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第十四話 battle of striker 後編

今回、アユラの秘密が…。

そして、新キャラの予感。


「ほ~んと、こんなところにお客さんなんて…何年ぶりかな?アダム~♪」


「そうだね~もう何十年じゃないかな?クスクス...」


「兄貴…一つ聞いていいか?」


「どうした、我がいもう「あんた、何しにここに来た」うぇ?」


睨む様な目で、兄デルタを見る。というか、呆れているようだ。

僕たちは、アームストロング宮殿の内部…サイクロンという、外部城壁、内部、中心部とある中での内部だ。

中は、鉄製…というか、ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲に使用されているものらしい。

ある意味すごい・・・。

中では、鉄門もとい、ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲が用意されていた。


「完成度たっけぇな…おい」


「そうだねぇというか、なんで手をつかんでるの?」


必要以上に強く手を握ってくる。

…アユラには珍しいことだが、目の前の光景にびびっているのだ。


「いっいやなぁ・・・その…「怖いの?」怖いわけあるかぁ!怖いわけ…」


やっぱりびびってる。

それもそのはず。

ネオアームストログ…砲は、戦車よりも大きい。

アユラの弱点は、自分よりも大きく、危険なもの。

…まあ、一見すれば大した物ではないのだが、お化けとかは大丈夫で、なぜか観覧車が苦手という事から、それがわかった。

だから、こんな大きな大砲を見れば、怖がるのも無理なかった。


「これぇ、まだ動くんですよぉ?」


「ひっひぃぃぃ!どっからわいてんだこのぉおおお!」


アダムと名乗っていた人が現れ、そう言ってアユラを驚かす。ピョーンと飛び上がったアユラはこれまでにないほどの泣き顔を浮かべていた。

それを影でクスクスと笑うポルカちゃんは、恐ろしく悪魔に見えるのであった。


「さぁ~て、アダムぅ~門を開けるよぉ~」


「はいはぁ~い、わかったよイヴ~じゃまたあとでね」


手を軽く二三度振って鉄門へ向かうアダム。

顔を青ざめたアユラは、呆然と立っていた。

僕はそんなアユラを哀れに思うしかなかった。


「そういえば、ソウイ…お前、こいつのことを知ってるか?」


「え・・・?」


といって見せてくれたのは、クリクリとした目にストライブに伸びた茶色の髪に大きな胸と何より誰が見ても美人と言った人の写真・・・。

って、これ…


「唯!?これ、僕の幼馴染ですよ!どうして唯の事を知ってるんですか!?」


「あっあぁ、実はなあの二人に依頼されてな、こういうことを知っているかと思ってポルカちゃんもお前らも連れてきたんだ」


「そうなんですか…実を言うと、僕も唯の行方には詳しくないんです。そもそも、唯は…いや何でもありません」


幼馴染と言ったところで…あのことを言ったところで、変わるわけがないんだ…。

唯…。


「あ~んな奴、死んじまった…だろ?ソウイ」


「…そんなこと・・・」


「諦めろ」


…アユラの言葉が刺さる。

痛い。

う・・・うぅ…。

唯、唯、唯、ゆ・・・



次回予告 第十五話 

ソウイたちは、アームストング宮殿の中心部に着くのだが、そこには…。

唯とは誰か、そしてソウイとアユラが隠すように言う唯の行方とは・・・?


3月9日までに投稿します。

もしかすると今回のようにいきなり投稿するかもしれません。

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