表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

第3話 よし、宴会をしよう

すみません投稿が遅くなって。

それでは今回も楽しんでいただけたらと思います。

それではどうぞ。


今日も綺麗に桜が咲き乱れる幻想郷。

時刻はお昼前、妖怪も人間も皆春の陽気でのんびりと過ごしている。


 「今日もいい天気ね」


そう言いながら箒を持って博麗神社の境内を掃いているのは霊夢だ。

桜の花弁が境内に集まったので箒で掃いていた。


 「お~い霊夢~、お茶飲むか~?」


神社の中にある居間から出てきて縁側からお盆に湯飲みを二つ持っていて霊夢を呼んだのは幸也であった。

いつものブカブカな服をだらしなく着てのんびりとした雰囲気を醸し出しながら。

 

 「(なんか肌見えてんだけど)飲むからそこに置いといて」


霊夢がそう言うと幸也は縁側に座り込み、お盆から湯飲みを一つ取り後の一つを自身の左側の横に置き飲み始めた。


 「ふぅ~」


 「随分のんびりとしているわね」


霊夢は掃除を終え、縁側に向かって来て左側に置いてある湯飲みを手に取り、幸也の隣に座った。


 「そりゃ、こんなにいい天気だし桜が綺麗だともうね、気分は最高だからのんびりしたくなるんだよ」


そう言いながら幸也はまたお茶を飲み始める。


 「そうね。コク、そう言えば・・・・今年はあれやってないわね」


霊夢はお茶を一口飲むと唐突に何かを思い出した。


 「あれって・・何?何かあったっけ?」


幸也は分からなかったので霊夢に聞き返した。


 「宴会よ、宴会」


 「・・・・・ああ!!そう言えばやってないな。あれ?何でやんなかったんだっけ?」


実は毎年季節の変わり目になると宴会を行うのがいつのまにか習慣になっていた。

今年は珍しく宴会をやっていなかった。

ちなみにこの宴会に出席しているのはほぼ妖怪や妖精が多い。

なぜなら異変を解決するごとに異変の首謀者や関わっていた妖怪、妖精たちが宴会に参加していくので必然的に増えていったからである。

寧ろ人間は霊夢と魔理沙、そして咲夜にもう一人だけである。


 「確か今年はやる日まで決まって準備したけど、その日の夜が満月だったのよ」


 「ああ、俺のせいか」


幸也は一気にテンションがダウンし、頭を抱えながら独り言をブツブツと呟きだし始めた。

実は幸也には体質的に満月の日になると問題が起こり、少し厄介なことになるので宴会などに参加できなくなるのだ。

それを良しとしない妖怪や妖精が入るため、満月の日に宴会をする事はないのである。

実はもう一つ理由があるのだがそれはまた別の機会に説明しよう。

幸也のテンションの下がりように少し悪い気がした霊夢は、


 「ま、それはしょうがないから良いとして、今日はどうする?」


少し励ましながら立ち上がり、幸也に今日の予定を聞いた。


 「どうするって、そうだな・・・今日は昼寝してるわ」


幸也は独り言をやめ、顔を上げた。


 「そう。なら私今から出掛けるから留守番よろしくね」


 「あぁ、分かった。いってらっしゃい霊夢」


霊夢は博麗神社から何処かへ飛んで行った。


 「あっ、霊夢お茶って、もう行っちまった」


幸也は一人寂しくお茶を飲みながら宴会のことは忘れ、昼寝しようと自室に戻ったのだった。


その頃魔法の森では、ついに壊された小屋が直り香霖堂の居候兼雑用生活からいつもと変わらない生活をしているレオがいた。


(さて今日はどうするか・・・アリスの家に行くか)


