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私が教えてあげる!  作者: 深空
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少年少女との出会い

『シャイン公爵・・・』

『離さない。俺は君、シーナが好きだ。』

 二人は約束をした。ずっと一緒にいると。敵同士の二人。二つの国はダメだと言い合った。でも、二人は・・・。

『これ以上素敵な出会いは絶対訪れません・・・!』

『俺はお見合いなんて嫌だ!』

 二人は互いの王に願いこみました。敵同士の国が結婚なんて前代未聞。でも、愛し合う二人の力で二人は互いに愛し、愛し・・・。つらい事はあったが、二人は結婚し、幸せになった・・・。

「はぁ・・・・。なんでこんなの今はやってるんだろ・・・。」

 累はノートパソコンの電源を消し、ベットに倒れた。

「あんな、くさい台詞を何回も言われたってドキドキとかキュンとかしないっつーの」

 今は真夏。塁が通っている赤山高校も夏休み。

 この赤山高校は寮生活。塁の実家はど田舎で帰るのに時間がかかるので、今年の夏は帰らない事にしたのだ。

「・・・私も小説書いてみようかな」

 累はまたふっと立ち上がると机の上にあるパソコンを開いて書き始めた。

 この高校は宿題がない。すごく良い高校だと一瞬思うでしょ?でもね、宿題の変わりに・・・。

「小説なんて・・はぁ・・・。書く気うせる」

 そう。この高校は宿題がまっぴらない変わりに、小説を絶対一作品書いてネットにアップする事。私は、第一希望の高校の受験に落ちて、第二希望のこの高校に入ることが出来た。でも、全然こういう小説専門の高校があったなんて知らなく、今の有様。

 私は小説とか全然かけないタイプ・・・。何も思い浮かばない・・・。思い浮かぶのは、暑い・カキ氷・セミうるさい・ぐらいしか思い浮かばない。

「気分転換でそとぶらぶら歩くかな・・・。」

 私は部屋着から着替えて私服に着替えた。

 寮を出るときは女子寮の管理人の真里さん(通称マリリン)に一言伝えて出なければならない。

「マリリ~ン!出かけてくるね~!」

 私は管理人室にでっかく一言言うとさっさと出てった。

「いってら~!帰りに冷たいもの買ってきて~!」

「まったくあの人は・・・。」

 マリリンは一応教師です・・・。

「あっついなぁ~・・・。気分転換!なんて出てくるんじゃなかった・・・。」

 外に出ると、熱いというより、蒸し暑い!もわんと気持ち悪い風が私に当たって、気持ちが悪い。

「ま、なれるかな・・・。」

 前向きな考え方であーーーーーーっついお散歩スタート☆!

 とことこと歩いてると、公園が目の前にあった。

「こんなところに公園なんてあったんだ~!」

 ちょっと良い発見!なんか嬉しくなった。

「公園で遊ぶなんて何年ぶりだろう!」

 今は高校2年生。一年の頃に着たときはここに公園なんて無かったのにな~・・・。

 すると、ブランコをこいでいたところに、サッカーボールが転がってきた。

「?」

「おねーさーん!ボールちょーだーい!」

 外で元気に遊んでる少年少女がいるじゃないか!偉いな。こんな暑いのに外でサッカーなんて・・・。

「いっくよー!!」

 私はボールを地面に置くと、蹴る泰誠になって、思い切りサッカーボールを蹴った。

見事に大声の少年のところにボールが行った。

「ありがとう!お姉さんひま?」

少年はまた大きな声をだす。よく、あんなくそデカイ声がでるな~・・・。

「まあ暇だよ?」

少年はニコッと笑うと

「サッカーしない?」

私は驚いた。サッカーなんて小学校以来やってない。ルールもあやふやだし。全然分からないけど・・・。

「やりたい!行ってもいいかな?」

「いいよー!こっち来てー!」

私は少年がいるほうに走っていった。少年の後を着いて行ったら、すごい広い広場があった。

「こんなのもあるんだ・・・。」

 累は驚いた。広い広場にはサッカーゴールまであり、バスケットゴール、他にも野球が出来そうなものもあった。

「櫂君誰連れてきたん?」

おお!?関西弁!?生で初めて聞くな~♪ちょっと幼いころ憧れたな。

「ああ、この人サッカーボール拾ってくれたの!!」

少年が私のほうを見てニコって笑う。私もその元気微笑ましい笑顔に返事をするように微笑んだ。

「あ、そういえばお姉さんの名前なに?」

「櫂君、そういうのは自分から言うんだよ?」

おとなしそうな綺麗な顔をしたお嬢様風な子が注意をした。

「あ、スミマセン!僕の名前は木内櫂!よろしくお願いします!」

少年は・・・櫂は、自分の名前を言うと頭を下げた。

「私の名前は黒瀬塁。よろしくね」

私もペコリと頭を下げた。

 次に、歓声弁の子が自己紹介をした。

「うちの名前は高橋桜。よろしくな!塁さん!」

桜は元気にいたずらっぽく笑うと握手をしようとしているのか手を出した。

「よろしくね!」

私も喜んで握手をした。

「わ、私の名前は伊集院晴香です」

お嬢様風の女の子も自己紹介をしてくれました。

「よろしくね、晴香ちゃん」

塁はかわいらしい子だなと思った。

「おーい!尚紀君たちもおいでよー!!」

尚紀?まだいたのか・・・。

「ほら!紅、櫂君がよんでるよ?行こう?」

「うん。」

後から少年二人が走ってきた。一人は結構皮膚が黒くてなんか優しい感じの目をしていた。もう一人は、金髪で外国人みたいな感じのセガ低い子。

「俺の名前は大森尚紀。お姉さんは?」

尚紀君が自己紹介をしてくれた。

「私の名前は黒瀬塁。よろしくね」

私、ここに来てどれだけ言ったんだろな・・・。よろしくって。。。。

「俺、赤石紅。」

紅はそれだけ言うと自分のボールをけり始めた。

(な、なんだこのガキめ・・・・!)

 私の内心は怒りでいっぱい!

「紅、そんな言い方は悪いよ?」

尚紀は優しく問いかけるが、紅は一向にボールを止めない。

「いい加減私は怒ったぞ!!」

 私が突然大声出したので、皆が黙った。

「わかった!紅君!私と勝負して勝ったら私にそんな口たたいてゴメンなさいって謝ってよ!」

私は無茶振りを言い出した。

「俺が勝ったら俺の言うとおりにしてよ。」

「望むところ!」

バチバチ・・・・。

 二人の間に雷が走った。

「櫂君これどおなるん?」

「ぼ、僕にも分からない・・・(汗)」

「しょうがないから、見てましょ?」

「俺も、この紅は止められない・・・。」

四人は仕方なく暑いなか、木の日陰で休む事にしました。

 一方、塁と紅はサッカーの試合をとっくに始めていた。

「くっ!」

(紅君、強い・・!)

 私は結構小学生の頃サッカー得意だったけど、何年もやらないと腕は鈍る事を今分かったような気がする。

「塁弱いね」

 紅が鼻で笑いながら一点ゴールを入れてしまった。

「ええええ!?」

紅は当たり前みたいな顔をしながら塁を見下した。

「さ、塁、俺の言う事聞いてね★」

ギャーーー!星が黒い!

 

 私の夏休みはまだまだだそうです!あはは・・・・。


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