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色々的新聞社

淑女的新聞社

かくして僕たちはその驚愕の事実を持ったまま先輩の車に戻る

「本当だと思います」

「・・分からない」

「先輩にも分からないことがあるんですか」

皮肉混じりにそんなことを言うが

しかしそれにたいして

「・・・なぜそんなうそをついたのかが」と言う

果たしてそのことが誰を示すのか

僕はそれについて考えた

村か警察署か

誰が得をする

・・・・・・・・

無いんじゃないのか

しかしそんなわけはない

人間は意味のないことをしない生き物だ

どんなことでも自分に良いことになるようにする

それが人間と言うものだ

そうだとしたら、

僕が警察側なら

・・・上を守らなければならない

そんな考えと

みんなを守らなければならない

そんな考えが浮かぶ

なれば逆ならどうだ

彼らは警察を守るだろうか

それこそ医者を・・・

・・・いや自分たちを守るはずだ

だとしたら・・・一体・・・誰かを人質に取られているとか・・さもありなん

「先輩まさか人質なんて事無いですよね」

「それだ」

「え」


かくして先輩はいきなり警察署に走り出す

「どう言うことですか」

「なかなかおまえは筋が良いかもしれないぞ」

「・・・・どういうことですか」

「これですべては納得がいく・・・皆言われてやっていたんだ」

「・・・・・・・・・・・はい」

「・・気がつかないか・・・警察ではあまり事を騒ぎ立てられたくない

だから心臓発作という

これはなかなか自然に殺せない

そしてそれが数人となると尚更

そして住人は、何か言えば人質の命はないぞ

そんなことを言ったんだろ」

「それじゃあ最後の被害者は」

「・・・・きっとそれだけでは足りないと・・・あんな事を犯人側からやらされたんじゃ」

「・・しかし目立つのでは」

「それが狙いだったんだろう・・・騒ぎが大きなものほど

その裏の事件はくすんで見えなくなる・・・・」

「でそうするんですか」

「・・・・捜査に入れてもらおう」

「・・・無理でしょ」

「・・・さあ私だけしかできないこと・・いや私たち新聞記者でなければできないことがある」

「何ですかそれは」

「どこにでも居ると言うことだろう」

かくしてこの事件はあっけなく終わりを見せることになる

犯人は最後の居被害者宅の夫であった

そしてそれを目撃した奥さんは口論の末夫を殺害

その結果、あまりのに信じていたものからの裏切りで

感情が落ち着かない

いや異常をきたしていたと言える

かくしてその家の裏庭から

四体の死体が見つかる

あの奥さんがいっていた獣臭とは

このことだったようだ

かくして誘拐そして身代金

すべてが奥さんの手によって失敗した夫は

結果的に六人目の死体となってしまったわけだ

しかしなぜこんな事をしたのか

その後調べたところ

かなりの借金があったという

それはこの大きな家を建てるためのもの

その他、ギャンブルが祟っていたともいう

かくしてこの事件はうちが早く

と言うかトップに出すという快挙にでた

しかし、それについて先輩は

「・・・うれしくも何ともない」という

と言うのも

それをいうために我が社に急いでいる途中に

グリズリーに激突してしまい

そのせいで車がひどい状態になったのだ

幸い携帯電話で伝えたのだが

そのせいで記事が書けなかったと怒っていた

かく言うこれが事件のあらすじである


「と言うことなんです」

私は一人寝ているのか分からず

ただ新聞を見ている老人居訪ねた

「ああ」

まるで新聞紙をクシャクシャ言わすようにそれは言う

「・・・聞いてるんですか」

「・・ああ」

全く持って聞いているのかどうかも分からない

しかし何かあると私は元先輩を訪ねるようにしている

それは単純に楽しい会話相手を捜していくのではない

又別の事件を教えてもらうためにである

                          終   

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