レオは魔導書を読みつつ今日の予定を立てた。


 「さて、行くか」


レオは魔導書を本棚に戻して小屋を出た。

しばらく魔法の森を歩いていると、洋館が見えた。

レオは家の扉を二回ほどノックした。


コンコン


 「はい、どなたですか?」


 「俺だ。」


出てきたのは金髪に薄い肌、まるで人形のような魔法使いであるアリス・マーガトロイドである。

身長はレオの方が小さいため、どうしてもアリスが少し頭を下げなくてはならなくなる。

アリスはレオの顔を見て少し頬を赤く染めた。


 「いらっしゃいレオ。入っていいわよ(かわいい)」


 「邪魔するわ」


アリスはレオを家に迎え入れた。


 「で、今日はどうしたの?」


 「単にアリスの紅茶を飲みに来た」


レオは稀にアリスの作る紅茶を飲むために家に訪れる。

理由としては、アリスの紅茶は色々と味が豊富なので楽しめるからだ。

前回は約二ヶ月前ほどにアリス亭に訪れた。


 「・・・・そう。ならちょっと待ってくれる。ついさっき作ったばかりのお菓子もあるから」


そう言ってアリスは紅茶を作りに奥へいった。


 「ああ、よろしく」


こうしてレオはアリスとテーブルに置かれたお菓子を食べつつ談笑しながら紅茶を飲み始めた。


 「そういえばレオ」


 「なんだアリス?」


 「今日は眼鏡掛けてこなかったの?」


そう、今レオは普段掛けている眼鏡を掛けていなかった。

レオは目が悪いから掛けているのではなく、単に気分の問題らしい。


 「いやあるぞ、ほら」


レオは服のポッケから黒色の眼鏡を取り出した。


 「あら、今日は蒼じゃないの?」


 「ああ、今日は色を変えてみた。ふ~、似合わないか?」


レオは紅茶を飲みながら答えた。

 

 「いえ、似合ってるわよ。ただあなたが眼鏡の色を変えてるのが珍しかったから」


レオが眼鏡の色を変えるのは珍しい。

本人からしたら特に色にこだわっているわけだはなく、ただ単にこれも気分の問題らしい。

と二人が話していると扉がいきおいよく開いた。


バーン!!


 「ようアリス!邪魔するぜ!!」


 「五月蠅いのが来たな」


片手に風呂敷を持った白黒の魔法使いが入ってきた。


 「はぁ、今度は魔理沙か。どうしたの今日は?」


魔理沙は入口の傍に風呂敷を置いて、レオ達がいる近くにあるソファーに勢いよく座った。


 「いや~、さっきまで夢中で茸集めてて近くまで来たから寄ってみただけだぜ。」


魔理沙は自身の研究の為に材料として茸を採取している。

魔法の森に生えている茸は様々な効果があり種類も豊富なので実験材料としては最適なのだ。

アリスは魔理沙の分の紅茶を作りに奥に向かった。

レオは魔理沙に、


 「何か良い材料になりそうな茸は見つかったのか?」


茸の成果を聞いた。


 「ん~、これといってイマイチだったぜ。でも一つだけ良い材料になりそうな茸を拾ったから、後で実験するぜ!」


どうやらそこそこの成果だったようだ。

そう言って魔理沙は近くに置いてあった人形を手に取った。


 「ちょっと魔理沙、勝手にさわらないでよ」


魔理沙の分の紅茶を持ってきたアリスが戻ってきた。


 「いいじゃないか、減るもんじゃないし」


 「それはまだ作り始めたばかりの人形だからあまり触れてほしくないのよ」


 「ふ~ん、ならしゃあないか。しかし相変わらずアリスの部屋は人形でいっぱいだな」


 「別にいいでしょ」


 「ま、良いけどさ・・・ん?これは」


魔理沙が置いてある人形を眺めていると、そこにはまるでレオに似ている小さい人形が大事そうに置いてあった。

それを見た魔理沙は思った。


(ククク、なんだアリス、レオの事好きなんだな!よし、ここは)


