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第三話 trap of judgement

コメコイ4も終わったので、これに専念しようと思って…。

僕らは、街からそう遠く離れていない場所にいた。

依頼主ヘシータに会うために…。

僕らは、彼のアパートを訪ねる。

もともと僕らがそれを知っているのは、依頼主からの呼び出しのためであった。

そのため、ここの管理人には顔を見せているため、親切に彼の家の鍵を貸してもらった。

あまり高級なイメージのない地味なアパートのドアを貸してもらった鍵を作って開ける…。

しかし、僕らが来たそこには、僕らが求める人はいなかった。


だがその代わり…なぜか人形が置かれていた。

ちゃぶ台の上にあるそれを、玄関から入ってすぐに見つける僕ら。

どうもこの部屋の面積は狭く、人一人が入って満員暮らしといったところ。

そこらへんには散らばる缶ビールの捨て殻が沢山あり、そのせいか、ひどく匂う。

また、オカルト系マニアなのか、そこらへんに地球で起きる怪奇現象シリーズがばらまかれていて、最新刊は017巻のようだ。


「…どういう事、ここには居ないとしたら…」


「逃げたんじゃないのか?俺たちがここにいるという事がわからないと断定されているわけでもないだろう」


と、アユラが一言。

僕らはその一言に頭をかしげる。

大体、雇われ者が、雇い主の居場所を知らない、つまり警察が犯人を確実に何の利用も借りず、ただ自分が知っている物だけを使って犯人にたどり着く分ならいいが、僕らにはそれがないため、街から出た可能性もあるが、どこかの親仁のように、パチスロをしたり居酒屋いざかやで酒を飲んだりしている事もありえないことはない。

それは、目の前にある缶ビールが物語るだろう。


「思考回路をグルグルと回してもしょうがない、俺らは一刻も早く依頼主の意図を確かめなければならないわけではない、俺らには手や足があるそれを使って探そうではないか」


「そう言ったって、何がわかる…ここにあるのは、缶ビールとオカルト本とパソコンぐらいだろう」


そう言ったアンナの台詞を皆がハッとして聞いた。

そう、ここにはそのヒントが隠されていたのだ。


「後は…このパソコンだが…」


僕らは一つ息をのみ、長方形の木材で作られた机を見る。

そこには、ノートパソコンがある。

他には、雑誌があり、その雑誌には「僕、怒るとつい殺っちゃうんだ♪」と表紙の右下の片隅に書かれている。

ページは68ページ。

それをペラペラとアユラがめくってゆく。

リーさんは、その辺で何かを探っているようだ。


「何やってるの?リーさん」


「うん?あぁちょっとこれをね」


と、手に持っているのは…長方形の…手のひらサイズのオルゴールだった。



えっと、アユラはなんで一人称が 俺 なの?(byソウイ)


じゃあ、俺も同じ質問で返そう、お前はなんで一人称が 僕 なんだ?(byアユラ)


えっと…それは…(byソウイ)


まあ、そういうことだ。俺もあまり意味を持たない。それに…何となく言い易いしな(byアユラ)


でも、女の子だよね?(byソウイ)


女が 俺 と言って悪いという法律はない。なんなら、あのクソ親仁に審判ジャッジしてもらうか?(byアユラ)


え…遠慮しとくよ…アレされると…(byソウイ)


あ、それ以上はストップ…まあ、次回はリーの審判の能力がどんな物かがわかるぞ(byアユラ)


こうご期待(byソウイ)

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