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桐島記憶堂 〜お代はあなたの記憶から〜  作者: ぽた
第4章 一人だけの演奏会
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1.あの子の為の依頼

『大事な話は、メールよりも手紙の方が雰囲気出るだろ。

 そういう訳だから、わざわざ直接投函の手紙だ。謎だろう?


 単刀直入に言うと、俺からのものを請けてはくれないか。

 内容は簡単だ。合格発表の日、葵を大学まで連れて来るだけでいい。

 あいつなら確実に受かるからな。


 理由なんだが……俺が誘うとだな、あいつは絶対に来てくれない。絶対にだ。

 高校入試の時にも同じことをやろうとしたんだが、怒られてしまってな。それを想起して、すぐに断ってくるだろう。

 だから、真に頼みたい。お前なら、合格祝いをしたいからって誘っても、怪しまれずに、寧ろ照れながら喜んで着いて行くだろうからな。

 あの純真で真っ白な葵を騙すようで心は痛むが、俺がどうしてもやりたいことなんだ。

 我儘言ってすまない。


 やりたいことってのは、また後日話すから。それじゃあ』

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