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第二十七話 絶対零度

(--- アユラside ---)


「フム、お前は選ばれし者か…。面白い、来いよ」


そういうと、アギトは俺の懐まで一瞬でたどり着く。

先程の赤き球状の物をすり抜けてきた…というの!?

けれど、もう…そんなの関係はない。

おれの本来の力を…目覚めさせる事ができた。

今こそ…覚醒の時…。


おれの体に、蒸気が溢れる。

そして…それが全身を包み込む。


「スゥゥ…ハァァァアアアア!」


瞬間的移動速度:解除


「遅い、テヤァアアア!!!」


衝撃的攻撃力:解除


「くっ…、成程・・・これが君の力か…」


「まだまだぁあああ!」


持続的硬化:解除


「食らえぇぇええええ!!!」


「…残念」


「え…?」


何…?

あいつが…今何か言って…。

寒い…。

手が…動かない…。


「凍って…る…?嘘…いつ…のまに…」


「ああ、すまないな…さっきお前が殴って来た時に、お前が俺に触れた瞬間だ。お前は思った以上に、残念なサンプルだ。」


「くっ…ぐぅぅぅぁぁぁあああ!!!」


痛む、動かそうと…溶かそうとすると…氷にひびが入る。

後…少し…もう…すこ…。


バギンッ!

一瞬目を疑った。

確かに…氷は砕けた…。

普通なら、嬉しがれるのに…なんで…なんでぇぇぇえええ!!!


「ぐっぐぅぅぅぁあああ!!」


左腕が…なくなった。

血はでない。

まるで、そこだけがなかったかのように…いや、血すらも凍りついていたのだ。

どちらにせよ、左腕は死んでいた。


「御前は、俺に勝てない。この絶対零度の目の前ではな」


「アギト、俺たちは先に行く。後は任せよう」


「えぇ、芥川の敵討かたきうちするんじゃねぇんすか!?」


「やるなら、シノン お前がここに残れ。」


向こうは、勝手に話を進めている…。

シノン…紫原しのはら 花音かのん…。

元太陽側の人間で…高校の頃にリーが指揮っていた月心に反する組織…。

ああ、ようやくわかった…。

こいつらは…こいつらの目的は…『リーの抹殺』だ。


「止めてやるよ…、わたしが…」


「ほう、やってみろよ…っ」


まずは…あのシノンとか言う奴とアギトを殺さないと…。

せめて…‘アイツ‘が居てくれれば…。

アギトがゆっくりとこちらへ歩いて来る。


足音が…段々と…。


(--- リーside ---)


「…なるほどな…こんな奴がいたなんて…」


「グルァァァアアア!!!」


ウルフ

一言で表すには、それが正しい。

毛に被われた姿に、長い爪…そして、犬歯が発達して歯茎から抜き出ている。

さらに、顔は犬のように鼻が以上に前に突き出ていた。

街中にコイツが壁を引っ掻く音が響いていたんだ。


「やろうってか…いいぜぇぇぇえええ!!!」


その時だ。

地面のひびがついに俺たちを呑みこんだ。

そのひびは俺たちの地面に一線を入れ込むと、ガラガラと崩れた。


「のわっ!」


「ガァァァッ!」


そいつと俺は、共に地中へと落ちた。


(--- ポルカside トロボン大聖堂 ---)


「ここは…」


中までもが、ケルン大聖堂のようだが、入り口にはトロボン大聖堂と描かれていた。


「あ…」


その時、地震のように、目の前が揺れた。

…いや、正確には…潤んだというべきだろう。


「兄…きぃぃぃいいい!!!」


そこには…窓ガラスから漏れる光に照らされる…兄貴の死体があった。

黒のマント男たちの正体は、なんとリーの高校時代の時に作られていた太陽という組織の再集合組織であった。


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