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第二十八話 白騎士(セツナ)来襲

「グルルルゥゥゥ…」


俺は、目の前にいる化けものと対峙していた。

上を見上げる暇はないが、確認をしておくと、天上…まあ、上から落ちてきたという事は、定かである。

さらに、なぜか軽傷で済んだのは、おそらく上から下までそこまでの大きさがなく…いや、上の高さからここまでには結構な高さがあったが、地面が下に着地するのが、早くそれがクッション代わりとなって、俺を助けた…と考えてもいいだろう。


「まあ…タイマンで勝った経験は…俺の生きてきた生涯と同じくらいだったが…お前で、越えるかもなぁ…」


「あら、そうなの」


突如の声。


「…!?」


俺は、思わず目を開いた。

大きく。

そして、俺はその目の前にいる少女…セーラー服を身につけ、手には剣…いやムチのような物を持っていた事を知る。

暗闇から姿を現したそいつは、鞭を目の前にいる獣に叩きつける。

すると、獣は犬のように脅えて逃げ去った。


「あら、落ちたのは少年の方じゃなくてその父親だったの。ちょっと残念」


「まさか…白騎士のセツナ…か?なんで、こんなところにいる…?」


「まあ、懐かしい顔だと思ったら、月心のリーダー 草良そうら リンねぇ」


「そういうそちらさんこそ、太陽の元リーダー 佐野さの セツナさんじゃねぇか」


俺とセツナ。

関係は…いうなれば、幼馴染。

太陽側の指揮をすべて行い、月心を苦しめた張本人。

幼馴染なのだという事から俺はなかなか太陽に手を出せなかったが、ある日…それは、激変した。

それは、あの事件…爽が太陽側にやられた事で、俺たちは太陽と月の月食合戦と後に呼ばれる喧嘩をした。

…もはや、それは時を知らず、まだなお続いている始末。

後の事のすべてを後輩に任せ、大人となった俺には…もはや関係のないことだと思っていた。


しかし、現にこの騒動を起こしたのが、太陽の人間であることをこのセツナが話す。

それも、目的は俺の抹殺…。

つまり、今俺は危険地帯にいるという事がわかる。


「…残念だ…ああ、まったく残念だ…」


俺がそういうと、彼女は顔を背け、そして…口を開いた。


「…いや…」


「…?」


そう、太陽は…そのリーダーが指揮をとって、やった事ではない事を…俺は知っていた。

月食の時…彼女は敵ながらも、宣戦布告ではないのだと前夜に伝えに来たそうだが、俺の月心の仲間の一人が、それを信じずに戦いを始めた。

宣戦布告は、どちらかと言えば俺たちがした事のようなものであった。

だから…


「いや…私は…貴方を…殺したく…ない。戦いたく…ない。」


だから…この台詞も…信じてい…。

俺が、その続きを思い描こうと、語ろうとする途中…脳天から何かすごい衝撃が襲った。

直後に…彼女は…カメラを取り出し…俺にフラッシュを…浴びせた。



(--- 夕縁の苑 ---)


僕は…負けない。

絶対に…、僕は…。

何のためにここにいるのか…わからないけれど、せめて自分で作ったこの…目標は達成する…。


``アユラに本当の気持ちを伝える``


絶対に…。


「ウォォォォオオオオ!!!」


「ソウイ!やめろ!こいつは、私が…」


アユラが何かを言っているが、聞こえなかった。

僕は…完全に、暴走していた。


幻想剣が実体化するほどの凄まじい殺気を自身の肌でも感じていた。

軽く振るだけでも、剣から凄まじい風が吹き荒れた。


「ククク、やっと…本性を現したな…そうでないとなぁ!ヒャッハァァァ!!!」


アギトさんと再びの対峙。

僕は、本当に勝てるのか…わからないが、アユラをこれ以上傷つけない。


---僕が、

   アユラを

      守るから---


この約

  束を守る。ただそれだけの

            た

           め 

          に。僕は、アギトさんを倒す。


いよいよ、次回は、VSアギト戦最後となります。

実際、僕はこの物語を30話行けばいいかな?なんて思っていましたが、30話普通に越えますね。

結構途中から気がついていた人もいると思いますが、かなりハイペースに物語を進めていました。

しかし、もう後2話しかないため、そこまで行けるかどうか…。

あ、長く文字を書けばいい?

そんな事をすると、読者が途中で空きますからね。

最高でも2000字前後で抑えますよ。


では、黒の組織の詳細をどうぞ。


黒の組織


リーダー:佐野さの セツナ (女性)

元太陽の一人で、リーダーだったが月心によって脱退させられる。

実は、学生時代に幼馴染であったリーに想いを寄せていたが、対立していく太陽と月心の関係によって、その想いをリーに伝える事はなかった。


幹部

オーヴァン (正式名不明)

元月心側の人間で、副隊長と呼べる存在であった。

現在は、黒の組織で赤いマントを着て活動をしている。

リーをなぜか憎んでいるらしく、その執念は硬い。


芥川あくたがわ 次郎じろう

元太陽の幹部。

実は、拳銃のスペシャリストで、狙った相手は百発百中で心臓を貫いていたらしいが、無惨にもソウイの幻想剣に潰され殺された。


紫原しのはら 花音かのん

元太陽側の人間で、人を傷つける行為を好む。

また、相手への接触や間接的攻撃はせずに中距離での攻撃…つまり、打撃武器を使う。


アギト(正式名不明)

元太陽側の人間で、リーの捜索に一躍かって出た。

本来は、リーの抹殺がメインであったが、神社で出会ったソウイたちの心底の力を感じ、ソウイに興味を持つ。

なぜか触れた物を凍らせる事ができ、黒の組織からは別名、冷蔵庫と呼ばれていたといううわさもある。




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