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天空の使者  作者: サルザムライ(占空)
第二章 天空の使者
15/50

2ndMISSION ゴースト①

ミッションを終えたチームJAM

現場終了後ミーティングをして報告書を作成

そして提出

これらをチーム全員で行う


翌日には報酬が振込まれた

新人3人は初給料である

今回の報酬は2つの国の依頼の為かなりの金額で

3人とも驚いていた


次のミッション迄は休暇が多く取れる

鍛練や学習、自習と日々過ごす


ある日、リンゴの提案で3人は街へと繰り出した

キーンはトレーニンググッツ

リンゴは洋服

クリビーは本等と欲しい物を探す


街には多くの人、施設とお店がある

休業のお店はミッションへ出ている

白色の石畳道路にウッドハウスや石造りの家

お洒落な看板に綺麗な水を流す用水路

自分達がいた星と同じようで違う

まじまじと見る市街地にテンションを上げる3人


キーンとクリビーはリンゴの荷物を持たされている

文句を言いながら荷物を持つキーンに対しクリビーは何処か幸せそうな顔をしている


お腹をすかしたリンゴが食事出来る場所を探す

ガイドブックでもあれば迷う事も少ないと言いながら

実は迷うのも楽しんでいるリンゴである


結局お洒落なカフェで軽く食事をとった


丸い形や三角形のビル群、宙に浮いている高速道路

不思議と形の合わなさがバランスを良くしているオフィス街

その中にあるドーム状のビルの前で3人が立ち止まった 


[ミッションセンター]


建物は石造りドーム状のピラミッド、看板が有りその下が入口になっている

ガラスの扉になっていて沢山の人が出入りしている


「ここって……」

リンゴが口に人差し指をあてながら看板を見た

「ここは任務案内所だね」

クリビーが脳の引き出しを開き情報を読み取る

「この国には50箇所のミッションセンターがあって任務情報を共有してるみたいだね」


「なんか職安みたいね」

クスッと笑いながらリンゴが言った


「まぁそんな感じだな」

3人の後から声がして驚く


「コッコ隊長!」

ボーッとして立っているコッコが軽く手を上げて挨拶をした

「コッコ隊長もショッピングっすか?」

抱えた荷物から覗くようにキーンが聞くと

「いや、これからミッション探しに行くんだけど来るか?」

と3人を誘った

「はいっ!」


3人はコッコと共にミッションセンターへ入った

ロビーは広く明るい

売店や喫茶店もあり堅苦しさが無い

ロビーにあるコインロッカーへ荷物を預けて進む


職安というよりはスポーツ観戦にでも来たような雰囲気である

ロビーを抜けると大きな薄暗いモニタールームがあり色々な案件が浮き出ていた

それぞれの案件に番号が付いている


コッコが3人へ見方を教えた


腕に付けている時計のボタンをチョンチョンと2回押す


するとヒュンっとミニモニターが浮き出て、前のモニターとリンクした

気になる番号を小さいモニターへ入力すると詳細情報が手元で見れる仕組みになっていた


初めてみる光景に興奮して色々な案件をみる3人

要人保護

戦地からの救出

マフィア壊滅

汚職解明等様々ある

楽しげにワイワイと観ている


3人が1つの案件に目を留めた

「コッコ隊長これって…」

案件を指差しながらちょっと驚いているクリビー

どれどれと覗き込むコッコ


依頼主 ボードバック共和国 国議長

報酬額 5千万ybユニバー

依頼内容 城及び首都部にて現れたゴーストの除霊(詳細は現地にて)