魔理沙はその人形をこっそり手に取りアリスとレオのところに向かった。


 「なぁアリス」


 「何よ魔理沙、そんなにニヤニヤして?」


魔理沙の様子がおかしいと思ったアリスだったが、魔理沙はさっき取った人形をレオの近くに置いた。


 「ん?魔理沙なんだこれは?」


 「ちょっとそれは!!」


魔理沙の出した人形を手に取ろうしたレオだったが、手に取る前にアリスが手に取った。

アリスがニコニコと笑顔をしていてレオは不思議に思ったが、


(まっ、いいか別に。はぁ~紅茶がうまい)


紅茶を飲み続けた。

それを見てホッとしたアリスだったがとっさに魔理沙を睨んだ。


 「魔理沙あなたねーー!!!」


 「なんだよ良いじゃないか別に。減るもんじゃないんだし」


魔理沙はへらへらと笑い、まるでアリスをからかっているようだった。

それを見てアリスはキレた。


 「今日は許さないわよ魔理沙」


 「おっなんだやるかアリス!だが今日も勝つのは私だぜ!!」


二人は熱くなり売り言葉に買い言葉が飛び、


 「痛い目に遭わせてあげる表に出なさい!」


こうして二人の弾幕勝負が始まった。

二人が外に出て行ったあとレオは一人紅茶とアリスが出したお菓子を食べつつ優雅に過ごした。


一方霊夢は、とある目的地まで最速で飛んだ。

その場所というのは、


 「着いたわね」


霊夢が降り立った場所は霧の湖にある紅い悪魔の住む館、紅魔館であった。

紅魔館の門を普通にスル―して紅魔館の扉まで一直線に向かい、扉をバンと勢い良く開けた。


 「普通に訪問できないの、霊夢」


そう言っていきなり霊夢の前に現われたのはメイド長の咲夜だった。


 「別に良いでしょう。どうせあの門番は寝てるんだから」


 「はぁ~、全くあの中国は!」


ため息を吐いた咲夜は気が付いたら霊夢の前から消えたと思っていると外から、


 「いや――――!!ごめんなさい咲夜さ~~ん!!!!」


と大声が聞こえたと思ったらすぐに静かになりまた霊夢の前に咲夜がとても黒い笑顔をしながら現れた。

しかし霊夢の反応は普通だった。


 「ほら、さっさと案内しなさい」


 「いらっしゃい霊夢」


 「お嬢様!」


咲夜が霊夢を案内しようと中に入れるとそこにはレミリアが待っていた。


 「今日はどうしたの霊夢?貴女が此処に来るなんて」


 「お!霊夢じゃんどうしたんだ」


 「あ~霊夢だ!!遊びに来たの?」


レミリアが霊夢に紅魔館に来た理由を聞いていると、イリスとフランが手を繋いでやってきた。

霊夢は四人に今日あった事を簡潔に話した。


 「というわけだから、宴会する準備手伝って貰える?」


霊夢は幸也のために宴会を開こうと提案した。


 「確かに俺達もやりたいけど、今から準備したりしても誰も集まらないだろう?」


イリスの言うとおり、今から準備するなら時間は大丈夫だが、集まらなければ余り意味はない。

だが霊夢には考えがあった。


 「大丈夫よ。アイツがいるから」


そう言って霊夢が後ろを向くと、


 「呼ばれてゆかりん参上!」


スキマと呼ばれる物から、長い金髪に紫を元にした服に赤いリボンに白い帽子を着ている幻想郷の賢者、八雲紫が凄い笑顔でまるで自身の若々しさをアピールするかのように出て来た。


