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天空の使者  作者: サルザムライ(占空)
第三章 正義の行方
28/50

犯行声明

トクからの連絡でスグにDr.ハイドが来た

ファンキーなトクが焦りまくって自慢の髪型が枯れた観葉植物みたいになってファンキーさがまったく無くなっていた

「トク…」

背後からトクの肩をポンと叩く

「は…ハイド…」

通信機、通信電波

ハイドは凄い速さで1つ1つを診ていく

「こ、これは」

「原因わかっタ?」

低い声でつぶやくハイドに泣きそうな声で聞く

「妨害電波が出てる」

モニターには大きなお椀がひっくり返った様にクックアイランドを囲む電波が映りだす


「これが電波を妨害シテるのカ」


「クックアイランドから海域30キロまで妨害電波が出てるのが原因だ」

「そんナ、なんデ……」

「ユニバーサルの電波は特殊だからテラの技術じゃ妨害なんて出来ないよ」

「じゃあこれは…」

「テラでこんな事出来るのは1人しかいないよ」

オペレーター室が静まり返る


クックアイランドでコッコが状況を見直した

「どうしました?」

コッコの表情を見てイガラシが聞いてきた

「俺達の電波が交信出来ない…」

「マジっすかぁ!故障って訳じゃないっすよね、でも この国の放送は普通にながれてますよ」

「多分ユニバーサルの電波だけ妨害されてる、俺達が来てる事もバレていて邪魔出来ないようにしてあるんだろ、こんな事できんのは1人しかいない」

コッコのこの一言でユニバーサルのメンバーの顔つきが変わる

いつか来るとは思っていたが、ついにその日が来るとは……

頭の中に1人の名前が全員によぎった


  ウェザー博士


この国に踏み入ったという事

暗殺者達が近くに来たと言う事だ


「駄目なのは電波だけか?」

自分に問いただすようにコッコが近くの壁を握る

バシュ!

