叫びたい!〜ああああ〜
「なんだここは!?」
この少年は、これからこのように名乗るのだろう。
「僕は山田佐藤だ!」
少年は、今から旅に出る。
この異世界を、巡る旅へと。
「ああああああああああああ!」
「なんだあれは、人が叫んでいるぞ!そんな人が何人もいるように見える!」
「うわああああああああ!」
彼らは、何かを求めているように見えた。それは一体何だろうか?
私たちにはわかりえないことだった。
「あああああああ!あああ!ああああああ!」
「剣を差し出してきたぞ」
彼らは救いを求めていた。彼らは叫ぶことしかしていないが、この行動から彼らが求めていたことを、少年は理解した。
この剣をどう使おうが、それはこの少年の自由であるが、少年はこれで何か人間として間違った行いをするつもりなど、まったくなかったのである。
「ならば、僕は答えよう!」
「ああああああああああああああああああ!」
「ああああああああああああああああああ!」
「ああああああああああああああああああ!」
「!!」
こうして、少年は旅へ出る。仲間を3人連れて、この世界を変えるため、そして元の世界に帰るため(少年は足を前へ進めたのだ。