングイは少女を見た

「お嬢誰だ?」

突き放す様に少女へ言うと

「私だよ!タマだよ!」

「タマ?」

少女の顔でタマが解らないロングイは口をへの字にして首をかしげた

「いいよっ!!そんな事よりお兄ちゃんを助けて!」

少女は急いでいるのか慌ただしく急かす

「お嬢、頼むからには金がかかるぞ、世の中はLOVE&MoneyでPEACEなんだぞ」

人差し指と親指を着けて からかう様に金の要求をする

子供相手に大人気ないおじさん

少女はほっぺを膨らましてポケットから指輪を出す

金色のリングに真紅のルビー リングの飾りとして剣2本の間にハートのマーク


ロングイは驚いた

「その顔は思い出したみたいね!!」

得意気な顔をしてフン!!と鼻から息を吐く


「OK!!LOVE&Moneyが成立だ!PEACEを探しに行くか」

ロングイはニコリとして少女の頭の上に手を置いた

「若頭<カシラ>〜」

白服が困った顔で腰を曲げた

「オヤジには伝えておいてくれ!ちっと旅してくらぁ」

ロングイは軽く手を上げて支度し始めた


ツバの長いハットをかぶり 車のエンジンをかける

4wdのワゴン車 地面から車両迄の高さがある 薄いグリーンの車はとてもマフィアっぽくないが 元々軍事用の車で50年以上モデルチェンジしていない、この国で信頼できるロングイのお気に入り

丸目のライトがレトロ感ある味のある車だ


「お嬢!行くぞ!」

咥えタバコに火をつけて走る

「ゴーゴー‼」

お嬢事タマは楽しげに手を上げる

ロングイとタマの兄探しが始まった


コッコが宮殿を出てから2時間後

宮殿の中から1人の女が出てきた

門の外には5人の女たちが出てきた女を待っていた

「チッチどうなった?」

待っていた女が聞くと出てきた女の口が歯を見せて笑いながら応える

「狩に行くぞ」







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