第十二話 judgement of striker
大きな…大きな…建物一つ。
僕は、ただただブランブランと体を揺らしながら公園から見える虚空を眩しい目で見ていた。
大きな大きな道標。
見るたびに涙を浮かべる彼の頬。
僕は、それを見ると…貰い涙を溢し、宙に飛び出した。
「…それで?どこへ行くんですか、リーさん」
「ヤヲ街だ、知ってるか?」
「あの、かの有名な作家、伊王野 寿一の故郷だろ?」
「詳しいなアユラ…そのとおりだ、ともかく俺の友達の…「デルタ」…あ、そうデルタが、行きたがってるんだ」
「兄貴が行くというのなら、妹もついていかねばならぬからな、私も同行しているぞ」
僕、アユラ、リーさん、デルタさん、ポルカちゃんの計5人は、ヤヲ街へ向かっていた。
空は、虚空。
いい天気だ。
…さてと、ここで問題。
この中で、一人だけ本を片手にしている人が居ます。誰でしょう?
…正解は・・・
「兄貴ですね」
「心理読解能力…恐るべし」
「関心しても、心理が読まれるからな、もう言葉にしてもしなくても、よくなってきたみたいだな、ソウイ」
「…トホホ…」
ヤヲ街というと、僕らがいた街はクラン街と言って、特に人々の頼みごと・・・まあ、仕事を求めてくる人の街である。
さてさて、ヤヲ街についてだが、ヤヲ街というのは漢字で言うと矢尾街・・・まあ、ある伝説がその名をつかせているらしい。
まるでどこかのアニメのようだが、あるところに弓矢を使う狩人がいて、とあるタヌキを狙っていた。
しかし、そのタヌキを射おうとして矢を打てば、そのタヌキの尾に当たりてその尾、地刺さりし。
さても、さてもかのタヌキ抜け出そうとすれば、ぽっかりと地に穴開けぬけり。
しめたとばかりにタヌキ逃げ出せば、刺さり矢も忘れ、森へと帰った。
後日、狩人森へ入りて、逃しタヌキを探さんとする。
しかし、そこに残っていたのは、矢が刺さった尾のみ。
狩人何を思ったか、その尾を持ち帰り、その町の象徴とした。
・・・といったこと。
ちなみに、この事実は本にもされ、僕が語ったこの話はまだ一部分らしく、まだおくが深い話で、とても親しみ深い物語であったらしいのだ。
「ついたな!ここが、パトス・エートス兄弟が作り上げたという、宮殿! ‘アームストロング・サイクロン・ジェット・アームストロング・パレス‘!!!」
「・・・というか、アレ著作権に接触しないのか?」
「さ・・・さぁ?」
とにかく、名前の長さと著作権についてはおいといて、目の前にあるのは、それはそれは・・・とても大きなまるで本物の宮殿のようなところ。
こんなところに・・・何しにきたんだろう?
次回予告 第十四話 director of striker
アームストロング---宮殿へと着いた彼らを待っていたのは…。
次回の更新は、受験が終わってからにしたいので、しばらく休暇といいますか、まあ更新は停止します。
受験が終わり次第つまりは3月9日ですね、そのころに更新を再開したいと思います。では!