表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

活住兄妹の転生:we are the heroes!!

目が覚めると、そこは穴の中だった。


いや、穴と言うよりは地面の凹の中といった方が適切かもしれない。


後頭部にジンジンとした痛みを感じるが、それどころではない。状況確認のため寝転んだまま辺りを見渡してみると、隣には妹の蓮実(まだ気絶している)と、4~5メートル程の巨大な竜の頭部が転がっていた。


「って竜!?はあっ!?」


いやまてまてまてまて、おかしいから、何竜って。


「…」


「死んでる……よな?」


いや、頭部しかない時点で死んでると気付くべきだが、なにしろ竜を見るのは初めてなので首だけで動いてもおかしくないんじゃないかと思う。いやマジで。


「…ん〜っ、おはようお兄ちゃん。あと竜も…って竜!?はあっ!?」


「あぁおはよう。なんだお前、俺と一緒の反応しやがって。芸がないぞ。」


本来ならば妹の覚醒を喜ぶべき感動的な場面だと思うんだが、いつも通り適当に合わせて喋る。


ま、こっちも気が動転してますからね。


「いや、なーんで竜がいんの。おかしいでしょ」


「いやそれな」


「おーい!大丈夫かーい?」


こちらに向かって男がやってきた。年は俺たちより上だろうか。黒髪に黒目であるところを見ると日本人だろうか?だが、竜のいる世界だ、確信は持てない。


「問題ないよ、ところで聞きたい事が数点」


「ありがとうございましたっ!!」

俺の言葉を遮るように男が頭を下げながら言った。


「え?」


「あなた達のおかげで我が村は竜の攻撃から免れました。あなた達が我が村を災厄から救ったのです、我が救世主たち」


「「はっ?はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」」


俺と蓮実は絶叫した。


いやだって、俺達が……


救世主ぅぅぅぅぅぅっ!?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