 「「「「「・・・・・・・・」」」」」


部屋に・・・静寂が生まれた。



しばらくして、あまりの静寂に耐えかねたイリスが紫の肩に手を置き一言言った。


 「・・・・・頑張ったんだな」


 「見ないで!そんな蔑んだ目で私を見ないで!!」


紫は両手で顔を隠してブンブンと頭を振った。


 「いや、うん、なんかごめんなさい」


何故か謝ったイリス。


 「そっ、それより人と場所を用意すれば良いのよね、霊夢?」


紫は話題を変えた。


 「えぇそうよ。あんたなら簡単でしょ?」


 「そうね、問題無いわ。それにしても貴女、変わったわね。昔だったら他人の為にここまでやらない性格だったのに」


紫のいう昔とは、まだ霊夢が幸也と出会っていない頃の事だ。


 「昔のことはどうでも良いわ。いいからさっさとやりなさい」


 「ハイハイ」


紫は右手を振りながらスキマに潜り消えた。


 「何かあいつ、昔より性格変わったな。主に可笑しな方向に」


イリスが腕を組みそう言うと、隣りにいたレミリアが真顔で、


 「あの賢者はいつもああではなかったかしら、お兄様?」


 「そうだよ」


 「・・・・・・」


 「紫が可笑しいのは何時もの事でしょ。それより私達も準備するわよ」


紫がいないことをいい事に色々失礼な事を言っているが毎度の事である。

しかし、紫も前と比べると性格が少し変わった。

昔は胡散臭く、誰も寄せ付けないほどの圧倒的な力を見せつけていつも一人だった。

独りで無理しているのに自分は苦しくない、傷ついていないと思わせるかのようなそんな様子だった。

そんな様子も今では感じさせない、いや、胡散臭さは余り変わらないような気がする。

その当時の様子を知っているのはイリスと幸也だ。


 「さて、始めますか」


霊夢は紅魔館の窓を横目で見つつ、宴会の準備が始まった。

そして紅魔館から一匹の烏が飛んで行った。



霊夢が神社を出てもう日が暮れた頃、幸也は今までずっと寝ていた。

幸也は一度寝るとなかなか目を覚まさない。


 「スゥ~スゥ~、スゥ~・・・・・・・!」


すると誰かが神社に現れた気配を感じた幸也は、意識を目覚めさせ集中し警戒した。

幸也はその気配が霊夢のではないことは分かっていた。

霊夢の気配は幸也からすると、なんかそこにいるようでいない感覚らしい。


スパン!!!


 「幸也起きろーーーーーーーーーーーーー!!!!!」


 「うるせーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」


いきおいよく障子を開け大きな声で起こしてきたのはイリスだった。

あまりの大声にイラついた幸也はイリスの腹に蹴りをかました。


 「痛い!!」


蹴りをくらったイリスは勢いよく吹っ飛んだ。

幸也が怒りが治まらないのか追い打ちをかけようと吹っ飛んだイリスに向かって弾幕を掌から出した。


ドカン!


