幻想世界の歩き方
小さな荘園で育った病弱な少年デズモンドは、本を読み、文章を書くことくらいしか楽しめない窮屈な幼少期を過ごしていた。
いつかは窓から見た景色よりずっと遠くへ行き、眼にしたものを文字にしたい。そんな憧れを抱いたまま容態は急変。
そんな時、一晩の宿を求めて訪れた旅人から受け取った薬が、デズモンドの肺病をたちまち治してしまった。
健康な身体を手に入れ大人になったデズモンドは、この世にあるまだ知られていない不思議を探求すること、もう一度旅人に会うことを決意し、旅に出た。
これは彼の書き記した、旅の記録である。
いつかは窓から見た景色よりずっと遠くへ行き、眼にしたものを文字にしたい。そんな憧れを抱いたまま容態は急変。
そんな時、一晩の宿を求めて訪れた旅人から受け取った薬が、デズモンドの肺病をたちまち治してしまった。
健康な身体を手に入れ大人になったデズモンドは、この世にあるまだ知られていない不思議を探求すること、もう一度旅人に会うことを決意し、旅に出た。
これは彼の書き記した、旅の記録である。
前書き
2017/02/23 05:56
(改)