4話:寝床作成
作者は物作りが出来ません。こんな感じにしたら寝床が出来上がるかな~と思いながら書いております。
「えぇぇぇぇえええぇ!!」
俺は思わず大声で叫んだ。
「何これ?崩壊って何?俺死にかけたの?しかも勝手に超能力発動してじゃねぇよ。っていうか第一能力って何?何か金髪野郎が持ってた超能力まで手にいれてるし…」
思わず勢い良く上半身を起こし、脱力しながらハァ、とため息を吐く。
渇いていた喉が叫んだためさらに渇いてしまったので、我慢しきれずトランクから水の入ったペットボトルを一本取り出し、蓋をあけてゴキュゴキュと勢いよく飲んだ。
「ぬるっ!まず!(はぁ、ぬるい水なんて美味しくねぇな…川の水の方が冷たいんだが…安全なのかねぇ)」
俺は自分の右手を見る。
「(そう言うば人を殺したってのに罪悪感一つすらわかないな…正当防衛だしこの世界(島)の常識が殺人だからなぁ…。ま、殺らなければ殺られる。俺も今から殺る側だ)」
そう決意を決めた後、今後のために必要な物を考える。
「(まず必要なのは寝床だな。どこに作ろうか…やっぱり木の上の方いいのかなぁ、獣とか出てくるかもしれないし。川から少し離れたところで適当な木を探してそこを寝床にしよう)」
決めたら即実行である。ペットボトルをトランクの中に戻し、靴を履く。
「(じゃ、寝床探しを始めますかね)」
※※※ ※※※ ※※※
「♪~♪♪~~♪♪♪~~♪~♪♪~~♪♪~~~♪♪♪♪♪~♪♪~♪♪♪♪~♪」
今の俺は上機嫌である。トランクを引きずりながら川から6、70メートル離れた地点にいい場所を見つけたのである。他の木の3倍ぐらいデカい大木が真ん中にそびえ立っていてその周りを6本のーーこれも他の木より倍くらいデカいーー木が囲っているのだ。その周りの木と大木の枝が絡みあっている。
俺は大木の横にトランクを立てかけ、木の枝と葉っぱ探しの旅に出ることにした。
~2時間経過~
「(うんうん。なかなか良い枝葉が見つかったな)」
1メートル程の枝を30本ぐらいとシダ科の大きい葉を100枚ぐらい、たくさんの蔓を拾った(時には折ったりもしたが)のだ。これで俺がイメージしているような広い寝床を確保できる。
「(さて、では早速始めましょうかね)」
地面に腰掛け、拾ってきた枝4本使い井の字に並べ蔓で縛る。これで完全だ。これと同じものを後十一個作り、大木の上に持って上がる。
大木の枝がある程度太い高さで止まり持っていた井の字に組まれた枝を降ろす。大木からみて、時計の数字でいうと12、2、4、6、8、10の方向に6本の木があり、その木の枝と大木の枝の間に井の字に組まれた枝を置き、並べく地面と平行になるように調整して大木の枝に縛りつける。
それが終わると一度大木から降りその周りにある木に登り、枝の上に引っかかっている井の字に組まれた枝を蔓で縛り固定する。
そしてもう一度大木に登り、井の字に組まれた枝6個を時計の数字でいう1、3、5、7、9、11の所に地面と水平になるように置いた。そしてそれを大木の枝と横にある井の字に組また枝に蔓で縛り固定する。
最後にもう一度大木に登りシダの葉を敷く。これで完成だ。
「(うんうん。ちゃんと乗っても落ちない。上手に出来てよかったよ。)」
疲れた体を作った寝床に横たえ、目を閉じる。色々な事があった今日は夜に入ろうとしていた。
物作りに詳しい方、寝床作りについて意見をくれると嬉しいです。