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①アメリカンギャングボーイにある麻薬を駆除しろ!

画像


ちょうどその頃、ヨインター、新板、記ノ松は研究員(構成員)にうまくなりすまして、トリックマンの構成員たちを倒しながら麻薬などがありそうな場所のうち1箇所目である地下1階にある麻薬研究栽培室に向かっていた。到着するとそこには自動ドア付きの全面ガラス張りの壁があり、その向こうには、マックが開発したと思われる大型のガラス張りの麻薬人工栽培機が両側に合った。その中の左側には、『大麻草』、右側には『コカイン』の原料となる『コカの葉』が入っていた。その他、人工栽培プランターや小さい人工栽培機などには、『アヘン麻薬』の原料となる『ポピー』や『覚醒剤』や『MDMA』の原料となる『麻黄植物』、新種の麻薬になりそうな植物などが入っていた。様々な麻薬人工栽培機の奥には、麻薬人工栽培機の温度調整や水やりなどを調整するための制御盤室の部屋があった。ヨインター、新板、記ノ松がここに来る一歩先に既にトリックマンの構成員が来ており、そこにある麻薬植物を盗むための作業をしていた。


「トリックマンの構成員がいる!」

「ここにある麻薬植物を全て盗もうとしているに違いない!」

「再び麻薬植物が植えられている!やっぱり人工栽培機を破壊しないとダメだと言うことか!人工栽培機を破壊しないといけないから、ここはひとまずなりすまして邪魔なあの3人を倒そう!」

と記ノ松は、言ってから3人はそこに入った。


「動くな!」

「ここにある麻薬植物は、全てアメリカンギャングボーイのものだぞ!」

「ここから出ていけ!」

「貴様!アメリカンギャングボーイの連中か?」

「我々は、ここにある麻薬植物を盗みに来た!」

「邪魔をするな!」

「出ていく気がないなら、戦うしかない!」

とヨインターが言って剣を出し、新板はヌンチャクを出して記ノ松も剣を出して相手に対抗した。相手もそれぞれ同じ武器を出して戦った。しかし、相手は相当手強い敵だった。


記ノ松は、仕方なく最終手段を取りレーザー光線銃を出して相手の3人を倒した。


「わー!」

「ぎゃー!」

「あーれー!」

といって相手は倒れた。

「エージェント5ありがとう。」

「エージェント5は、狙撃がやはりすごいな。助かった。」

「当然のことだ。ここにある麻薬を枯らすためには、人工栽培機の制御盤を破壊させないといけない。制御盤室に行こう。」


制御盤室の部屋に入ると、壁に埋められているいろんなボタンや計器がたくさん並んだ精制御盤があった。記ノ松はレーザー光線銃でその主電源ボタンを破壊した。破壊した瞬間

この部屋にある大型人工栽培機などのモーター音が鳴り止んだが、同時に今度は

「ビービー!制御不能!ビービー!制御不能!・・・。」

と変わってうるさい英語の機械アナウンスが鳴り響いた。


「何だ?このアナウンス?」

「きっと制御盤を破壊したから、栽培維持ができなくなったんだ!」

「これで、栽培維持は2度とできなくなるはずだ!」

「あとは、ここにある麻薬植物を全て枯らすだけだ。」

新板がそう言ってから、ヨインターと記ノ松と共に酸素ボンベくらいの大きさの麻薬植物を即座に枯らすためのホース付きタンクを出した。そしてその煙を部屋中に見えなくなるほど撒き散らし、ガラス張りの麻薬人工栽培機の中にある栽培中だった麻薬植物はみるみるうちに枯れていった。


「よし、これで全て枯れきった!」

「次は、研究開発室だ。先輩Iが倒されて以降に僕が潜入した時の情報では研究開発室は、いくつかあるが全て同じ3階にある。そこにはキッドや機器の開発室も一緒にある。そこにもきっと、麻薬があるはずだから行こう。アメリカンギャングボーイに麻薬があるとしたら、こことその研究開発室と倉庫の3箇所くらいだ。」

「わかった。エージェント5、案内してくれ。」

「お安い御用!」


ヨインターと新板は、記ノ松の案内で3階の研究開発室へと向かった。だが、その途中再び何度もトリックマンの構成員が麻薬探しのために機関銃を持って行く手を遮っていた。ヨインター、新板、記ノ松は再びそれに対抗するために機関銃を出して対抗した。


「ドドドドドドドドドドドドドドドドド・・・!」

「ドドドドドドドドドドドドドドドドドド・・・!」

と激しい銃撃戦が何度も繰り広げられ、倒しても出てくる繰り返しだった。ヨインターと新板は苦戦を仕入れられていたが、記ノ松の腕前により助けられていた。


 そして、ようやく複数の研究開発室がある3階へたどり着いた。そこはまるで迷路のような廊下になっており、壁のあちこちにゴーグルと白衣着用の看板が貼られ、そこには研究栽培室に入るためのドアがあった。しかしこの3階だけはなぜか誰もいなくて殺風景だったが、あちこち銃弾の跡や血痕がたくさんあった。


「何ここ?誰もいない。」

「この階全部研究開発室につながる部屋?」

「そうだ。この階には10箇所研究開発室がある。誰もいないということはもしかするとトリックマンが全部奪取したのかもしれない。手分けして1つずつの研究栽培室の様子を見よう。この場所が集合場所ね。」

「エージェント5わかった。」

「様子を見よう。」


ヨインター、新板、記ノ松は、機関銃を構えながら研究栽培室の部屋を1つずつ見に行った。どの部屋にも頑丈な机な上に立ち並んでいたビーカーや試験管などの実験器具が全て割れ、足の踏み場のないほど破片が散乱していた。また実験器具の中に入っていた麻薬が床に溢れていたりしていた。さらには調合前や、調合後の麻薬が入っていたとされる鍵がかけられていたはずの棚や金庫の中には麻薬が1つも無かった。


 ヨインター、新板、記ノ松はそれぞれの研究開発室を見に行き終わって元の場所に戻ってきた。


「エージェント1と4、そっちはどうだった?」

「全部見たけど、麻薬は1つもないし、ないどころか実験器具とかが全部割れて床に散乱していた。おまけにどの部屋も銃弾の跡や血痕だらけだった。」

「エージェント1と5。俺も見たけどどこもかしこもエージェント1と同じ状況だった。もしかするとトリックマンが全部先に盗み終えたのかもしれない。エージェント5は、どうだった?」

「僕も同様だった。きっとそうだ。僕たちが来る前に奪取したに違えない。そういえば、さっき一番奥の栽培研究室の後ろに僕が2年前には行ったことがない広々とした場所があった。」

「ほんと?その先何があった。」

「まだちゃんと見切れていないからわからない。」

「もしかすると、その先に麻薬とかがまだあるんじゃない?」

「でも、見た限りでは争った痕跡などがそっちの方には無かったような気がする。」

「とりあえず、行ってみよう。」

「わかった。」


ヨインター、新板、記ノ松は、その一番奥へと行くことにした。


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