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第四話 checkmate the judgement

今回は…次回予告通りになりませんでした。(お詫び

「…オルゴール?」


「そうだ、こんな家にそんな物があるのは…何かしら…だろ?」


「まあ…わからないことも…」


返答に困る僕に真剣なまなざしを見せる彼は、どこか遠い存在なのだと確信が持てた気がした。


「起動した、…え」


「どうしたんだぁ?」


「ハッ!逃げて!」


しかし、その声もむなしく、二人はパソコンに吸い込まれてゆく…。

続いて、周囲のものも…。


「なっ何なんだ!」


「ちぃ…あのパソコンが原因か…!!!」


この世界では、ありえないことが、平気で起こりえる。

いうのなら、今みたいにね


「アレに呑まれたら、出られるかわからん!ソウイ!キーを閉めろ!」


「え?あ、うん!」


僕は…リーさんと知り合う事で、新たな力…鍵を手に入れた。

それは、開けるものではなく、閉ざすものらしい。

すべてにおいて、闇を光、光を闇へと閉ざし、永久の中和を行って除化させる能力…。

名を


「キーロック!」


という。

パソコンに、前方後円墳みたいなカギ穴のカギが刺さり、カチャリと音を立てると、パソコンの吸い込む力は無力化された。


「はぁ…、はぁ…何なんだ…」


「こっちがききてぇよ!あぁもう!これ、廃棄処分な!」


と、かなりお怒りの様子のアユラ。

そして、そこから去ろうとする…リーさん。


「…て、ちょい待てゴルァ!どこ行くじゃ!」


「あぁ?これだ、こ~れ」


と、左手をドアノブを回すように左回転させる。言い表すのなら…そうだな、パチンコでカチャカチャと銀色の小さな球を飛ばす、アレのような…って!


「な!アンナさんやカムツさんは!」


「そんな奴ら知らん!大体、アイツらがそこにいたのが悪いそして、俺は関係なし、以上!」


「締めくくんなクソ親仁!」


…と、見たとおり、このリーさん…は、全然働こうとしないダメなおっさんみたいな人です…。

ですが、ニートではないので、そこら辺はいいと…(というか、なんで敬語?


「るっせぇジャジャ馬娘!大人には大人の事情ってのが…」


「アンタのは事情じゃなくて、ただ単に遊んでるだけじゃねぇか!」


「まあまあ…二人とも…」


「「フンッ」」


「あ…アハハ…」


今日も今日で…リーさんはサボろうとするのでした…。

と、その時。


「待たれよ、そこの御仁」


「はい?」


…と反応した僕。


「こ…この辺で、ツインテールで、金髪で小柄…見た目は小学生というか年齢は小学生な高校生を見かけなかったか?」


そっそれって…。


「まさか…そこでさらにツンデレ属性が付属って事はないよな…」


「まさかの…」


「それは三O院 ナOかNA☆PI-か!」


いや、アユラ…アニメやマンガの見すぎ…たしかにアレはツインだけれど…ツインだけに、ツンデレだけども…。


「…まあ…世間で言うとしたら、それですね…」


「おーし、そのお嬢様を探してやろう!な!クソ爺!」


振り向くとそこには、人の気配すら消えていた。


「あぁのクソ爺ー!帰ったらブットバース!」


「あ…アハハ…」


こうして…何事もなかったかのように…この話は一時の休息を得ることとなる…。




次回 ツンデレX

        Xナギ

         Xポルカ

第五話 恋する妹に恋する兄

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