「ゴーストバスターだな、たまにあんだよな」

笑いながら応えるとリンゴの視線を感じた


「えっ!まさかこれ行きたいの?」

呆れるコッコに対して熱い眼差しのリンゴ


「イヤイヤイヤ!やめようよ、怖いって」

クリビーがリンゴの袖を引っ張りながら断る

「幽霊観たいじゃん!」

キッとクリビーを睨みながら断りを断る

そんなキツイ目も嫌いじゃないクリビー


「俺は良いぜ!幽霊1回見て~し!」

親指を立ててキーンが話に乗る


「結構面倒くさいぞ、この手の案件」

渋い顔してコッコが案件を了承する


ヤッターと腕を上げてリンゴが喜ぶ

コッコが画像の左下にある請負マークをタッチすると

モニターに任務確定のマークが入った



         2nd MISSION ゴースト


ミーティングルームにチーム9名全員集まる


「また随分レアな案件取ってきたっすね」

イガラシが笑いながらコッコへ言うと

「俺じゃないっすよ!リンゴがどーしてもやりたいって言うから……」

リンゴを指差す

リンゴは得意のテヘペロ顔してイガラシを見た

苦笑いのイガラシ


大きな電子ボードがテーブル脇に浮き出る

ボードの前にDr.ハイドが立っている

「これから幽霊の仕組みと解離の仕方を話すね」


「仕組みと解離?」

キーンが理解出来ていなかった


「うん、まず幽霊の仕組」

笑顔でDr.ハイドがボードを棒でチョンと指すと図解が出てきた

「まず人から説明するね、人は魂で出来ているのね、魂には基本感情のみ存在して思考があまり無い

その魂が肉体と言う乗り物に乗り、魂から電気を放って脳と腸とふくらはぎと情報交換をして思考力を含め生命として活動します」

「人から電気出てんすか?」

キーンが驚きながら質問する

ハイドが笑顔で頷きボードにある◎を差し

「そうだよ、中の○が魂として外の○があるでしょ、これが微弱電気なんだけど、これで肉体と魂を繋げてます」

口を開け頷くキーン

「通常死ぬと電気が切断され魂が肉体から抜けて天界へ浄化されにいき、その後転生します、だから死ぬと同じ体へは戻れないのね」

◎→○ 

◎☓←○

「でも、よく生き返ったとかあるじゃないですか、あれは?」

リンゴが聞くと

「あれはまだ肉体や魂に電気が残っていて治療とか何らかの関係で磁石の様に吸い付かせるんだ」

へぇ〜と頷く


クリビーはこの話に違和感を感じた

黙って難しい顔をしている


「ただ死ぬ状況にもよるんだけど、時に人はその電気を一斉に放出させ、その電気に魂がくっついたまま外へ飛び出してしまい

天界へ行かずこの世に吸着すると肉体を持たない電気魂になる

これが幽霊なんだ」

こう言う話をするとイキイキしてくるDr.ハイド

「そして死ぬ時の意識だけが強く残る、これで良い幽霊、悪い幽霊が生まれる、また電気が強く魂の一部が剥がれ、本来の魂は成仏、欠片がこの世に残るなんてケースもあるから」

科学で幽霊が解明されてるんだと関心するキーン


「そこでダ!」

トクがテーブルの上に何かのグリップみたいのを置く

ガラガラッ!

「これは?」

ミヤビが1つ手に取り眺める

「解離サーベル」 

人差し指を立てて応えるトク


「解離サーベル?」

他のメンバーも手に持って色々覗き込む


グリップ赤と白や、黒と黄色等ツートンになっていて色のバリエーションも多い、トクの遊び心だろう

固くも柔らかくもないが丸みがあるせいか触り心地が良い

握り易く人差し指の辺りにはボタンの様な物が付いていた

「握り手のトコに丸いポッチ有るでしょ、ソレを押すように握ると解離サーベルが出るから……」

トクが、言い終わる前に全員から黄色いビームの様な光が飛び出してテーブルの上が金色のキャンプファイヤー状態

「わぁっ!」

全員が声を揃えて驚いた

「ワハハ!大丈夫?ちなみにコレ人には害ないから!」

してやったりと笑うトク

「これで幽体に触れれば電気と魂が離れて成仏するから」 

刀を振り下ろすジェスチャーをする


フーっと息を吐きヤラレタと苦笑いするコッコ

「まぁ取り敢えずこれで行きましょう!」

イタズラ好きなイガラシは刀を出したり消したりして遊ぶ

それをみてユイが笑う


「それじゃあ、明日昼に出発するから各自準備しておいてくれ!」

コッコの声に大きな返事をして各自解散した



この時クリビーは気付いた


自分達は死んでいなかった事に……


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