鈍い音で壁の一部が粉々になった、パワーは妨害されていない

「スーツは大丈夫か、なら何とかなるな!」

コッコはニヤリと笑った


 九士団は全員王の元へ走っていた

通路に足音が響く

「なぁ、何で王の居場所がバレたんだ?」

ムロが走りながらシュンへ問うも

シュンは無言で走っていた

「誰かが情報流したか?」

黙ってるシュンにムロが言うとシュンは急に止まりムロの胸ぐらを掴んだ

「そんな訳ねーよ!俺らだぞっ!」

目をつり上げ声がひっくり返って怒鳴った

「んなこと言ったっておかしいだろっ!」

掴まれた手をひっくり返し、ほどく

普段穏やかな顔つきのムロの目も釣り上がる

「やめてっ!今は王の安否っ!ヤマタカも心配だし」

いがみ合いだした2人にアラキが入り王の元へ走り始める


スーと撮影場所の扉を開けるとドアのすぐ前に右大臣モリワキの死体がうつ伏せでころがっていた

スグ奥には顔はあるが頭部が無いゼンジロウが倒れている

AIポリスは全部破壊されていた

ヤマタカが王を守る為壊した、10台のロボットを壊すまで闘うのはしんどかったようで

ヒューヒューと風切り音の様な呼吸をしていた

そのヤマタカの後にサダ王がいる

無傷である

モニターにはテロリスト達が祈りが終えて犯行の説明に入る

「いったい、何処から流してんだこの放送」

クロキがモニターに文句を言って睨むと

その場に居るサダ王と九士団が黙って映像を見た

白装束の映像が変わる

5人のオリジナルマスクを中心にして映り 後に沢山の信者が並ぶ

そこにカーキ色のマントに木の面を被った者が入ってきた

小柄なその者を観てシュンはすぐ解る

「こいつ!パレードの時の老人だ!」

他のメンバーが映像に食いつくように観て雰囲気が似てるので納得する

サダ王は黙って映像の続きを観た


小柄な者はマスクを外した

「やっぱり!」

シュンが拳を握る


「私は神からこの星 テラ の再生を承った 私はこの星の指導者から再生を任された 全世界の民よ今再生前の終わりが始まる」

静かに上目線で話す老人

「こいつ何言ってんだ?」

街中で観てるキーンが目つきを変えた


老人は話を続けた

「この星には 【龍の泣き所】と言うツボが有るのを知っとるか?地脈のツボだ」

いやらしい薄ら笑いで言うと

サダ王が驚く

「こいつら気付いてたのか!」

「どういうことですか?」

ヤギラがサダ王を観ると、映像で老人が説明を始めたので又映像を観た

老人は続けた

「このクックアイランドのクックマウンテンの下には世界一のマグマの溜まり場がある、そこに衝撃を与えると周りの8つの島の火山が噴火する

その噴火により世界の地震プレートがズレ星ごとの大地震が起きる」

画面にはイメージCGが流れた

ズレたプレートで各国の建物が倒壊しそこへ100メートル超えの津波が起きる

噴火による火山電磁波が世界の通信を遮り

情報は遮断される

温度が上がった海面で巨大ハリケーンが多数発生し、地震、津波の被害にとどめを刺し世界は終わるという算段映像

破滅した星を数秒流し映像が戻った

「そんな事出来んのか?」

キーンがつぶやくと

「理論上は可能だ、よくこの国を調べたもんだ」

コッコが返した

クリビーが驚いてコッコを観るとコッコはニッと笑う

「あくまでも理論上な」

「俺達が止めるんだよ」

ポンとイガラシがクリビーの頭の上に手を置く

「それに、こんなことしたら地の番人達や空の住人が暴れるわよ」

YUIが呆れたように言う

「地の番人?」「空の住人?」

リンゴとキーンがハモる

「星は人だけのものじゃないのよ」

YUIが2人に笑った

「そろそろ出番が来るだろうから準備運動しとけよ」

「まずは大通りに出て、どう来るか解らないが敵の数が1番多い場所の後に敵の本拠地があると思えばいい」

コッコとイガラシの言葉にメンバーがうなずいた

同じ頃ドームでミヤビも同じ物を観ている

次の映像でミヤビは驚く

「この山を噴火させるには爆発と蓋が必要だ」老人は話をまた始めるとCGがまた流れ始めた


1度山の火山口を大量の火薬で爆発させ

下から突き上がるマグマに蓋をして逆流させる

すると逃げ場のないマグマは地脈へと流れ込み8つの山へと向うのだ

「その蓋になるのがコイツラだぁ!」

気持ち悪い笑いと共にカメラが映したのは多数の人達、派手なTシャツの若者が多い

頭には不思議な形の花が有る

「なんだ、誰達だ?」

ヤマタカが不思議そうにモニターに言う

ミヤビはすぐ解った

この蓋役の人達はこのライブに来ていた客だ

派手なTシャツはライブシャツ

花は記憶の引き出しから出して解った

「やっかいな植物つけてんな」

コッコがボヤく

「この花みたいのは?」

クロキがつぶやくとサダ王が答えた

「人を催眠状態にする植物 へプノフラワー だ」

紅い星型ひまわりと呼ばれる様に不思議な形の紅い花 向日葵の種の有る場所が種ではなく花粉を飛ばす

花粉を吸い込む事によって催眠状態に陥るのである

これが夜中通気口、換気口からドーム中に流し込まれ 1万人の観客とスタッフ達が拉致られたのであった

ミヤビはスーツの影響で花粉を吸わなかった


「クックマウンテンを爆破するらしいからクックマウンテンへ行ってくれ」

「わかりました」

サダ王の言葉で九士団が動く

そしてモニターには縛られた ホイップが映し出された

「なにっ!」

驚くミヤビ

砂漠の様な広い場所に頭に花を咲かせ虚ろな目をしたホイップ

身体には筒型の爆弾が巻かれていた

ミヤビは慌てて外へ出て高い建物を見つけ、最大級のジャンプをして建物に拳と足で穴を開けて更に上へと飛ぶ、この繰り返しで屋上迄飛び砂漠を探した

クックマウンテンの麓に色の違う場所を見つける

賭けではあるがミヤビはそこに行くことにした、そしてモニターをチェックしながら行こうと下を見た時ゾッとした

大量の花が王宮方面へ動いていた

「みんな、すまん!」

そう言って花の後方と目指す場所が一致したのを確認してビルの屋上から屋上へと飛び移り始めた

キーンがホイップを観て

「あれってミヤビさんの…」

「あぁ、そうだホイップだな、やっぱりこうなったか」

「どういうことですか?」

予感的中といわんばかりにコッコの目がきつくなる

老人は笑いながら言う

「再生の生贄をいま捧げる!!まずはこの女ぁ! ホイップ ニュー ストーンだぁ!」

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