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場面転換

[例3]―――

 僕はたまたま電柱に寄生していたレオナルド。今足元にショウベンをかけられている。ちなみに犬ではなく、それは猫である。


「にゃーん」


「わっ……にゃー!」


 可愛らしい鳴き声だ。しかしその大きさは軽車両ほどであるために、おっかない。

 そうこうしているとこちらに武が歩いてきた。彼は頭が細長く電柱のようでありったため、意気投合した。



 隣の町では扇風機に寄生された男が町を徘徊していた。

 彼の名前は山里ゴン三郎デエカプリスタル。略してゴン。


「やぁ、今日は扇風機か?」


「ああ、たまにプロペラが肉を挟んで痛いよ。そういう君はコンビニエンスストアか、大当たりじゃないか!」


感動して泣きだしたゴン。その友人のミエール岸は大笑いをして下駄を隣町まで投げた。

―――


[例4]―――

僕はたまたま電柱に寄生していたレオナルド。今足元にショウベンをかけられている。ちなみに犬ではなく、それは猫である。

「にゃーん」

「わっ……にゃー!」

可愛らしい鳴き声だ。しかしその大きさは軽車両ほどであるために、おっかない。

そうこうしているとこちらに武が歩いてきた。彼は頭が細長く電柱のようでありったため、意気投合した。


電柱暮らしが始まって二年。不満しかない日常であるが、そんなときに頼れる友人がいることはいいことである。

武はいつも僕の隣で愚痴を聞いてくれる。

「……」

隣町の方角から飛んできた下駄が頭部を直撃するまでは。

頭に刺さった下駄を笑いながら抜いては何も言わずに武は僕から離れて行く。

「今日はアルミ製だった」

僕は下駄の成分を日記に記す。

たまにダイアモンドや金のときもあったりなかったり。

―――


内容はおいておいて、ここで確認したことは物語の展開の移動。

すなわちどうやって場面転換をするか。


方法は様々あるきがするけど、とりあえず例3と例4だけ作ってみた。

例4は私がやっている方法であるが、例3は見たことはない。

前話の例から場面転換をしているのが例3であるけども、だいたいそれなら話を区切ってしまうか、ダーシーとかもあるか。


<場面転換>

一つの話で二つの場面を扱いたい、私はそう思った。

視点を移したり、時間の進行などに使う。


この点において例を元にした例3では改行ばかりのせいでわかりにくく、機能しない。

逆に例2を元にした例4であれば十分に機能しているとわかるだろう。

つまり場面転換に置いて、例4は扱いやすいのだ。


様々な転換をしたとしても文章として成立できる。

場面転換は一話の中で何回も使うなんてことを無くすのもいいが、まとまって話を進めたりしたいときもあるし、表現の幅が広がったりもする。


[例5]―――

焼きそばの皿を握りしめる太郎。

「もうこの生活は嫌だ」

狭い部屋の中、山のように積もった焼きそばを見上げ、ただ絶望していた。

その果てに太郎は毎日朝五時になると部屋の窓を開け、忌々しき焼きそばを一つ外へ投げた。


桜色の空を遠く遠く飛んでいく焼きそば。まるでそれは烏のように空を飛行していた。

しかして焼きそばは翼を持たない。まもなく重力に従って落下していくしかないのである。

「あ?」

黄色いリーゼントに焼きそばが乗った。

ちょうどそれは焼きそばパンのように見えていた。

「ふざけんな!」

ラメロは激怒して焼きそばを地面に叩きつけた。

と思ったら投げつけたのはリーゼントのほうであった。

「はぁ……」

地面に転がった焼きそばパンを眺めてラメロは溜息をつき、空を見上げた。

まだ朝方の空、そこを限りなく鳥をただ眺めていた。

―――


みたいな感じか???

まぁこんな風に場面転換をスムーズにできたりするみたいです。

仮にできてなくても、場面転換を利用した文章を書けるのは楽しいよな?


あと一応桜色の空って書いたけど、ここもいらないかもしれない。

厳密にしてもいいけど、普通は同じ時間だよね。

違う場合だけ書けば良さそう。

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