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時空を超えて魔法世界へ  作者: カニ俺
2/2

第2話 チート?


「…なぁ、おっちゃん…何したんだ?」

「それは、俺が聞きたいんだが…」

「てゆうか!なんて言ったんだ!!業火のなんちゃらってそんなの書いてねぇはずだぞ!!」

「いや!書いてるだろここに!!これはこう読むんだよ!!!!」

「そんなわけねぇ!そんな風にファイヤーボールの呪文はもう100年も前に解明されてんだぞ!」

「ん?まさかさっきのお前の呪文ってこれなのか?」

「そーだぞ?」

「…どーやったらこれをあぁ読むんだ…」


「というかなんで俺のとお前のであんなに威力が違かったんだ?」

「それなんだよなぁ、ファイヤーボールにあんな威力があるはずないんだけどなぁ、やっぱりおっちゃんのがあってんのか…?」

「だからそう言ってんだろ?」

「ていうかフランカも俺のように読めばできるんじゃないか?」

「無理だよ。」

「ん?なんでだ?」

「魔法は最初の一発が肝心なんだ」


どうやら魔法というのは最初の一発を打ってしまうとその感覚?を体に覚えてしまうらしい。

覚えられないこともないらしいがそれは本当に期の時だけらしい。

フランカの場合長年小さいファイヤーボールを打ち続けていたためもう新しく覚えるのは難しいらしい。


「へぇー魔法もなかなか奥が深いんだなぁ」

「全くずるいぜ、最初からあんな威力のファイヤーボール」

「まぁそうすねんなって、ほらグミやるからよ」

「ほんと!?ありがとう!!」


こうしてみると普通の可愛い女の子なんだけどなぁ…


「それでおっちゃんこれから行くとこあるの?」

「おい、そろそろおっちゃんはやめろ

俺はまだ21歳だし、吉田って名前がある」

「えぇーーおっちゃんはおっちゃんじゃん!」

「…まぁいいや、特に行くとこは決まってないぞ」

「じゃあ私の村に来ない!?」

「おぉ!行くところもないしお願いできるか?」

「任せて!」


そこから俺たちはフランカの村に向かった



ーーーーーーーー


「ついたのか?」

「ここだよー!」


案外近かったな


「たっだいまぁーーー!」


うん?人が走ってきてる?

「おぉ!フランカ!」

「フランカだ!!」

「よかったぁ!」


なんだか騒がしいなどうしたんだろ?


「ただいま!で、どうしたの?この騒ぎ」

「おぉ、本題に入る前にそのお方は?」

「あ!この人は吉田のおっちゃん!私がお腹が減って倒れそうだった時に食べ物をくれたの!

すごい甘い食べ物を持ってるんだよ!」

「そうでしたか!フランカを助けていただきありがとうございます、私はこの村の村長のグレイブです。よろしくお願いします」

「私は吉田と申します。よろしくお願いします」


「ほら!それで!どうしたの!?」

「おぉそーじゃった!大変なんじゃ!村の近くに

魔狼の群れが出たんじゃ!!それも10匹もだ!」

「魔狼……」

「なんださっき見たいに倒せないのか?」

「魔兎と魔狼では全然ちがうんだよ

魔狼は群れで行動するし、1匹倒すのに大人3人はいるって言われてるんだ…」

「それはまずいんじゃないのか?」

「うん…私1人だと倒せても5匹が限界だと思う」

「そ、そんな…」


村長さんが頭を抱えている

よほどの問題らしい


「なぁ、俺もなんか力になれることとかあるか?」

「あ!そーだよ!おっちゃんの魔法があったじゃん!」

「なに!?吉田殿も魔法を!?金なら村中から集めます!どうか、どうかこの村を救ってください!!」


そう言って村長は頭を下げた


「顔をあげてください!俺にできることなら力を貸しますから!」

「そーだよ!村長!顔あげてよ!!」


なぜお前がいう…


「本当にありがとうございます!!」

「それで魔狼はどこに?」

「おっちゃん魔狼は夜に行動するんだよ」

「じゃあ夜までやることが無いのか」

「じゃあ!それまでうちにいなよ!!みんなに紹介するよ!!」


ーーーーーーーー


「初めまして。吉田と申します。フランカとはそこの森で出会いました。よろしくお願いします」

「おぉあなたがフランカを、私はフランカの父のギィと申します。その節はありがとうございました」

「私はフランカの母のカースです

フランカをありがとうございました」


おふたりともびっくりするほど美男美女だった、

これならフランカの容姿にも納得がいく。


そしてもう1人、2m近くありそうな男が立っていた。


「この子はねー私の弟!クランって言うんだ!

この子無口だから気にしないでね!あ、でもおっちゃんには感謝してるって」


ん?まてよ、弟!?


「フランカ、お前っていくつなんだ…?」

「もう今年で19だよ」


うそ…だろ?見た目でいっても14歳くらいだと思ってた…


「あ、今失礼なこと思ったでしょ!?」

「ソンナコトケッシテオモッテマセン」

「もうー!!!」


そんな会話をしているうちにあたりはすでに暗くなっていた。


ーーーーーーーー


「ほんとにここに来るのか?」

「うん、ここで群れを見つけたんらしいから」


アオォォォォォォォォォン!!


「来た!!!おっちゃん!魔狼が見えたらファイヤーボールを!」

「わかった!!」


お、そーだアレを使ってみよう


「魔狼を追い払えればいいんだろ?」

「え?どういう…」

「見えた!

『業火の如く 燃え上がり 敵の 行く手を 阻めよ

ファイヤーウォール!!』


ズオォォォオオ!!

ジュ!ジュ!ジュ!ジュ!


ギリギリで発動した為か避けきれた魔狼はいないようだ。

しかし当たるだけで黒焦げなんて恐ろしい魔法だよ…


「…おっちゃん、もしかしてそれ

ファイヤーウォールか…?」

「おう!すごいだろ!」


フランカに少し自慢してみる


「すごいなんてもんじゃねぇよ!!

その魔法はまだこの世界でも解明されてない魔法だぞ!!」


なんか思ってた反応と違う…


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