その後の彼
「あ~!英美ちゃんと話しちゃったよ~!!どうしよ!」
光は今、惨たらしく悶えていた
「どうかな?ファーストコンタクトあれでよかったかな?緊張し過ぎてさっさと帰っちゃったけど嫌われてないかな?せめて会計は奢るべきだったかな?まじでどうしよ!でもあのカフェ!やっぱり本物のスペシャルパイ美味しかった~!あれだけで転生した意味あったわまじで!…ふぅ、落ち着いた。まずは向こうの様子を見るか、妨害目的じゃないから入りやすいね。」
そう言いながら俺は、16個の画面と思考式キーボードを使って協会のカメラとパソコンへ侵入を始めた、すると、
『すまん、もう一度言ってくれ。』
『ですから、自らを「幻夢」と名乗る人に接触して…。』
『いや、大丈夫だ。聞き間違えでは無さそうだな…。』
『いえ、気持ちは分かりますから。私はどうしますか?』
『少し別室で待機をしててくれ、一時間たって指示がなければ帰っていい。その間の待機時間の給金は出しとく。』
『わかりました。』
ちょうどその話をしていた
『はあ~どうするか。まずは上に掛け合ってみるか、』
おっとそれは不味いな、上にはすでに組織の人間がいる、バレたら面倒だよし、回線繋げてっと
『あっあ~。聞こえるか?』
『!誰だ!』
『そっちがよく言う『幻夢』だ、すまないが上層部への連絡は待ってもらいたい。』
『どういう…事だ?』
『実は今私はこの黄金林檎から脱退しようと考えててね、それが組織にバレると不味いんだ。君たちの上層部にはうちの組織の人間がいる、報告するにしても後一週間は欲しいんだ。』
『それを信じろと?』
『別に信じなくてもいいよ、私の言葉は、ただ君の能力はどう言ってるんだい?「直感」持ちの支部長さん?』
『そこまでお見通しか。』
『それじゃまたね。少し用事が出来たから一週間後のこの時間帯に話そうよ。』
『手錠を着けてきてもいいんだぞ。』
『あははっ。それは怖いな。』ブッ
ふぅ、やっと終わった、早急に引っ越し準備しないとな