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うちのご令嬢は廃材がお好きなようで?  作者: アヤツジ
第一章  廃材のお嬢と草男子
7/8

#07恋心は廃材に

 おいおいおかしいだろ……。 この子17歳?! 有り得ねぇだろ…。

「ん?どうしたの?ススムくん?」

 と、僕のことを窺いながらキャーキャーと騒ぎたてる雫。

「いやー、大先生!! よくおいでなさいましたッ!! わたくし、廃材愛好家の下樽雫と申します!!」

 ……。どう反応して良いのかわかんねぇよ……。ツッコミ入れらんねぇー。

 雫が「ほらっ、ススムくんも御挨拶して頂戴。大先生がいらっしゃったのよ、それなりの態度でね?」と耳元で囁いている。

 無茶振りしないでくれェェェ!! 今の貴方のようなテンションで行けるのは何処かの池崎だけだぞ?

「あ、えと、下樽進です…。雫お嬢様の使用人です。」

「あれれぇ?ススムくん、「雫」で良いはずよ?」

 そんな、この状況、この心情じゃ無理に決まってんだろォォォ!

 自分の顔が急に赤くなってきた気がする。

「ムフフ、ムフフフフ……。」雫が急に笑い始めた。

「やりましたわねッ!!大先生!」

「ナーイッス!!雫ちゃん!!」

 え、ナニコレ。 何が有ったの?

「実はね、ススムくん。貴方にドッキリを仕掛けてみたのよ。」

「へ?」

「ジャジャーン! ご主人様に、「タメ口聞いて」と言われたら人前でもタメ口聞くのかドッキリ~!!」

 ??? 混乱状態すぎる。 何がどうなってるんだ?

「だからね、ススムくん。これからはちゃんと敬語を使うのよ?」

 コイツ、俺の気持ちを弄んでいたのか!? 

「わかった? ススムくん。」

「は、はい。 お嬢様…。」

 キャハハハハと気味悪い、(こちらからすると)笑い声をあげて爆笑する女子二人。

 このやろう……。 

「いやーホントに引っ掛かったね。 雫ちゃん!」

「そうですわね! 大先生!!」

  息を荒くして、成功を喜ぶ二人。

 なにこれ、拷問か?


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