表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私が教えてあげる!  作者: 深空
2/4

歳はおいくつ?

「美味しい~!やっぱり夏はこれだよね!」

「櫂君食べ過ぎるとおなか壊すでぇ?」

「まあまあ、櫂君も食べ過ぎはダメよ?」

「紅、簡便ないな・・・。」

「俺、勝ったもん。」

今、塁たちは近く似合った駄菓子屋さんでお茶タイム!カキ氷やアイスを食べてます・・・。でも、ただ一人、カキ氷をちびちび食べている子・・・。

「なんで負けたからアイス奢らさられるのさ~!!」

塁は負け犬のようにぶつぶつといいながらカキ氷をちびちび食べているのです。

「何でって、塁負けたでしょ」

紅はかわいそうだとこれっぽっちも思っていない様子。

「紅君!こんど見ときなよ!私が君を抜くんだから!」

私はカキ氷を食べていたスプーンで紅をさした。

「勝てるわけ無いじゃん」

「ナンだと?」

私と紅の間にぎこちない空気が流れていた。

「あ、そういえば、塁さんって何歳なんですか?」

櫂が聞く。

「ん?何歳だと思う?」

「茶化すなババア」

「((ピキッ」

塁がいった言葉にすかさず塁を怒らす言動をする紅。なんだかんだで周りの人からの目線は『仲いいな』でした。

「で、歳は?」

櫂が会話を戻そうと思ってまた聞きなおした。

「私、高2の16歳。誕生日がまだまだ後で16歳なんだ」

塁の誕生日は3月でギリギリだ。だからクラスで一番誕生日が遅いのだ。

「櫂君たちは何歳?」

私も聞き返してみた。意外に興味がある。

「僕は小6の12歳」

櫂は12歳。誕生日はもう過ぎたらしい。

「うちも小6の12歳や」

桜も誕生日が過ぎたらしい。

「私は小学六年の11歳。私まだ誕生日きてないの」

晴香はちょっとあわてていった。晴香も誕生日遅いほうなのか。塁はちょっとだけ同じような感じがした。

「俺は中1の13」

尚紀は結構背が高かったからそんなに意外じゃなかった。だって、塁と同じくらいだもん。

「俺、百歳」

「嘘つくな!!!」

塁は素早く突っ込みを入れた。

「っち!」

「舌打ち禁止!」

塁も調子が出てきたのか紅にあわせてきてる。

「で?本当は何歳?」

「俺、中2の14」

塁は一瞬と待った。

 え?ちょっとまって?中二?紅が・・・?

「ええええええええええええ!?」

私は驚きを隠せなかった。だって!この皆の中で最年長なのにいちばん背がちっちゃいんですよ!?驚きます!!!

「塁さん、嘘ですよ?」

櫂がコソっと言ってくれた。

 え?嘘?マジで・・・?

「このやろーーーーーーーー!!!」

塁は紅の横腹をくすぐり始めた。

「うわっ!や、やめろ/////」

紅はくすぐったくて赤くなり始めた。

「じゃあ、本当の歳を言え!」

塁はくすぐりを続けた。

「わ、分かった!俺、高2!17歳!」

紅はデカイ声で言った。本当の事らしい。

「は?また冗談でしょ?」

でも、私はくすぐりをやめた。冗談っぽくなかったからだ。

「マジだよ。お前同じクラスだろ?」

ええ??こんなチビの奴いたっけ。。。。。

 累は頭で席を思い浮かべた。私の席は一番後ろの窓側。その隣が同じルームメイトの薫。その前が・・・・。だんだん思い出していくと・・・。

塁の席の魔反対の廊下側の一番前のやつ、確か薫がイケメン!って叫んでたやつ・・・。

「あああああああああああ!!!」

塁は食べていたかき氷を丸ごと落としそうになった。

「おっと・・・。」

すぐ体が動いてカキ氷の危機を防いだ。

「本当に紅君・・・?」

「本当。それ以外何がある。」

マジカーーーー!!!

これは紅は結構答えたろ!!やばい!相手を!地味すぎて忘れていた!たしか、紅は、朝、私が馬鹿にした小説を書いたやつ・・・・。

 本当ゴメンなさい!!私は心の中で、か・お・り・に、誤った。

紅に誤る必要は無い。紅は私を馬鹿にしたからな。

「塁さん、本当に忘れてたんですね・・・。」

晴香が苦笑しながら言った。

「まあ、俺別に覚えてもらえなくてもいいし。」

紅がまた余計な事を言った。これでまた塁が怒る。

「またそんな事を!こんなところであってしまったんだから忘れられない!!」

塁はまた突っかかる。

「そんなに忘れられないの?」

紅はにやっとして塁を見る。塁は一瞬寒気がした。

「あ、当たり前だろ!!」

「そっかー・・・。」

紅はそお言いながら私が最後に残しいていたかき氷の一番上に載っていたさくらんぼを紅がパクッと一口で食べた。

「ああああああ!私のさくらんぼをよくも!!!」

「これでもっと忘れられないでしょ?」

紅はふふっと笑いながら美味しそうに食べた。塁はこれで二度と忘れられなくなった。

「紅のこんなに楽しそうな顔見たこと無い・・・。」

一人、尚紀がボソっと独り言を言ったのを誰も聞えなかった。

「じゃあ、紅のこれ!もらうからな!!!」

私は紅が残しておいたかき氷の上にあったイチゴを食べた。

「うわああ!!!俺のイチゴ!!!吐け!出せ!」

紅は無理矢理にでも食べようと私ののどをぐらぐらと揺さぶる。

ゴクン・・・。

「飲み込んじゃった♪」

紅が怒りに震えている。

「こんのやろーーーーーーー!」

「お返しだよ!!」

紅と塁は愛称がいいんだか悪いんだか・・・。

ふと、お店の人が私達に・・・。

「もう少し静かにお願いします・・・。」

私は顔真っ赤!こんな事言われたの人生初!言われてるの聞いたことはあるけど、言われた事は無いから。

「ご、ごめんなさい!!!」

塁は思い切り頭を下げたところに紅の頭があり・・・。

ゴチン!!

いい音がした後、私はふらふらと尚紀に寄りかかって、紅はそのまま机に頭をまた、ゴチン!

「だ、大丈夫ですか!!??」

 店員さんが駆け寄り、手当てしてくれた。

櫂たちがお礼をして、二人を見ていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