第3球
次の日、早速マネージャーの仕事が始まった。
意外と大変だった…怪我をしてしまった人を手当てしたり、汚れたボールを磨いたり休憩の時に皆にお茶を配ったりして忙しかった。
けど意外と楽しくやっぱりやりがいがあった。
それに皆優しく接してくれて本当に楽しいと思え頑張ろうと思った。
そして部活が終わる前希美は今日は用事があるからと先に帰っていた。
私は帰る準備をしていた。
するとグラウンドの方で小さな音が聞こえた…。
誰がいるんだろぉ〜と思い外を見てみるとそこには男子が1人素振りをしていた。
麻美は練習が終わったのに何故素振りをしているのか分からなかった…。とりあえず声をかけてみた。
「あのぉ〜何で素振りをしてるんですかぁ〜!?みんなもぅ帰ってますよぉ〜。」
そこにいたのは今年2年生になった中島 歩君でした。
「蒼伊さんかぁ〜…見られちゃったね…俺頑張って練習して甲子園を目指してるんだ!だから毎日居残り練習してるんよ。」
目標を持っていた中島君に対して麻美は、
「中島君練習頑張ってくださいね!応援します。じゃお先に失礼します。」
すると中島君が、
「もぅ暗くなってるから気よつけて帰りよ!」
と優しく声をかけてくれた。
麻美は、はいと返事をし帰った。
麻美は帰宅途中にこんな子がいるんだと思いながら帰宅した。
次の日の朝、麻美は昨日あったことを希美に話した。希美も、
「ほんな人おるんやなぁ〜」
と笑っていった。
そうだねと返事をして授業が始まった。いつになっても授業は楽しくならない…麻美は、
「早く放課後にならないかなぁ〜」
と思いながら授業をうけていた。
そんな風に過ごしていたら放課後になった。
相変わらずみんな声を出して頑張っている。
休憩時間になり皆にお茶を配っていたら中島君がいた私は小声で、
「今日も居残り練習頑張ってくださいね。」
と言った。中島君は疲れていてかるく頷いた。休憩が終わりまた練習が始まった。ハードな練習を終えてみんなが疲れ果てて帰ったあとやっぱり中島君は居残り練習をしていた。私は少しだけ見て希美と一緒に帰った。
今日は、部活が休みだったので私は1人で遊びに行った。
カラオケでうたった。
久し振りにこれだけ遊んだのでとても楽しかった。
ファミレスでご飯を食べていたら知らない男の人が話しかけてきた。
「ねぇ〜君1人!?良かったら俺と飯食べへん!?おごるから〜いいだろ!?」
麻美は嫌と言ったが男の人はしつこく迫ってきてなかなか離れようとはしなかった…。
「おい!お前!!俺の彼女に何しよん!?」
と私の後ろから声が聞こえた。
振り向いてみるとそこにいたのは中島君だった。
男の人はそれを聞いてブツブツ言いながら去っていった。
中島君は取り合えず麻美の前に座った。そして、
「ここは俺が金払っとくからもぅ家に帰り…。」
優しく声をかけてくれた。
「けど悪いよ…私が食べたんだよ!私がお金払わなくっちゃ…」
そぅ中島君に言っていると中島君は伝票を持ってレジに行った。レジのところで中島君は、
「かってに彼女呼んじゃったからこれはお詫びの印って事で…いいだろ!?」
中島君がそこまで言うので、
「うん!ありがと…じゃぁ私…帰るね!また部活で!バイバイ」
そう言って麻美はファミレスからでて家に帰った。
次の部活の日ボール磨きをしていた麻美はファミレスであった出来事を希美に話した。希美は、
「大丈夫だった!?どうして遊びに行くんだったら私を誘えば良かったのに!」
その返答を聞いた麻美は、
「そうだけどやっぱり久し振りの休みだったから希美も1人のほうが良かったでしょ!」
そう言ったけど希美はブツブツ言いながら麻美に説教をしていた。
麻美はゴメンとばかり言っていた。そんなことを話していたら監督が外で、
「もぅそろそろ練習試合があるから出発する準備しろよぉ〜…ただし!!練習試合と言っても気を抜くな!俺たちは勝ちに行くんだ!!わかったか!?」
それを聞いたキャプテンは、
「勝つぞぉ〜!!」
「おぉ〜!!」
みんな気合いが入っていた。
そして、対戦チームのグラウンドに着いた。
麻美と希美は初めての試合だったのでとても楽しみだった。時間がきて試合が始まった。




