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②紀ノ松は、やっぱり誰にでも真似できない凄腕のスナイパーだ!!

 ヨインター、新板、紀ノ松は、ミュージと横田とはまた別の英国支部から少し離れたバス停へと向かった。そこに着くと、もうすでにアメリカンギャングボーイの研究員(構成員)3人は、機関銃などが入っていそうな箱を持ってバスを待っていた。その3人の隣にはロンドンバスには欠かせない、Aと書かれた赤の丸いアルファベット看板とロンドン交通局の赤丸に横棒のマークと紺色の背景に英語で書かれたバス停名、黄色い6マスの停車するバス番号が書かれた看板が付いているバス停のポールがあった。その3人からには見えない所で、


「ソード。」

とヨインターが言った。


「凄腕のスナイパーの意地を見せよう!レーザー光線銃。アダソン兄弟め!待っていろよ!」

と紀ノ松は言った。今日の紀ノ松は、猪村がジェイムズに殺されたことを思い出したため、ジェイムズを憎む気持ちで大きくなっていた。


「こっちは、いつものヌンチャクで行こう!」

と新板が言った。


ヨインターと新板は、すぐさま構成員を倒しに向かった。しかし、紀ノ松はその場を動かずレーザー光線銃を構え始めたのだ。いったいどうしたというのか・・・?ヨインターと新板も倒しに行く途中に不思議に思った。


研究員(構成員)3人らは、エージェントたちを見つけると


「貴様、いったい何者だ!」

「何の用だ!」

「何か我々に用件でもあるのか!」

と、口々に言った。


「名乗る必要はない!」

「そんなのどうでもいい!」

新板、紀ノ松は言い返した。


「仕方がない!相手になってやろう!」

と、研究員(構成員)3人は、かばんから警棒を出した。


 しかし、研究員(構成員)は3人、エージェントは2人このままでは研究員(構成員)らが有利となってしまう。


ヨインターと新板はそれでも数分間、戦いをし続けたが紀ノ松が動かないせいで負けそうだった。だがもうダメだと思ったその時、その場から動かなかった紀ノ松が

「よし!今だ!行け!」

と言ってレーザー光線銃の引き金を3発引いたのだ。すると、ヨインターと新板を上手く避け研究員(構成員)3人に見事に命中したのだ。


「うそ!?3人とも倒れた。」

「一体、どういうことだ?」

と、ヨインターと新板は言った。


「僕が倒した。レーザー光線銃で。」

と紀ノ松が、レーザー光線銃を片手で高速で回しながら言った。


「エージェント5ありがとう。」

「エージェント5は、一体本当は何者なの?」

「エージェント5はもしかしてオリンピックの・・・。」

「そう。僕は、元大学時代、金メダルを獲得した射的のオリンピックの日本代表選手だった。小さい頃からお祭りなどでよく見る、射的が大好きだった。また、中学時代から大学代まで射的部に入っていた。インターハイなどにも出場したことがある。オリンピック以外での様々な大会でも賞を獲った。SSB時代は、他のエージェントたちの中で1番狙撃が得意だった。みんなにとって僕は、どういう人間かもわからない存在となって狙撃者として成長した。」

「やっぱりそうか。オリンピックで名前聞いたことある。でも今の話を聞いても、エージェント5は一体・・・。」

「エージェント5の本当の正体は・・・。」

「何が何でも今回のミッションは、エージェントIのためにも狙撃で成功させるぞ。僕にも責任があるし。」


 そして、倒したエージェント構成員3人を始末しその3人の所持品を奪いそれぞれ変装した。バスはすぐに来た。そのバスはもちろん、ロンドンでは欠かせない赤い2階建てである、ロンドンバスだった。


紀ノ松は、ロンドンバスの乗り方も知っていてヨインター、新板にロンドンバスの乗り方を教えロンドン交通利用では欠かせない研究員3人が持っていたオイスターカードをタッチしてロンドンバスに乗った。

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