Dr.ハイド
新人3人はチームJAMの施設内にいた
施設の形は解りにくいが施設内はわかりやすい
各自の部屋とミーティングルーム兼食堂
医務室になっている
ミーティングルームからは中庭が見える
中庭と言うより運動場だ
弧を書いた施設で他のチームの施設と隣接しているから運動場は共有スペースとして使われる
ミーティングルーム内のテーブルに6人が対面で座っている
コーヒーが出されている
クリビーはホットにも関わらずグビグビと飲んでいる
よほどコーヒーが気に入ったのか、Dr.ユイが気に入ったのかだろう
イガラシが口を開いた
「これから、3人のスーツを創るからスーツの説明をさせてもらう」
スーツ?
ジャケットパンツの?
3人が同じ?(ハテナ)が浮かんだ
「多分違うぞ!」
タバコを咥えたミヤビが呆れた口調で3人に言う
Central knock【セントラルノック】
スーツ
「略してCKスーツだ」
ミヤビが指を立て伝える
コッコ隊長が説明を始める
「この星の人達は星以外に出る時自動的にスーツを纏う、このスーツはこの星と繋がっているので臨機応変に自分達を変えたりパワーアップさせたりできる万能服だ」
???
まだわからない3人
コーヒーを一口飲み、口元を拭きながらユイが
「例えば、クリビーなら銀行強盗、キーンなら若頭、あれは全てスーツが創り出した物、リンゴちゃん時は初めは誰も居ないのに突然私やDr.ハイドが現れたでしょあれもスーツの力」
と伝えると3人は大きく頷いた
「しかし、スーツに頼ってばかりでは力が発揮できない、スーツを着てると通常の100倍位の力や耐久性が得られる」
コッコ隊長が手振りで説明し始める
「充分じゃ、ないですか?」
リンゴがコッコ隊長に言うと
「それじゃあ飛行機が落ちてくるのを今の君がスーツを着たとして止めれるか?」
確かに今のリンゴでは100倍の力があっても難しい所だ
リンゴは言葉が出なかった
「だから、鍛えるの♡そして脳に沢山情報を書き込むから♡」
ユイが優しく3人へ向かって言うも、クリビーとキーンは若さ故かエロく感じ取ってしまい顔が赤くなっていた
「脳に書き込むって?」
リンゴが少し理解できないらしい
「さっきDr.ハイドが帰ってきたから後は聞いて」
Dr.ハイドが帰ってきた!
リンゴはその言葉で心配していた事を思い出した
「私の友達は?」
ユイに食い付くように聴く
「無事成功よ!楽勝だって!」
リンゴの頭をポンポンと叩いて応えるユイはとても優しい顔をしていた
リンゴはユイのこういう所がたまらなく好きだった
クリビーは羨ましそうに2人を観ている
「よしっ医務室へ行こう!」
ニッと笑いながらイガラシが3人へ手を出し案内し始めた
医務室と言うので3人は保健室の様な部屋を考えていた
しかし医務室へ行くと壁で仕切られたベット型プールが並んでいた
「なんすかコレ?」
キーンがベット型プールに駆け寄り色々な角度から観る
枕と思われる物の上にはヘルメットみたいな物があり
ベットの中は水色の水がたっぷりと入っている
他は管や配線らしき物すら無い
「取り敢えずプールの横でみんな脱いで」
ボソッと声がするのにビックリする3人
ベットの裏手にDr.ハイドがモニターを観ながら座っている
「あっハイドさん!友達ありがとうございました!」
リンゴかハイドの腕を掴みながらお礼をしてある事に気付く
「ん?声が聴こえた!」
リンゴが初めてハイドと会った時はハイドの声が小さくて聴こえなかったのを思い出す
「こいつチョ〜シャイだからこの星以外だと声メッチャ小さかったでしょ!」
プッと笑うリンゴ
イガラシがDr.ハイドをからかう様に指差すとDr.ハイドはあからさまに不貞腐れ顔になった
クリビーとキーンに自己紹介をするDr.ハイド
チームJAMの担当医である
Dr.ハイドは国の中でもトップクラスの医者兼医学研究者である
リンゴを観てDr.ハイドが友達の手術経過を教えた
涙を浮かべ喜ぶリンゴ
Dr.ハイドの優しさなのか、リンゴが遠くの国で働く契約をして手術代を出した事にした
友達は寂しさからか最初は素直に喜べなかったそうだがリンゴの気持ちを組みリンゴに感謝したという
リンゴは喜びDr.ハイドに抱きつくとDr.ハイドは照れくさそうに笑っていた
「じゃあカーテン閉めて服を脱いで」
Dr.ハイドそう言うとリンゴとクリビーはカーテンを閉める
キーンはカーテンを開けたまま全裸になっていた
「カーテン閉めろ!」
イガラシがツッコミを入れた
3人が水に入る
冷たくも熱くも無ければ温くもない
体温平行温度
自然と肩までつかる
Dr.ハイドのモニターにサーモスタットの様に3人が映る
マイクを通して3人へ話しかける
「この水は身体の組織を活性させ通常より早く身体が万全な筋肉を創れる準備をしてくれるからね
この水から出た後に身体を鍛えれば効率的に鍛えられる」
腕の力瘤を出し見つめるキーン
「尚且つ悪い所が有れば修復もしてくれる」
おぉ!っと感動するクリビー
何故か股間を観ていた
リンゴは胸を観ている
そこは悪い所では無い
「後、子種消すのでもう子供は作れなくなるから」
Dr.ハイドの言葉にキーンが反応する
「じゃぁエッチできねーの!!俺まだしたこと無いのに一生童貞かよ!」
その声にクリビーとリンゴが驚くとDr.ハイドがクスりと笑う
「大丈夫!出来るよ、気持ちよさもそのままだ
子供が出来なくなるだけだよ」
どこかホッとするキーンだが
子供が作れないのはリンゴがショックを受けていた
それをわかったかのように
「僕達は影の存在になり生命をかけて働くから身内は残せないんだ、理解して貰えないかな?」
と、Dr.ハイドが投げかけた
国王からの話でも聴いていたがいざとなると少々ショックを感じるリンゴ
「もし子供が本当に欲しくなったらこの国から出ればいい、そしたら記憶を消して、身体も元に戻すから」
フォローのように言うと
コブシをグッと握りリンゴの顔つきが凛とする
「ありがとうハイドさん!大丈夫覚悟は出来てるから!」
天井に向かって大きな声でリンゴは言う
その言葉を聴いてDr.ハイドは優しく微笑んだ
そしてヘルメットみたいな物が自動的に降りて来て3人の頭へと被さる
「これは君達の脳にある記憶の引き出しにありとあらゆる情報を入れる装置だ、思い出したい物を浮かべれば引き出しが開いて情報を引き出せる
格闘、マナー、運転技術、世界の情勢や暮らし等全て入るから、あと個人差は有るけど知恵熱が出るから」
言い終わるとスイッチが入ったのかピリピリと電気が走る様に頭の中に何かが走る
目の奥が重くなる
「鼻で息を吸って口から息を吐いて」
Dr.ハイドの、言葉通りにする3人
「肩の力を抜いてそのまま脱力」
フーっと目蓋を閉じる
「おやすみ」
Dr.ハイドがそういうと3人共寝に入った
情報注入は2日かかった
言い方が悪いが頭の悪い奴ほど知恵熱は長引く
リンゴは3日
クリビーは5日
キーンは2週間知恵熱にうなされた




