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転生

「?ここは?」

目を覚ますと知らない所にいた。

室内は研究所の様な所でフラスコなどが置いてある。

確認のため立とうとすると、

「うっ!」

二人分の記憶が流れ込んできた

一つは、オタクな社畜が帰りに事故に遭う男性の記憶

二つは、あるヒーローが悪意を持って家族を殺され、ヒーローを憎んだ少女の記憶

「そうだ、『俺』は事故で死んだんだ…。名前は…思い出せないか…。そして『私』は高峰 光。異能力を増加させるために、異能力増加薬を作って飲んだら気絶した…。」

そして、男はこの少女を知っていた。

彼がよく呼んでた漫画、『ヒーロー協会』の悪役、読者からは主人公に次ぐ人気を持っていた者。

彼女の最後は家族を殺したのは、自身が所属している組織だと知り組織の研究所もろとも自爆する最後。

彼女は天才だった、敵対組織を単身で見つけ、幹部になるくらいには、基本一人一つの異能力を増加させる薬を作れるぐらいには。彼女は、戦闘系の異能力を持っていない、だからこそ情報戦や罠などを使い協会と戦った。

「今の自分はどっちだろう?男の方か少女の方か。」

彼は一気に二つの記憶が出来たため軽いゲシュタルト崩壊をしていたが、

「いや、俺は俺、変わらない。ただ、新しい体になったんだ、名前を変えよう…いや俺にネーミングセンスがなさ無さそうだこのまま行こう」

彼は、彼女の肉体的スペックを引き継いでいたため、すぐさま自我を取り戻した。

「さて、どうするか。」

彼には少女の無念を晴らそうとは考えない。可哀想だとは思うが今は、自分のことをしたいと考えているからだ、まずは能力を使ってここが異世界である証明をしようと考えた。

「『イリュージョン』」

そう言うと目の前にあったフラスコが消えた。

手を近づけると触れる、ここが異世界である証明だった。

彼女が持つ異能力は『幻影』、視覚的に相手を騙す異能力、ただ見せるだけのため、防犯カメラは騙せるが、サーモカメラを使えば一発でバレる能力。

彼は考えた、これからなにするか

捕まるのはやりたくない、自分はなにもしてないのに捕まりたくはない、組織を抜けるのもリスクが高い、そう考えた時ある考えが浮かんだ、前世で見た二次創作、彼女がスパイのような事をする作品、自分がやるべき事はこれだと考えた、これなら組織を抜けずに捕まってもスパイだと言える、また主人公と会えるかも知れない、聖地巡礼ができる。

まずは、日付けを確認して協会に接触しよう、

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