 「ちょっ、タ、タンマ!!」


弾幕の威力が強く普通に神社の境内に穴があいた位ヤバかった。


 「待たん!人が優雅に昼寝してたら大声で騒ぎやがって!!」


 「おっお前、仮にも鬼の力を持ってるんだから手加減しろよ!!」


 「断る!!!」


幸也はイリスに弾幕を撃ちつつ、近づいて投げ技をくらわせた。


 「ギャフン」


イリスは投げ技をくらい受け身をとったがどうにも幸也の投げ技の威力が強かったため暫く動けなかった。


 「全く。用件はなんだこのバカ吸血鬼」


幸也は怒りが若干収まったので、力を抑えた。


 「ああ、今からちょっと付き合え」


イリスが真面目な顔で言った。

仰向けになりながら。


 「・・・俺そっち系じゃないんで勘弁してくれ」


幸也は少しイリスと距離を取った。


 「違うから!!そっちの意味じゃねぇよ!!」


イリスは心外と言わんばかりの勢いで立ち上がった。


 「いや知ってる(やっぱりからかいがいあるな)」


幸也はイリスをちゃっかりからかっていた。


 「ええい、つべこべ言わずに来い」


幸也とのやり取りが面倒に感じたイリスは、幸也の服の襟を捕まみ引きずられるかのように神社を出て行った。


暫くして、幸也はイリスに連れられた場所が、


 「おい、なんで冥界まで連れてこられなくちゃいけないんだよ」


そう、幸也はイリスに冥界まで連れてこられた。

冥界、閻魔により裁かれ罪の無い死者となった魂が成仏するか転生するまでの間幽霊になって過ごせる場所。

そして冥界にある非常に長い長い一本道の階段を上ると、そこには白玉楼というお屋敷がある。

さらに今の季節だと綺麗な桜で埋まり、その余りにも美しさにそこに住まう幽霊が成仏するか転生するか忘れて留まってしまうほど美しい。


 「まあいいからさっさと行こうぜ!」


イリスはそう言うと幸也を後ろから押した。


 「おっおい!押すな押すな!!」


 「急げ急げ!!」


幸也は躓きながらも白玉楼まで続く長い長い階段を上っていった。


幸也とイリスが階段を登り詰めると白玉楼に着いた。

広い庭園、数えるのが面倒なくらい桜の木が植えてありとても美しい。

だが普段は幽霊ばかりで静かな場所が、今はとても賑わっていた。ガヤガヤガヤガヤ


 「あ!来たわね幸也」


白玉楼に入ってすぐに駆けつけてきたのは霊夢だった。


 「霊夢、これは?」


幸也はまるで夢を見ているかのようにボーっとしてしまった。


 「宴会よ?見て分からないの?」


そこには様々な妖怪や妖精、はたまた少数だが人間などが楽しく豪華な料理や酒を飲み食いしていた。

ちなみにそこには魔理沙にレオ達もいる。


 「わははははは!!ほら呑めよ、呑んで今日は楽しもーー!!!」


そう言って片手に酒の入った瓶を持ちながら叫んでいたのは鬼の証である角を二つ生やし見た目が幼女、伊吹萃香であった。

他の皆も騒ぎながらすごい勢いで呑んでいた。

若干数名は何故か裸になり暴れていたがそこは無視。


 「ほら、この前出来なかったから、今日やろうかと思って」


 「もしかして・・・霊夢が?」


 「何よ、悪い」


あの後霊夢は紅魔館の連中や白玉楼にいる奴らと一緒に宴会の準備を頑張っていた。

場所の提供は紫経由だった。


 「どうせなら花見も一緒にした方が得じゃない」


という理由で。

そんな霊夢は幸也があまり嬉しそうにしないため膨れっ面になった。

それに気付いた幸也は、霊夢の頭を優しく撫でた。


 「そんなこと思うかよ。・・・・・ありがとな、霊夢」


 「・・・」


幸也は嬉しさの余り霊夢を抱きしめた。

霊夢はいきなりの事で驚いたが幸也の胸に頭を預け、霊夢も幸也の背中に手を回し抱きしめた。

二人が抱きしめ合うと、桜が綺麗に散り始めた。

まるで二人を祝福するかのように包み込みながら。

しばらくして二人は真っ赤になりながら、宴会に参加したのだった。


 「あれ、俺って今空気じゃねぇか?」


 「どうやらそのようね。可愛いわよね~、恋してる乙女は」


イリスは自分が空気化しているのに気付くと、紫がいつの間にか酒びんを持ちながら傍にいた。


 「はっ、恋する乙女より妹の方が可愛いと思うがな」


 「相変わらずシスコンよね」


 「シスコンの何が悪い。お前妹ってのはだな」


 「はいはい。その話は向こうでね、妹さん達も待っているわよ」


 「は!!妹達よーーーーー!お兄ちゃんが来たぞーーーー!!!!!」


こうして宴会は翌日の朝まで続き、笑い声が絶えなかった言う。

さてさて次はどのような日常が待っているのか。

次回に続く。

さて今回はこんな感じでしたがどうでしょうか?

詳しい宴会の様子はまた次回と言う事で。

それではさようなら。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