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少女ノ瞳ハ幻想ヲ

作者: 四ツ字 鳴紗

弄ぶ乳母車。

痩せこけた片栗の花。

幻想とも言える少女は、少女であって少女ではないもの。

もしそれが駄菓子屋の景品で出てきても文句は言えぬだろう。

例えば瞳。瞳はその奥に映る魔の鏡で見つめる己の心の中の、嘘と偽りを魂の枷に反映するらしい。

映写機ともども西瓜の穢れに狂った自我を葬り去るほど色濃く眩暈を残す。

少女の実態人知れず。

少女は容姿が変化する。

奇奇怪怪な海豚こそ哀れな同種なのである。

白く濁った睡蓮の葉に身を委ね。

そっと呟く暗き鳥。

姿かたちは違えども。

騙し足りぬと叫ぶ心はいつもと同じな蓮の花。



この人はあの子じゃない

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