Bad End 最終話 End of world
「ちっ違うよ…輪!」
裏切られた。そう確信を持てた。
俺にとって…いや、もうあの頃から変わっていたのかもしれないな…。
信頼できる敵。
その認識が甘かった…。
「ソウイ、動けるか…?」
「はっはい…なんとか…」
「ならば…逃げろ」
認識の甘さは命取りだ。
早く、こいつらを避難させないと…。
「…!輪、逃げて!」
「?!」
俺の背後で…グシャリと気持ちの悪い音がする。
その音は…まるで包丁で肉をさばくときの音。
いや、まるでグイグイと回しながらグチャグチャに…ミンチになるまで原型がわからなくなるぐらいまでグチャグチャにするかのよう…。
「…ゴホッァ…」
「ソウイ…?」
「もう…世話を…焼か…s…」
コクンと…振り向いた俺の目の前で何かを言い残そうとするソウイは頭を下げた。
よく見ると、胸のあたりから何か赤い液体が見える。
ケチャップ?いやいちごのジャムか?それともペンキか?
いいや違う。
それは…血。
胸部から腹部にかけてまるでショベルカーにでも掘られたかのようにクッキリと開いていた。
そして、その胸部から腕も見える。
血まみれの…手。
「ソウイ…ソウイィィィイッィィィイイイイ!!!」
俺は叫び声をあげてしまった。
情景は重苦しい暗闇の中、うっすらと地上の光が照らされるこの場所で、ソウイは即死した。
「ククク…次は、お前だ…輪」
目の前にいるのは、昔の太陽側の元幹部である・・・
「尾形 空…!!!」
「今は、オーヴァンと言う…。お前を殺す…!」
いっぺん、手をサッと払い血を抜く。
その血は地面にベタリとついて、妙に生々しい。
そして、オーヴァンは手をソウイの肉体から引き抜く。
続いて帰り血を浴びるとそれを汚そうにパッパッと軽く払う。
「…」
ソウイはそのまま前に倒れこむ。
無言で…ただバタリと音を立てて…。
何の幻想もない。
これは…現実だ。
「く…くそ…」
アユラも立たない…。
万事…休すか…?
「残念だが、これでおしまいだ… End of world(世界の終り)」
直後に、俺の両腕・両足に鎖が貫かれ、ひどいめまいと頭痛が襲う。
吐き気もある。
精神攻撃か…?
耐えきれない…。
「ぐっぁああああぁぁあああ!」
そして、グシャリグシャリと両腕・両足にある関節から骨、その皮膚まで何もかもをボキボキとおられ、捻じ曲げられ、挙句の果てには俺自身の原型をとどめる事なく…俺は絶命をした。
―――Bad End―――
最終話…と言っても、Bad Endです。
ソウイが死んだ時点でもう死亡フラグが立ってますね。
えぇとこれは、色々と仕方ないのかもしれませんけどね。
とりあえず、これで終わったわけではありません。
Badがあれば、Happyももちろんあります。




