第5話 激突!超巨獣!
登場人物紹介
犬飼 しおり アニマル•コンダクター
犬飼 まき しおりの妹
新城 ささみ 動物園飼育係
鎌崎 なつ 警視庁刑事
バールディア バルディーの娘
バルディー アニマル•マスター
ガルバン 巨大化した白狼
ジーナス 巨大化した白虎
ナリーヌ 巨大化した白蛇
*登場する名称は全てフィクションです。
『それじゃ、ガルバン、ナリーヌ、行くぜ!』
『分かったわ、ジーナス。』
『ワシも良いぞ、ジーナス。』
『おい、しおりとか言ったな。お前のタクトを天にかかげるんだ。』
「タクトを...。こうかな?」
しおりはタクトを真上に高々とかかげた。
3白獣はタクトを囲み何やら念じているみたいだ。
『タクト、超神激!』
眩しく輝くタクト。
「たっ...タクトが...。」
タクトに光が宿り、アニマルタクトはスーパーアニマルタクトとなった。
『そのスーパーアニマルタクトなら、どんな獣でも対応出来るぜ。』
『良かったわね、しおりちゃん。』
『しおり、これで超巨獣ワニに立ち向かえるぞ。』
「うん、みんなありがとう。さあ、隣町にいって、ワニと対決だよ。」
隣町の入口。
町は破壊しつくされ、中央にワニだけがいた。
「ひどい...、町が...こんなに...。」
『かなり暴れたようね。でも、まだ元気なようよ。』
『ナリーヌ、ヤツを倒す策とかあんのかよ。』
『そう言うジーナスはどうするのじゃ。』
『俺か?突っ込んでぶっ倒すだけだろ。』
『だめよ、ガルバン。ジーナスに戦略とか...ないわね...。』
『じゃあ、どうすんだよ。』
「あっ...あの...その...、私...。」
『ん?なんだよニンゲン。確かささみとか言ったな。』
「私、動物園でワニについて研修しました。ワニは噛む力は強いですが、口を開く力は弱いんです。人の力でも口を閉じることは出来ます。また、目や喉の奥は弱点なので、突いたりすれば怯むと思います。また、低温に弱かったり持久力が低いです。」
『そうか、なら今の話を元に上手くすれば倒す策が出来そうじゃな、なあしおり。』
「うん、ガルバン。なんとかしなきゃね。」
「ガルバン、夜に近づいたらあのワニ大人しくなって来たみたいだよ。」
『気温が下がったのじゃろ。低温に弱いらしいからのう。』
『チャンスよね、あたしが万一の時は口に絡み付いて噛む攻撃は防ぐわ。』
『俺は目を攻撃するぜ、なんか弱点らしいからな。』
「わかったよ、じゃあナリーヌは口塞ぎ、ジーナスは目を攻撃、ガルバンと私は接近してワニにタクトを使うよ。」
『しおり、アニマル•マスターみたいじゃな。』
「ガルバン、私マスターじゃないけど、みんなを助けたい。やってくれるかな。」
『ここまで来たらやるしかないじゃろ。準備はよいか、しおり。』
「うん、みんなあのワニを元にもどそ。」
ワニに近づくしおり、ガルバン、ナリーヌ、ジーナス。
「近くで見ると大きいよ。」
『まあ、タクトの使い方は同じじゃがな。』
『しおりちゃん、私も長時間は無理よ。一瞬で決めてね。』
『俺様の攻撃も何度もするのは大変だぜ。頼むぜしおり。』
「みんな分かったよ。」
タイミングを図る。
チャンスは一瞬だ。
慎重にワニの行動を観察する。あれだけ暴れたんだ。スタミナを使えば持久力は落ちているはず。
ワニの動きが止まった!今だ。
「みんな、今だよ!」
ナリーヌがワニの口に絡み付く。
ジーナスはワニの目を引っ掻く。
ガルバンがワニに向け突進する。目の前に超巨大なワニだ!
「ワニさん、元に戻って!」
スーパーアニマルタクトが輝く。
ワニはじっとした。
今だ、タクトを回す。
タクトから光が放たれ、ワニを包む。
ワニは段々小さくなっていく。
「もうすぐ元のサイズよ。しおりちゃん、後は任せて頂戴。」
元のサイズに戻ったワニをささみが捕獲車両で保護した。
「後はライオンだけかな、ガルバン。」
『そう簡単にはいかぬようじゃな。』
「どういうこと?」
『いるんじゃろ、バールディア。』
「よく分かったわね、ガルバン。」
「あっ、バールディアさん。」
『おい、しおり。気を付けろ。』
『いよいよラスボス登場かしら。』
「ガルバン、ナリーヌ、ジーナス。しおりのお守りご苦労様。」
「バールディアさん、何でこんなことをしたの?」
「しおり、あなたは知らないでしょうけど、アニマル•マスターの継承は大変なのよ。能力の覚醒してないあなたを倒しても、何にもならないのよ。今なら、あなたと勝負しても十分だわ。」
「私はアニマル•マスターとかにはならないよ。それはバールディアさん、いや姉さんがやればいいんじゃない。」
「分かってないようね。」
『よせ、バールディア。ワシから説明しよう。』
「ガルバン...どういうこと?」
『アニマル•マスターの継承者はこの世に1人きりなのじゃ。つまり、しおりかバールディアのどちらか1人、生き残った者なのじゃ。』
「つまり、私が生きていると姉さんはアニマル•マスターになれないの...。」
「そう言うことね。父もそれが分かっていたからあなたをここに送ったのよ。」
「姉さんの言うことは分かったよ。でも、私も負ける訳にはいかないよ。みんなの為、動物たちの為、町の平和の為にもバールディア、あなたを倒すよ。」
「そうね、いい顔つきだわ。なら、遠慮はしないわよ。おいで、ゴッドライオン。」
巨大なライオンがバールディアの横に来た。
『おい、こいつら倒せばいいのか。』
「ライオンさん...、でも負けられない。行くよ、ガルバン、ナリーヌ、ジーナス!」
第6話 予告
最終決戦の幕は上がった。
しおり•ガルバン•ナリーヌ•ジーナスと対峙するバールディア•ゴッドライオン。
果たして勝利はどちらに?
次回 「姉妹対決」
後残すところ2話だね。
終盤の決戦、始まっちゃったよ。
何となく動物と話がしたい中の人。
ではまた。




