③争いの様子
その数分前、マックは東崎がいる部屋からボス部屋に戻り兄とともに、争いの様子を見ていた。
「兄、只今戻りました。」
「おかえり。」
「兄、大変なことが起こりました!」
「どうした?」
「先程、南君の所に向かう途中で私の構成員から連絡があり、麻薬研究開発室の麻薬やキッドなどが全て盗まれてしまったようです!」
「それは大変だ。弟。」
とジェイムズが言っていると今度はAIIBSOの構成員から
「ジェイムズ、マック大変です!麻薬研究栽培室にある人工栽培機や栽培中だった麻薬が全て破壊されて枯らされています!恐らくトリックマンの攻撃だと思います!」
「何!現地の調査をしてくれ!」
「かしこまりました!」
「兄、これはやばい状況になってきました。トリックマンの方で争っている我々の構成員の状況もそろそろ私は気になってきています。きっと麻薬研究開発室にあった盗まれた麻薬は、トリックマンのどこかにあるに違いありません。それも含め奪還する連絡を再びお願いします。」
「わかった。」
「お願いします。」
ジェイムズは、トリックマンにいる1人のエージェント構成員に連絡を取った。
「こちらジェイムズだ。弟によると薬研究開発室にあった麻薬やキッドなどがトリックマンの構成員に全て盗まれたようだ。大至急探してくれ!またそちらは、どうなっている?」
「只今、ちょうど私達も盗まれた麻薬がこちらにないか調査しておりました。私も入れて3人とマックの研究員3人で怪しそうな場所のうちの1つである麻薬庫に向かっています。しかし、相手の構成員が手ごわくて苦戦中です。ひょっとしますと麻薬庫には見張りが付いたかもしれません。」
「見張りが付いたかもしれない情報が入ったのならば、そいつらも倒せ!」
と今度はジェイムズに変わってマックが言った。
「了解しました。ジェイムズ、マック。」
果たしてミュージと横田はどうなるのか・・・。