14 到着
「さあ、着いたぞ」
運転席のバンが言った。
先程の戦いでかなり疲労したようで皆寝ていた。
「お前ら~!!俺だって寝たいんだよ!!」
「わりわり、今起きるって」
戦いを共にしたことで俺たちは打ち解けていた。
「ようこそお待ちしておりました」
馬車から降りるスグル達に話かけてきた。
綺麗な金髪で目が綺麗な澄んだ青色をしていた。
スグルとコロンは見惚れていた。
「何見惚れてんのよ!」
レーヌはスグルの背中を蹴った。
「なにすん・・・・・・」
ドスン!!
馬車から降りる途中だったので地面に転げ落ちた。
「痛って~」
「大丈夫ですか?」
心配そうに手を差し伸べる金髪美少女。
「申し遅れました。私はエレナと申します」
「俺はスグル、よろしく。なんで俺たちが来ることを知っていたの?」
「バンから使い鳥をもらっていたのよ、バンは動物使いだから色んな動物と話ができるのよ」
「そうなんだ、そんでここは?」
小屋みたいなのがポツンと一つ建っている。
後は幹のぶっとい木で辺りは覆われている。
「ここは私達、天空の光 (フィルマメントオール)のギルドの本部よ」
「ギルド・・・・・・、俺たちもギルドとして活動しているところだなんだ」
「私達の仲間にならない?これから先四人だと乗り越えらない壁が必ず来る」
スグルは考え込む。
「まあ、中でゆっくり話しましょう。お茶入れるわね」
ギルドの建物の入り口を開けた。
小屋はただの入り口なのだとすぐわかった。
ドアを開けると地下に階段が続いている。
四人はエレナに続いて降りていく。
「おお!エレナ新しい仲間か?」
「まだ検討中!」
「このギルドはおすすめだぞ~」
「わははははははは」
「おい!それ俺の肉だぞ!」
ワイワイガヤガヤ
「これが私達のギルドです」
「どうだ?俺たちのギルドは」
バンがスグルの肩に腕を回し言う。
「本当はもうちょっと行けば着く町にお前たちを送るだけにしようと思ってたんだけどよ」
バンがちらっとスグルを見た。
「お前が話てくれた旅の目的を聞いて気が変わった」
そう言えば話したかもしれないとスグルは思い出す。
「スグル、あなたが決めていいわよ」
アンが言う。
「アンはどうしたい?」
「私はどっちでもいいわ。ここもなかなか楽しそうだとは思うわ」
なるほど、完全に俺任せか、とスグルは思った。
「僕は目的が同じこのギルドに入るのに拒否はしませんよ」
コロンが言った。
「レーヌは?」
エレナに見惚れていた辺りからずっと機嫌が悪い。
スグルはずっと不思議に思っている。
「レーヌ!!」
「え!あっ!あたし?どっ・・・・・・どっちでもいいわ」
やはり変だ。
「エレナ、とりあえずこのギルドには入ろうと思うけど、俺らにもギルド名で活動してるからさ」
エレナは柔らかい笑顔で聞いてくれている。
「行動するときはこのメンバーで、希望の光 (エルピスオール)として動きたいんだけど・・・・・・」
「いいですとも、奇遇ですね。ギルド名の語尾が一緒なんて。では、私達のギルドの中の小隊みたいな位置付けでよろしいですか」
「うん、いいよ」
「では・・・・・・」
そこらへんにいたギルドの奴らが一斉に構えた。
「う・た・げ・だーーーーーーーー!!」
プシュー!!
一斉に炭酸やらの飲み物が噴射された。
やんややんや
宴が始まった。
スグル達の歓迎会らしい。
こうして俺たちはギルドメンバーになった。




