第五話 load of judgement
今回からおふざけモード突入~。
この物語は、三人の裁判員の生活を語った物語である。
そして、これからの物語もフィクションであり、同時にファンタジー化していく世界ともなります。
御退場の方は、どうぞ。
それ以外の方は、こちらへ・・・。
前回までのあらすじ
心の裁判所で働いている、リー、アユラ、ソウイの三人はある日ヘシータという依頼人からある女性の写真を見せられる。また、その写真の女性を探してほしいとの事。リーはあまり乗る気ではなかった…。そして、ようやく見つけた(見つけられた?)のだがそれは依頼主の罠ではないかと疑う一同。
急遽、依頼主の元へ行くのだが、そこに当の本人の姿はなかった。
写真に映る女性、アンナは依頼主の部屋でパソコンを見つけ、起動する…。
その時、パソコンに映る物が、彼らを吸いこんでしまう。
大急ぎでソウイがそのパソコンを封じ込めると、その動きは止まった。
今回の話
その後、彼らはある人物と出会い、そして三O院似の少女を探してほしいと依頼され、捜索に打って出るのであった。
「あらすじ御苦労さん」
「それで、どこ探すんだ?」
そういえば、そうだ。
「ん~…それじゃあ…」
とりあえず、僕らは依頼主の…デルタさんに貰った情報を宛てにして探す。
しかし、中々見つかってはくれない。
デパートに寄ったり、なぜかジュアリーショップに寄っていた。
その時である。
「あ、あれじゃないか?」
長いようで、短いような中途半端な長さの金髪のツインテール、服装はお嬢様のような格好、そして…何より…。
「アレは…すごいだろ」
顔までそっくりであった。
三O院 Oギのような、彼女の隣には…って
「リー!?アイツ、パチンコしに行ったんじゃ…」
「…とりあえず、戻ろう」
僕らは、一度報告のために依頼主の元へと戻るのであった。
(--- 鳳橋 ---)
鳳橋は、この街でも有名な観光スポットで、なんでもカーニバルが行われる時にここを訪れると幸せになれるとか…。
まあ、そんな伝説があるらしい。
ともかく、そんなところで一人鳳橋の中央沿いに溜息をつく依頼主を発見した。
「…水のように…掴んでも掴んでも、元に戻ってしまう…」
「お~い」
「…はぁ…」
聞いてない。
というか、何かあったと考えるのが妥当だろう。
空は、もう時期薄いオレンジ色に染まる頃だった。
彼は、橋の下に流れる水流を見ては、ただただ溜息を溢し続ける。
「流石に…ん~と」
「おい、どうしたんだ?ってか、探してる人、見つけたぞ」
「…え?あ、ああ…で、どこにいた?」
ぎこちない返事に苛立っているのか、両腕を交差して組み、人差し指を小刻みに叩いている。
それに、目が怖い…。
「ジュアリーショップ。ウチんとこのかしらみたいなヤツと一緒だった」
「…アイツ、好きなヤツがいるって…そいつのことか…」
僕らの方を見ては、顔を水に映させる。
殆がその繰り返しで、もうじき飽きたら?と言ってみたくなるが、言ってどうともならないので、やめておいた。
「…まさか…オマエ…」
「…世間じゃあよぉ…バカにするが…よぉ」
一息呑んで
「シスコンでもいいじゃねぇか!そうだよ!俺はシスコンだ!妹萌えだ!だから、俺は大好きだー!!!」
と、いきなり大声で叫びだす彼を見て、僕らは絶句…いやある意味これがドッキリでした~といわれる方が、どちらかというと幸せと思ってしまうのだった。
俺は、大好きだー! は、クラOドのある父のセリフをパクリました。